【レポート】謎に包まれたシングルモルト・ウイスキー「ザ・グレンリベット サイファー」

ラベルに香味のヒントとなる暗号が隠されているとか。スペシャルサイトでは味、香りの両者をそれぞれ14の香味表現から6つ選ぶテイスティングゲームに挑戦できる。www.theglenlivet.jp

人は視覚から情報を8割近く得ていると言います。確かに、ある程度の情報があると、だいたい想像できますよね。お酒のブラインドテイスティングは、情報や先入観を遮断し、純粋に香りや味わいを理解するのに格好の手段であります。

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今回ブラインドテイスティングで味わったのは、今年8月に発売されるシングル・モルト「ザ・グレンリベット」の最新作。「ザ・グレンリベット」はスコットランドで1824年創業以来、世界で3秒に1本売れているほど、世界中のモルト愛飲家に愛されるシングルモルト・ウイスキーです。その最新作「ザ・グレンリベット サイファー」は謎のウイスキーをコンセプトに、熟成樽の種類、熟成年数、テイステティングノートなど情報は、非公開のまま発売されます。

発売に先駆けた試飲会。ミステリアスな雰囲気を纏った重厚な黒のボトルが、お披露目されました。続いて目隠しをし、事前情報のないウイスキーの試飲がスタート。真っ暗の中嗅覚と味覚を研ぎ澄ませ、鼻に近づけると、香りはレーズンやアプリコットのような甘く華やか香り。少量口に含むと、ハチミツやキャラメルトフィのようなこってりした味わいもあるような…。アルコール度が高く、その刺激でシナモンのようなスパイシーさも感じられる? 集まったウイスキーファンの皆様と感想を言いながら、味あわせていただきました。

…果たして、その結果は?

「ザ・グレンリベット サイファー」は8月8日(月)から発売スタート。日本での販売本数は、創業年数にちなんだ限定1824本。全国の選りすぐりのバーでのみでの扱いとなるため、見かけたらぜひお試しを。夏の夜にミステリーなウイスキーを味わってみてください。

「ザ・グレンリベット」ファンが集った会場。来日した同醸造所のグローバルブランドアンバサダーのイアン氏が軽快なトークで盛り上がった後、いよいよ試飲に。視覚を遮断すると、一気に味覚に自信がなくなってくるが…。
「ザ・グレンリベット」ファンが集った会場。来日した同醸造所のグローバルブランドアンバサダーのイアン氏が軽快なトークで盛り上がった後、いよいよ試飲に。視覚を遮断すると、一気に味覚に自信がなくなってくるが…。
ラベルに香味のヒントとなる暗号が隠されているとか。スペシャルサイトでは味、香りの両者をそれぞれ14の香味表現から6つ選ぶテイスティングゲームに挑戦できる。www.theglenlivet.jp
ラベルに香味のヒントとなる暗号が隠されているとか。スペシャルサイトでは味、香りの両者をそれぞれ14の香味表現から6つ選ぶテイスティングゲームに挑戦できる。www.theglenlivet.jp

 

●問合せ/ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
電話03・5802・2671

 

【レポート】半夏生(はんげしょう)を復活させよう!

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「半夏生(はんげしょう)」をご存知だろうか?

半夏生とは、二十四節気には含まれない歴日のことで、夏至から11日目。今年は7月1日になる。古くから関西では、秋の豊作を願ってタコを食べる日とされていたのだが、最近では知る人もめっきり少なくなってしまっている。そこで、この伝統を復活させようと、明石のタコを味わうイベントが開催された。

会場となったのは、日本酒「福寿」などで知られる『神戸酒心館』内の料亭『さかばやし』。企画者は関西の飲食店のプロデュースなどを行っている曽我和弘さんだ。

「かつて農家では、半夏生までに田植えを終わらせないと、秋の収穫に影響が出ると言われていました。そこで、農作物がタコの足のようにしっかり根付くようにと、豊作の願いを込めてタコを食べていたんです」と曽我さん。田植えの季節は日に日に暑さが強まり、疲労もたまっている頃。タコに含まれるタウリンは疲労回復効果もあるので、理に叶った食材でもあるようだ。

この日は、明石蛸の食べ比べに始まり、もろみ漬け、お造り、磯部揚げ、茶漬けなど、日本酒「福寿」とともに、タコのフルコースがふるまわれた。多彩な調理法と味わいに、改めて明石蛸の魅力を感じるひとときとなった。
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先付はシンプルに湯がいたもの(緑の皿)と、日本酒「福寿」に1時間漬けて湯がいたもの(黄色い皿)を食べ比べ。
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もろみ漬けと燻製。濃厚なタコの旨みともろみが好相性。燻製は驚くほど力強い味わいで香り豊か。
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刺身は霜降り、叩き、生造りの3種盛りで。どれも素材の良さがしみじみと感じられる美味しさ。

明石のタコは太く短い足が特徴で、明石沖で甲殻類などの豊富なエサが食べられることで、味がよくなるという。確かに、噛むほどに味が感じられ、濃厚な旨みの余韻がいつまでも口に残る。ここに酒を合わせるのは何とも至福のひと時だ。これらの料理は『さかばやし』にて7月いっぱい提供される。

今年の7月1日は、ぜひこの美味しい風習を思い出して、明石蛸を堪能しようではないか。
主催/神戸酒心館
神戸市東灘区御影塚町1-8-17

【ミドコロ】2016年7月号~編集者の想い~

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梅雨本番。ジメジメした季節が終わると、一気に夏がやってきます。今年は暑くなるそうですが、このシーズン、不快指数の高い夜はリフレッシュの一杯が、暑い夜はクールダウンのためのグラスが必要…ということで「あまから手帖」7月号では、この夏を爽快に盛り上げる「酒場」を特集。

夏なら、こんな【お酒】をこんな【アテ】とこんな【シーン】で楽しんで!を主軸に展開する全60ページ。例えば巻頭に登場の作家・勝谷誠彦さんは「夏こそ立ち呑み」を推奨。その他、微発泡ワイン×ピンチョス×ビル街の谷間、スリランカ料理×黒ビール×川沿い、自然派マッコリ×ドラム缶焼肉×路面オープンエア…と、夏ならではの楽しみをご紹介。ちなみに著述家の江 弘毅さんのエッセイは「夏はぬる燗」。この時期に良いワケとは?

またこの季節に外せない【ビール】ですが、今年はちょっと様子が違います。何でも「できたて」がいい時代、ビールも「作りたて」が一番!ということで、街なかでビール醸造を始めた京阪神の3軒に注目。今年のビールは「醸造酒場」で、また毎年恒例、だけどますます美味しく・楽しくなっている【ビアガーデン】でお楽しみください!

後半は、日本酒コミックの金字塔『夏子の酒』の著者である尾瀬あきら先生と主人公・佐伯夏子の【夏の日本酒】バーチャル対談に始まり、夏仕様な日本酒が飲める居酒屋をご紹介。

そのほか、大阪のリトル沖縄【大正】を石垣島育ちのライターが案内するハシゴ酒ルポ、気鋭の若手バーテンダーによる【サマーカクテル】、オリンピックイヤーならではの【ブラジルの酒】案内、神戸港開港150年の節目に訪れたい【旧居留地案内】…と、夏にぴったりの酒場情報を詰め込みました。

さて、今日もアツい夜になりそうです。誰と、何をアテに、どこで?の時に、いいアテ満載の一冊、夏の保存版になること間違いなしです!

人気の巻頭連載は、関西ならではの旬魚を北新地の名店『さえ喜』が握る「瀬戸内の1カン」に、“本気の”プレミアム商品に迫る「ひと匙のバブル」。巻末連載、各界の女性の活躍を追う「女流jo ryu」には大阪・箕面の『箕面ビール』が、居酒屋探訪家・太田和彦さんが「割烹」に挑戦中の「ぼちぼち割烹」では、大阪・東天満の『なにわ料理 有(ゆう)』が登場します。

7月号は、[夏の日本酒]と[夏野菜の炊合せ]を[美人女将]のいる居酒屋で、のワンシーンが目印。ぜひ手に取ってお買い求めください!

 

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最新7月号の目次はこちら

【6/11オープン】N.Yのブラウニー専門店が京都へ!

NYオリジナル1836円(6個入)。「オリジナル」は、濃厚な味が人気の定番・チョコレートブラウニー。ほかに、パウンドケーキのような「ブロンド」、ドライチェリー入り「レッド」、チョコチップたっぷり「ダブルチョコ」、くるみを練りこんだ「ウォルナッツ」

ニューヨークの人気ブラウニー専門店『Fat Witch Bakery (ファット ウィッチ ベーカリー)』。
創業者のパトリシア ヘルディングさんは、もともとウォール街で忙しく働いていた。母譲りのレシピで焼いていたブラウニーが同僚の間で大好評だったことが、店を始めるきっかけになったという。今では、観光客が大勢訪れるNYの人気スポットになっている。砂糖は少なく、バターとチョコレートをたっぷり使用した「崩れたひとかけらでも満足できる」濃厚な味わいだ。

6月11日に海外店舗初となる京都店がオープンした。下鴨にある店の目印は、もともと呉服店だったという真っ赤な壁。

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「受け取り処」と称し、基本的に予約購入のみの販売を行っている。これには“おもてなし”の気持ちが込められており、客が売切れや行列に並んだりすることなく、スムーズに購入できるようにという配慮からだ。

予約は、店頭はもちろん、電話・ファックス・ウェブで行うことができる。全12種の定番フレーバーがあり、うち6種類がNYのレシピ、残り6種は日本限定となっている。さらに、店舗受け取り限定で「ゆず」「抹茶あずき」「ごま」3種のフレーバーを用意。特別感のあるお土産は、喜ばれること間違いなしだ。

「オリジナル」「ゆず」「抹茶あずき」「ごま」が入った京都限定の京都小箱1620円(4個入)。よく見ると魔女のイラストの下には京都の街が描かれている
「オリジナル」「ゆず」「抹茶あずき」「ごま」が入った京都受け取り処限定の京都小箱1620円※税込(4個入)。よく見ると魔女のイラストの下には京都の街が描かれている

 

 

NYオリジナル1836円(6個入)。「オリジナル」は、濃厚な味が人気の定番・チョコレートブラウニー。ほかに、パウンドケーキのような「ブロンド」、ドライチェリー入り「レッド」、チョコチップたっぷり「ダブルチョコ」、くるみを練りこんだ「ウォルナッツ」
NYオリジナル1836円※税込(6個入)。「オリジナル」は、濃厚な味が人気の定番・チョコレートブラウニー。ほかに、パウンドケーキのような「ブロンド」、ドライチェリー入り「レッド」、チョコチップたっぷり「ダブルチョコ」、くるみを練りこんだ「ウォルナッツ」

 

 

基本的にブラウニーは予約販売だが、「オリジナル」だけは店頭でも買うことができる。また、マグカップやトートバッグなども店頭購入可能だ。ちなみに、このキュートな魔女のイラストは、パトリシア ヘルディングさんがデザインしたもの。
基本的にブラウニーは予約販売だが、一部の商品は店頭でも買うことができる。また、マグカップやトートバッグなども店頭購入可能だ。ちなみに、このキュートな魔女のイラストは、パトリシア ヘルディングさんがデザインしたもの。

 


 

『ファット ウィッチ ベーカリー』日本初上陸!

●問合せ/ファットウィッチベーカリー 京都受け取り処
京都府京都市左京区下鴨東半木町67-6
電075・275・0194 営10:00~18:00(火曜定休)
予約や詳細は http://www.fatwitch.co.jp/

【レポート】料理マスターズ ブランド認定コンテスト 第4回関西大会

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去る6月19日(日)、大阪ガス・ハグミュージアムにて「料理マスターズ」ブランド認定コンテスト 第4回関西大会が行われた。「料理マスターズ」は2010年に農林水産省が創立した料理人顕彰制度。食と農をつなげる活動をしている料理人を表彰することで、食材の産地を元気づける活動を奨励し、その活動を拡大・普及させることを目的としている。今回は加工品をテーマに、「料理マスターズブランド」認定商品のコンテストが実施された。

本選では近畿・中国・四国地方から8品目がノミネート。審査員の試食の後、各商品のプレゼンテーションが会場にて行われた。原料の生産・製品生産に対するこだわりや思いが熱く語られた。そして厳正な審査により選ばれたのは、広島・世羅町『農事組合法人 世羅幸水農園』の「なしのチャツネ」、兵庫県養父市『大徳醤油(株)』の「ほたるいか魚醤」、香川県善通寺市『(株)高畑精麦』の「ヌードグラノーラフルーツ」の3商品。

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審査委員長であり、第1回料理マスターズブロンズ賞受賞者である『レストラン カハラ』の森 義文氏から認定証を受け取った3名は歓びの表情を浮かべていた。

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【レポート】アンバサダーシェフが魅せる、“ニュージーランド牧草牛”イベント

ケネディさん

去る6月10日、ニュージーランド牧草牛の魅力を紹介するイベント「アンバサダーシェフが魅せる、ニュージーランド牧草牛」が開催された。シェフによる実演調理もあると聞き、期待を膨らませながら会場へ。まずは『ビーフ アンド ラム ニュージーランド』日本代表のジョン・ハンドルビーさんによる、この牧草牛の説明から。

ジョン・ハンドルビーさん

ニュージーランドの広大な自然の中で栄養豊富な牧草だけを食べて、のびのびと育てられているニュージーランド牧草牛。「鉄分」、アンチエイジング効果が期待されている「オメガ3脂肪酸」などの栄養素が、穀物を飼料とする牛よりも多く含まれているそうだ。さらに、「低カロリー」「低脂肪」「低悪玉コレステロール」というから、健康に気を使う世代には特に嬉しい牛肉である。これまでにBSE(牛海綿状脳症)や口蹄疫の発生もなく、安全性も高いとのこと。

さて、肝心のその味は?

ケネディさん

いよいよ、ニュージーランド北島のパーマストン・ノースでレストラン『ネロ レストラン』を経営するアンバサダーシェフ、スコット・ケネディさんによる実演調理が始まった。巨大なスクリーンの前で、ケネディさんが大きな肉を豪快に切り分けながら、部位や調理の説明を行う。本日のメニューは、スパイスや香草をふんだんに使った2品だ。
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「チャックロール(牛肩ロース)の蒸し焼き ベビーキャロットのタイム風味ローストとサルサ・ヴェルデを添えて」ローズマリーとニンニクで風味風味付けした肉に、爽やかなサルサ・ヴェルデソースがよく合う。
肉写真②

「ナーベルエンドブリスケット(トモバラ)のスパイシースローロースト」

香辛料を揉み混んだ肉をオーブンで10時間かけてゆっくり火を通し、しっとり柔らかく仕上げる。白菜や赤タマネギ、香草などのコールスローサラダを添えて。

シンプルな調理だけに、どちらも力強い肉の旨みが感じられた。

肉写真③肉写真④

この後はスペアリブ、パイ包み焼き、すき焼きなどをブッフェスタイルで堪能。様々な調理法で赤身の美味しさを味わうことができた。

関西で取り扱っているのはイタリアンレストラン『リセラ リナーシェ』(福島)と、ニュージーランドカフェレストラン『キウィ ハウス』(宝塚)の2店舗のみ。ヘルシーな赤身肉の美味しさ、ぜひ一度お試しを。

 

●問合せ/ビーフ アンド ラム ニュージーランド
電03・6277・4611
詳細はhttp://newzealand-beef.jp/

海外で人気が高まる“SAKE” 世界最大規模の日本酒品評会

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去る5月に日本一の酒処・兵庫県で、世界最大規模の日本酒品評会が開かれた。世界的権威のあるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門だ。審査員は日本人、外国人で構成され、審査はブラインド・テイスティング。嗜好に偏らず、公平な審査で知られる。残念ながら関西の酒は入らなかったが、金メダル受賞酒の中から部門ごとにトロフィー受賞酒9品が選ばれた。なかでも高知の『土佐酒造』のスパークリング酒「匠(ジョン)」、秋田『浅舞酒造』の「天の戸 純米大吟醸」の軽く透き通った後口は、夏酒向きだ。最も評価が高かった一銘柄に授与される「チャンピオンSAKE」は、2016年7月にロンドンで発表される。

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※IWC2016「SAKE部門」の詳細は「酒サムライ」www.sakesamurai.jp

【レポート】「Whisky Festival 2016 in OSAKA」イベントレポート

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160608_16月5日(日)、大阪・マーチャンダイズマートにてウイスキー文化研究所主催の「Whisky Festival 2016 in OSAKA」が行われた。関西で5回目になるこのイベント。国内外のさまざまなウイスキーを無料・有料試飲、購入できるとあって、全国から熱心なファンが大きなリュックを背負って駆けつけていた。例えば、サントリーのブースでは「山崎」や「知多」などの樽原酒がテイスティングできたり、フィンランドにできたばかりの新しい蒸溜所『キュロ』のブースでは、ライウイスキーやジンが味わえたりと、レアなお酒のテイスティングを目当てに列ができていた。テイスティングといっても飲み方はストレート。チェイサーのお水を片手に、何種も飲み比べる愛好家の姿が見られた。
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また、スペシャルなセミナーも開催。「サントリースピリッツ」のチーフブレンダー福與伸二氏や、世界に羽ばたく国産ラム酒 『NINE LEAVES(ナインリーヴズ)』の蒸留所責任者である竹内義治氏など、造り手側の生の声を聞くことができた。ユニークなところでは、NPO法人チーズプロフェッショナル協会(C.P.A)理事の木榑(こぐれ)博氏による「自宅でも楽しめる、ウイスキーとチーズのマリアージュ」セミナー。大阪・北新地のバー『ジュニパー』高橋さんがウイスキーのダブルテイスターとして加わって開催された。ワイン&チーズとのマリアージュは一般的だが、ウイスキーと意識して合わせる人は少ないのではないだろうか。
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本セミナーでは、「響 JAPANESE HARMONY」、「メーカーズマーク」、「マッカラン12年」、「アードベッグ10年」の4種に対し、合わせたチーズはモンゴメリー・チェダー、コンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ、カマンベール、ブルー・スティルトンの5種。
「メーカーズマーク」や「マッカラン」とコンテとの組み合わせでは、ミルクティーやアールグレーなど、紅茶のフレーバーが感じられた。存在感が強い青カビタイプのブルー・スティルトンに対しては、「響」がクリーミーなカルボナーラみたいな風味を醸したり、ヨード香の強い「アードベック」のモルトの甘さを際立てたりと、意外とも思える相性を示していた。組合せによっては講師自ら「あまり合いませんね」と苦笑いする相性もあったが、チーズとウイスキーの世界観が広がるセミナーだった。
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短い時間内に全組合せを試したため、参加者がウィスキーのストレートをテイスティングするペースはかなり速め。せっかくのマリアージュだから、もう少しゆっくり味わいたいという声も聞こえたが、あくまでもこれはセミナー。チーズとのマリアージュを楽しむコツを一度覚えたら、今後はじっくりと相性を楽しむことができる。
このようにウイスキー文化の奥深さが感じられたウイスキーフェスティバル。来年の開催が待ち遠しいところだ。
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【レポート】大阪限定!マレーシアのご当地バーガー

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国内外に163店舗を展開する『ハードロックカフェ』。ワールドバーガーツアーと称して、各地で世界のご当地バーガーを提供しているのだが、今回大阪店でマレーシアのペナン島やクアラルンプールの「ペルチック・バーガー」が登場したと聞いて、試食会に参加してきた。

ペルチック・バーガーは2180円とやや値は張るが、ジューシーな肉々しいパテとフレッシュな野菜に、カリッとフライドオニオンが程よいアクセント
ペルチック・バーガーは2180円とやや値は張るが、ジューシーな肉々しいパテとフレッシュな野菜に、カリッとフライドオニオンが程よいアクセント

 

まず驚くのはその大きさ。高さは10㎝近くありそうだ。バンズには240gもの大きなUSビーフパテ、フライドオニオン、キュウリ、レタス、トマトがぎっしりと挟まれ、ターメリックやコリアンダー、チリといったスパイスが効いた「ペルチックソース」がたっぷり。とにかくボリューム満点、迫力満点のハンバーガーなのだ。マレーシアをイメージした爽やかなオリジナルカクテル「メロンパルーザ」と共にぜひ。

メロンパルーザ1080円は、パイントグラス付きで1680円。フルーツの美味しい国・マレーシアらしいカクテル
メロンパルーザ1080円は、パイントグラス付きで1680円。フルーツの美味しい国・マレーシアらしいカクテル

6月25日までの期間限定で、期間中は対象商品を注文すれば景品や、クアラルンプール往復航空券(対象商品含め総額5000円以上利用の場合)が当たる抽選会、さらにマレーシア特別限定ツアーを用意しているなど、とにかく気になる特典が盛りだくさん。

マレーシアの有名シンガーYUNA(ユナ)やロックバンドのミュージックビデオをBGMに「ペルチック・バーガー」を頬張れば、気分はすっかりマレーシアだ。

試食会では駐日マレーシア特命全権大使、ダト・アハマッド・イズラン氏と、マスコットキャラクターであるテングザルのテンちゃんも登場
試食会では駐日マレーシア特命全権大使、ダト・アハマッド・イズラン氏と、マスコットキャラクターであるテングザルのテンちゃんも登場

 


 

大阪限定!マレーシアのご当地バーガー発売

ハードロックカフェ大阪

●大阪市中央区南本町3-6-14 イトゥビル1F
電話06・6120・5711 営11:30~23:00、金曜~24:00
主催:マレーシア政府観光局/ハードロックカフェ大阪
後援:マレーシア航空株式会社/株式会社旅工房
 

 

【レポート】京都の老舗が探る、精進料理のあした

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老舗料理店の後継者で組織する「京都料理芽生(めばえ)会」。創立60周年の記念事業として昨年一年間にわたって取り組み、本誌でも取り上げた「精進料理」のイベントが、今年も開催されることになった。

「精進料理」の歴史や文化への理解を目的に開催されたこの事業、今年は「現代」と「これから」に照準を合わせ、4つのテーマで精進料理の魅力に迫る。

第六回「ハレの精進」 大徳寺 本坊(終了)
第七回「精進解体新書」東福寺 大慧殿(6/30開催予定)
第八回「Global Shojin」天龍寺 宝厳院(9/14開催予定)
第九回「普茶と精進」萬福寺 松隠堂(10/12開催予定)

2016年のスタートとなる第六回のテーマは、「ハレの精進」。
テーマに沿う形で、一般非公開の国宝・大徳寺 本坊で開催された。

0冒頭のテーマ講演では、「雲林院」住職の藤田寛蹊氏を迎え、「禅寺のハレの日」について、また、人に食べてもらう気持ち(もてなしの精神)──特別=豪華ではなく、本来手に入る食材に手間を掛け、心を込めて作ることが「ハレの演出」になるなどと講じた。

参加者らはこの後、聚楽第の遺構と伝わる唐門や枯山水庭園、法堂龍など文化財を見学。「国宝でハレの日の精進料理を味わうという、まさに一期一会の会」と同会会長『木乃婦』高橋拓児さんの言葉に力がこもる。

ハレの日と精進料理は、一見関係のないように見える。だが、参加者は振る舞われた精進料理を味わいながら、メニューに込められた「もてなし」の心を探す。料理や食材に表れる、もてなす側の「主」が「客」を思う姿勢。参加者はテーマ通り「特別」なひとときを過ごした。

同日振る舞われた料理(以下、抜粋)

1■食前酒(『美山荘』)/るつ(『泉仙』)/前菜(『直心房さいき』『玉屋』)

料理で松竹梅、器で鶴亀と「めでたさ」を表現。前菜は、大徳寺納豆や梅長芋蜜煮、昆布だしで炊いたキュウリなど。白和えの完熟金柑は手に入りにくいものを使用することで「ハレ」を表現したという。
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■汁物/トマトの茶巾 ブロッコリーすり流し(『美山荘』)

「幸せを包み込む」という意味をもつ茶巾を、冷たいすり流しで。だしを取った大豆、マッシュルームなどを射込んだ茶巾を、トマトのクリアウォーター、大豆だしで。すり流しは、グルタミン酸たっぷりのブロッコリー。トマトとの旨みの相乗効果を狙った。豆乳ホイップでコクをプラス。厚みがありながらも初夏らしい爽やかな一皿に。
5■揚物/ホワイトアスパラ 赤万願寺唐辛子 昆布味噌(『山ばな平八茶屋』)

■酢物/東寺巻 新蓮根麹漬 芽紫蘇 酢味噌(『みやこ鳥』)
揚物は、紅白の色合いと「鯛のお頭付き」を意識した丸ごと1本のホワイトアスパラ。食感を生かすため、ホワイトアスパラは70℃で30分火を入れた後さっと揚げ、赤万願寺唐辛子は150℃で揚げた後、冷水にくぐらせるなど、食べ手を思う“手間”でハレを表現した。

 

5-2酢物は、桂剥きにした大根と長芋、ミョウガ、三つ葉を湯葉で包んだ東寺巻。見事な断面、中央には「貴船神社」境内に自生する貴重な三つ葉が。

 

●問合せ/「精進料理の世界へ」事務局(京都新聞COM内)電075・241・6170(平日10:00〜17:00)