【レポート】「Whisky Festival 2016 in OSAKA」イベントレポート

160608_img

160608_16月5日(日)、大阪・マーチャンダイズマートにてウイスキー文化研究所主催の「Whisky Festival 2016 in OSAKA」が行われた。関西で5回目になるこのイベント。国内外のさまざまなウイスキーを無料・有料試飲、購入できるとあって、全国から熱心なファンが大きなリュックを背負って駆けつけていた。例えば、サントリーのブースでは「山崎」や「知多」などの樽原酒がテイスティングできたり、フィンランドにできたばかりの新しい蒸溜所『キュロ』のブースでは、ライウイスキーやジンが味わえたりと、レアなお酒のテイスティングを目当てに列ができていた。テイスティングといっても飲み方はストレート。チェイサーのお水を片手に、何種も飲み比べる愛好家の姿が見られた。
160608_3

また、スペシャルなセミナーも開催。「サントリースピリッツ」のチーフブレンダー福與伸二氏や、世界に羽ばたく国産ラム酒 『NINE LEAVES(ナインリーヴズ)』の蒸留所責任者である竹内義治氏など、造り手側の生の声を聞くことができた。ユニークなところでは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会(C.P.A)理事の木榑(こぐれ)博氏による「自宅でも楽しめる、ウイスキーとチーズのマリアージュ」セミナー。大阪・北新地のバー『ジュニパー』高橋さんがウイスキーのダブルテイスターとして加わって開催された。ワイン&チーズとのマリアージュは一般的だが、ウイスキーと意識して合わせる人は少ないのではないだろうか。
160608_2
本セミナーでは、「響 JAPANESE HARMONY」、「メーカーズマーク」、「マッカラン12年」、「アードベッグ10年」の4種に対し、合わせたチーズはモンゴメリー・チェダー、コンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ、カマンベール、ブルー・スティルトンの5種。
「メーカーズマーク」や「マッカラン」とコンテとの組み合わせでは、ミルクティーやアールグレーなど、紅茶のフレーバーが感じられた。存在感が強い青カビタイプのブルー・スティルトンに対しては、「響」がクリーミーなカルボナーラみたいな風味を醸したり、ヨード香の強い「アードベック」のモルトの甘さを際立てたりと、意外とも思える相性を示していた。組合せによっては講師自ら「あまり合いませんね」と苦笑いする相性もあったが、チーズとウイスキーの世界観が広がるセミナーだった。
160608_4
短い時間内に全組合せを試したため、参加者がウィスキーのストレートをテイスティングするペースはかなり速め。せっかくのマリアージュだから、もう少しゆっくり味わいたいという声も聞こえたが、あくまでもこれはセミナー。チーズとのマリアージュを楽しむコツを一度覚えたら、今後はじっくりと相性を楽しむことができる。
このようにウイスキー文化の奥深さが感じられたウイスキーフェスティバル。来年の開催が待ち遠しいところだ。
160608_5