【5/1~開催】京都の農家と高校が開発した「武士米」も登場!グルメスタンプラリー

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江戸・徳川時代には淀川水運の重要な港町・宿場町として栄えた京都・伏見。近年では伏見産の野菜のクオリティーに着目した飲食店が増加中。個性ある野菜料理でお客をもてなしている。そんなエリアで町興しの飲食店によるスタンプラリーが5月から開催される。
伏見産の野菜や中嶋農園「ヒノヒカリ」に加え、注目の食材は何と言っても「武士米」だ。中島農園の生産する黒米(餅米)ことで、伏見城にいた徳川家康が自分の部隊を強くるために食べさせたという言い伝えから、京都すばる高校の生徒によって名付けられたもの。まだまだ生産量の少ない食材を使ってどのような料理に変化するのか、今から楽しみだ!

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伏見グルメ スタンプラリー

□日時:2017年5月1日(月)~6月30(金)
□場所:京都・伏見エリアの飲食店7店舗が参加
*(参加店)お好み焼き鉄板焼きテッペン、手打ちうどん福来たる、納屋町ワイン食堂カガネル、洋食屋コートレット、Chineseきんちゃん、とと河岸、野菜ダイニングchocana ※開催期間中、各参加店舗の定休日等にご注意ください
□内容:期間中に上記参加店舗で600円以上のご飲食でスタンプを押印。期間中に参加店舗すべてのスタンプを集めると、各参加店舗で使える「お食事券2400円分」をプレゼント。その他、伏見グルメスタンプラリー特製「エコバッグ」なども賞品としてあり。

●問合せ/伏見グルメスタンプラリー実行委員会
https://www.facebook.com/fushimi.grally/

福井県食材勉強会開催レポート

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去る2月8日に福井県主催の食材勉強会が、大阪・中之島の『ラ・フェット ひらまつ』にて開催された。『あまから手帖』も参画し、関西の料理人の方々が参加した勉強会の一部始終をお届けします。

●福井県の取り組み
〜福井産食材の魅力を知ってもらい、地域を元気にしたい〜

今回の勉強会の趣旨は、福井県が地形や土質、風土が育てた良質でこだわりの強い食材が豊富であることを料理人の方々に知ってもらい、活用に繋げてもらうこと。近年、福井県は農業後継者の育成や地域活性化を目的として、食材の販路開拓に積極的なPRを展開している。その一環として取り組んでいるのが、「福井ゆかりの店」の開拓だ。「福井ゆかりの店」とは、福井にゆかりのある食材を使った料理やお酒を提供することを条件に、県産食材のサンプル提供や旬の味覚情報、生産現場への案内、フェアの開催支援など、様々な情報提供や援助を行うもの。現在首都圏で200店舗、関西圏で50店舗の登録があり、これらを通じて観光誘客や移住促進に繋げる取り組みも行われている。会の冒頭、こういった福井県の取り組みが県職員によって説明された。
福井県食材勉強会開催レポート

●生商株式会社によるプレゼンテーション
〜福井選りすぐりの10食材を試飲試食と共に説明〜

次に、地元で食材の卸売を行っている生商株式会社の野村社長より、食材紹介が行われた。数ある中から勉強会に抜粋された食材は全部で10種類。コカブ、上庄さといも、とみつ金時、九頭竜まいたけ、香福茸、甘えび、サゴシ、黒龍吟醸豚、地酒、やまぶどう原液。これらがディスプレイされたテーブルを一見し、「ジャンボしいたけ」との異名が頷ける香福茸の傘の肉厚さ、大輪の波打つ花弁のごとき九頭竜まいたけ、シャープな体形ながら肉付きのよいサゴシ、黒龍吟醸豚のピンクがかった肉色の美しさに目がひきつけられた。野村社長の説明を聞くと、その他の食材も個性的で滋味に富んでいる模様。参加者ひとりひとりに食材が盛られた皿が試食用として配られ、プレゼンに熱心に耳を傾けながら、皆が皆、じっくりと吟味する様子はさすが料理人!といったところ。

●素材を活かした調理方説明
〜自他共に認める「とみつ金時大使」大原シェフ(ラ・フェットひらまつ)がミニコースを披露〜

続いては、会場となっている『ラ・フェットひらまつ』の大原正雄シェフ(株式会社ひらまつ)が登場。シェフは、昨年8月に福井県産のサツマイモ「とみつ金時」に出合ったことがきっかけとなり、福井県の食材に着目。店のメニューに取り入れるようになった。今や、その知識は、県職員の方々も脱帽するほどという。特にとみつ金時については、店のグランドメニューに使用するなどかなりの入れこみようで、「とみつ金時大使」と呼んでも過言でないほどPR協力を惜しまない。そしてつい最近、晴れて(?)福井県から「とみつ金時大使」のタスキの授与が行われたそうだ! 勉強会の前に愛らしいデザインのタスキを身につけたシェフの写真を拝見させていただくと、いつもクールなシェフが「ドヤ顔」で写っているのがオツだった。そんな熱い一面が楽しい大原シェフが、紹介の食材を使用したミニコースを用意。
内容は、アミューズに「甘えびのタルタルと とみつ金時のやさしいスープ(使用福井食材:甘海老、とみつ金時)」、魚料理が「サゴシのポワレとこかぶのみぞれ(サゴシ、こかぶ、九頭竜まいたけ)」、肉料理に「黒龍豚のロースト 山ぶどうのエッセンス(黒龍豚、山ぶどうジュース、上庄さといも、香福茸)」。
プリプリした甘えびは、身の甘みとタルタルソースの酸味のハーモニーを楽しめる。とみつ金時を使ったポタージュスープは、焼き芋にしてから裏ごししてスープにしたもので、砂糖を加えずとも甘みたっぷりだ。サゴシは、パリッと香ばしく焼いた皮と弾力のある身、柔らかなフォアグラとの食感の違いが楽しく、ジューシーなコカブが口中に水分を補ってくれる。トッピングした九頭竜まいたけの香りと歯応えもインパクトがある。メインの黒龍吟醸豚は、シンプルにローストに仕上げているが脂がしつこくなく甘みがある。山ぶどうジュースを使ったソースが上品さを演出し、付け合せの香福茸の旨みと上庄さといものしっとり感も脇役ながら主張がある。素材を活かしつつ、創作性に富んだ大原シェフの料理は、これを食べられただけでも参加した価値が充分にあったと、皆が思ったことだろう。

●大原シェフも交えて質疑応答
〜料理のポイントから食材発注方法まで個別に対応〜

ミニコースの試食が終わると、大原とみつ大使も交えて質疑応答が個別に行われた。多く挙った声は、価格や流通コスト、サンプル発注の可否、複数の食材を詰め合わせた発注ができるかという質問。流通については、以前はそれぞれの生産者へ直接発注で、発送も生産者ごとであったため手間とコストがかかったが、現在は生商株式会社が代行発注・発送するので、従前よりは手間とコストがかからなくなったそう。サンプル発注は、食材によって可能なものとそうでないものがある(要問合せ)。各食材を少量詰め合わせにして発注、発送を依頼するのは可能で、福井食材を効率的に活用できるとのことだった。
参加した料理人の方々に勉強会の感想を伺ったところ、「素材の味見だけでなく、調理したものをコース仕立てで試食できたのがとても良かった」「ふだん参加する食材フェアよりも、濃い内容で学べた」「以前から福井食材に興味があったが、流通コストの採算が合わなかった。詰め合わせ発注できると知り、ぜひ、発注したいと思った」「福井ゆかりの店に登録して、食材のPRに協力したい」など、満足度の高さを伺えるコメントだった。
魅力的でこだわりのある食材ながら、生産量の関係で知名度の低いものが地方には様々にある。そういった食材と料理人が出会い、素晴らしい料理となれば、関西の食文化はさらに進化を遂げる。そんな意義が感じられた勉強会だった。
福井県食材勉強会開催レポート

【4月号ミドコロ】奈良、開花

あまから手帖4月号「奈良」特集

東大寺二月堂のお水取りが終わると、奈良に春がくると言われています。県の花である桜は一斉に咲き、街が桜色に染まっていく。同じように、奈良の食シーンも勢いづき、今、満開を迎えています。
「あまから手帖」4月号 奈良特集第一幕は、奈良公園や佐保川、元興寺に氷室神社と、桜の名所が点在する奈良市エリアの紹介。「注目の料理人×春」は、3人の気鋭シェフが、奈良の春の風景を表現。料理の美しさにシェフの土地への想いが重なり、見て、食べて、味わい深い一皿になっています。「奈良を彩る5つの開花」では、新しい“風”を吹かせている店、“地”素材に注目する店、看板を守り“継”いでいく店、新しいスタイルを提案する“菓”子の店、チカラをつけ、明かりを“燈”す店。この5つの新しい動きを紹介しています。

第二幕は、吉野山、大和郡山、桜井という3つの桜のまちで、今注目すべき“食”をご紹介。それぞれの案内人に、地元自慢をしていただきました。
他にも、新定番となる手土産情報や、奈良の人気店『コンフィチュール フミ』の東史さんによるコンフィチュールとそのアレンジレシピなど。丸ごと一冊、奈良の魅力を詰め込みました。観桜と共に訪れ、奈良の魅力を存分に味わってください。
4月号の目次はこちら

【5/14開催】Tシャツがチケット代わり。オリジナルおちょこを片手に日本酒巡り

第八回 京都日本酒ドロップキック

今年も京都中心地の人気飲食店と、京滋を中心に全国各地の酒造が競演する。
このイベント、参加方法がちょっとユニークだ。まず参加店舗にて前売り券1500円を購入(※当日券はない)し、オリジナルのおちょことTシャツを貰う。そのTシャツがチケット代わりになるため、当日はそのTシャツを着用するか見えるように身につけ、おちょこを片手に目当ての店へ行くというのがこのイベントのスタイルだ。参加者が京都烏丸〜河原町周辺を巡る様は、風物詩とも言えるほど定着しつつある。
またリーズナブルな価格設定も魅力だ。1店舗500円で日本酒1ショットと酒肴セットを提供。何店舗まわってもいい。昨年は生酒と肉料理、山廃仕込みとビストロ料理などが供されるなど参加者を大いに盛り上げたが、今年はいったいどんな献立が繰り広げられるのか、今から楽しみだ。
第八回 京都日本酒ドロップキック

京都日本酒ドロップキック

京都の人気飲食店×人気の酒蔵 夢の競演
第八回京都日本酒ドロップキック

□日時: 5月14日(日)12:00〜21:00 ※雨天決行
□場所:京都烏丸〜河原町周辺
□参加費:1500円(当日券なし。前売りのみ)※オリジナルおちょこ・Tシャツ付き
□参加店舗:17店舗
Ken蔵×招徳(招徳酒造)
ごはんや×大治郎(畑酒造)
楽酒菜 まゆめ×十旭日(旭日酒造)
夢処 漁師めし 雑魚や×奥播磨(下村酒造店)
亀山学×弥栄鶴(竹野酒造)
宗 SOU 西洞院店×神蔵(松井酒造)
和ダイニング 一政×羽根屋(富美菊酒造)
Sushi Dining 大八×不老泉(上原酒造)
馳走いなせや×富翁(北川本家)
まんざら亭 三条高倉×月の桂(増田徳兵衛商店)
和鉄板ぞろんぱ×白龍(吉田酒造)
宗 SOU 東洞院店×篠峯(千代酒造)
旬・炭火焼 んまい×喜楽長(喜多酒造)
手水や×美冨久(美富久酒造)
Bistro waraku 柳馬場×玉川(木下酒造)
益や酒店×高千代(高千代酒造)
BAN SAN京色×萩乃露(福井弥平商店)

●問合せ/京都日本酒ドロップキック実行委員会

https://www.facebook.com/sakedpk/

【レポート】関西で活躍する女性菓子職人 パティシエールの饗宴

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴

1960年代から70年代にかけて渡仏、かの地で本物のフランス菓子に触れ、技術を身に付けてきた日本のフランス菓子職人たちを第1世代とすれば、その後に続く第2世代から薫陶を受け、自身もかの地に渡り技術とエスプリを磨き、帰国後にそれぞれの個性を花開かせて活躍する第3世代たち。そんな今、旬なパティシエの中でも関西で活躍する3人の女性菓子職人を一堂に集めて開いた特別レッスン。大阪ガス「ハグミュージアム」 2’ndアニバーサリーを飾ったパティシエールの個性を皿の上に盛り合わせて、スペシャルなアシェット・デセールを仕上げてもらった。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴

老若男女が大好きな和洋の栗。
12のパーツと合わせて、贅沢に食べくらべ。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴関西で活躍するパティシエールをフューチャーして行われた今回のレッスン。母から受け継いだ素朴な焼き菓子にフランス生活で身につけたエスプリを加味、極上の焼き菓子を繰り出して人気を博する『マモン・エ・フィーユ』の松下奈保さん、町工場が密集する東大阪で小さなフランスを表現する『パティスリー・リエルグ』の小森理恵さん、フランス就業でチョコレートの魅力に開眼して以来、チョコレートのある小さな幸せを発信し続ける『ル・プティ・ボヌール』の廣嶋 恵さんら、3人のシェフ・パティシエールがそれぞれの得意分野に注力。焼き菓子の松下さんがビスキュイ、ガトーに定評の小森さんがクリームやチュイル、廣嶋さんがチョコレートとグラスをといった具合に、アシェット・デセールを仕立てるためのパーツを準備。参加者の感性でひと皿に仕上げる、夢のコラボレーションを実現しました。さらに、美と健康の視点から食をとらえ、自らも美食を楽しむ美のカリスマ、『エステ・ド・ヒロ』の有馬ヒロ子さんも登壇。美と食の関係について語ってくれるというゴージャスなイベントとなった。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴

当日は午前、午後の2部を実施。回ごとに違った食材をテーマに、デセールを仕立ててもらうという豪華な内容です。まず午前の部、テーマはマロン。
「老若男女が好きな素材。ゆで栗をペーストにして、ミルクと砂糖を加えたクリームがあるだけで幸せな気分になれる」と語る松下さんの満面の笑みに、会場内の空気もゆるんでリラックス。今回は和栗と洋栗、2種類のクリームを用意するという豪華な仕立てに。
「和栗も洋栗も種類が豊富で、それぞれに微妙な違いを楽しめます」と自店でも栗を使っている小森さん。とは言え、ひと皿に和洋を取り合わせるのは珍しい。
「理由は単純。両方食べられたらうれしい! 食べくらべみたいにしてみたいよね、って私たちが言ったから。シンプルに食いしん坊の願望を実現しただけ(笑)」。
その屈託のなさに、会場にも同感の笑いが広がった。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴今回の洋栗クリームは、リエルグでお菓子に使っているのと同じものを用意。香り華やかなアンベールにサバトンのマロンペーストをブレンド。香りも味わいも濃厚なのが特徴です。さらに松下シェフからはブランデーケーキについてのこだわり、より香り豊かに仕上げるポイントを伝授されました。
「とにかく口溶けにこだわって、発酵バターの上澄のみを使い、オーブンは焼成温度のプラス20℃で予熱して生地の立ち上がりをしっかりとつくること」とすぐにでも実践できるポイントを教えてくれました。グラッサージュショコラは廣嶋シェフのデモンストレーション付き。カカオパウダーを使って手軽に作れるルセットを紹介。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴「作って冷蔵・冷凍保存しておけるので、おうちデザートにも使ってもらえます」と廣嶋さん。
その他にも、小森シェフの和栗クリーム、マロンのコンフィ、松下シェフのサブレとパイ、廣嶋シェフのプティックショコラとショコラのメレンゲをそれぞれに用意。参加者のみなさんにはクレームシャンティーを立ててもらい、マロンクリームを絞ってアシェット・デセールに仕上げてもらいました。基本のクレーム・シャンティ—を作ってもらう実習では、3人のシェフと有馬さんも参加。各実習台を回り、生クリームの混ぜ方や盛り付けのコツ、さらには健康や美容についての質問に答えていました。
「シャンティーは盛りつける直前に、もう一度しっかり混ぜるとキレイに形づくれるんですよ」(松下シェフ)、「盛り付けるときは、正面を自分のほうに向けてバランスを見ながら」(廣嶋シェフ)など、参加者のみなさんもシェフそれぞれのアドバイスを熱心に聞き入りながらの実習でした。

続くお楽しみの試食タイムには、糖質の吸収を抑制する効果が期待されるサラシアを使ったオリジナルカクテルも用意。甘酸っぱいベリージュースとリキュールを合わせて、まずはひとくち。さっぱりとしてベリーの香りが広がり、リキュールのほのかな苦みが尾を引き、スイーツのおいしさもひときわでした。

素材の香りと色をダイレクトに表現。
シンプルで同調したゴージャスな皿。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴午後からの第2部のテーマはナッツの女王、ピスタチオです。
「初回のミーティングで、何をする?って聞かれて私が即答して決定しました」と松下シェフ。めったに食べられないピスタチオのミルフィーユを作りたい!との一言に、2人のパティシエールも同意。スペシャルなピスタチオのミルフィーユが、午後の部の主役に決まりました。ちなみに、松下シェフにとってピスタチオのお菓子は、フランス滞在中の思い出の味だそう。
関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴「地中海を渡って、たびたび遊びに行っていた北アフリカで出会ったのがピスタチオのお菓子。ナッツに砂糖を合わせて丸めただけのシンプルなお菓子でしたが、ナッツの濃厚な香りとすっきりとした味わいに、目からウロコでした。それ以来、ピスタチオは大好きな素材のひとつ」。
そんな松下シェフのリクエストを映したのが、小森シェフが作るピスタチオのクリーム。
「ミルフィーユのパイ生地との相性を起点に、ア・ラ・ミニッツで仕上げられるクリームにしようと考えました。配合はシンプルに、ナッツのおいしさがダイレクトに伝わるよう心掛けました」と小森シェフ。
バターをしっかりと気泡させたブールモンテに、ピスタチオのペーストをたっぷりと合わせて、ごく少量のアーモンドリキュールで香りを加えただけ。口に入れるとパイ生地とからみ、スッと溶けてナッツの香りが広がるクリームです。そのクリームに合わせて廣嶋シェフが用意したのは2種類のチョコレートシート。こちらもシンプルに、ナッツの香りにシンクロするミルクチョコレート、味のコントラストを生み出すブラックチョコレートを合わせました。3人が共有したのはシンプルな仕立てで、との視点。
「今回、組み合わせを考えるにあたって、意見が割れることはなかったですね。不思議と3人で同調して、何をどうするか、ストンストンとまとまっていった」と松下シェフ。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴シンプルな主役を引き立てる脇がためには、松下シェフがクリアな味わいを追求したフランボワーズのコンフィチュールを。
「コンフィチュールは香りが大切。だから私は芳香のしっかりとしたフランス産かセルビア産のブランボワーズを使います。フルーツに含まれる天然成分で適度なトロミに仕上がるから、ペクチンは添加しないの。砂糖だけで煮て、とにかくていねいにアクをすくい取るだけ。それがクリアで上品な味に仕上げるポイント」と自店のコンフィチュールづくりをおしげもなく披露してくれた松下シェフ。
「フランボワーズは脂肪の吸収を抑制してくれる効果もあるんですよ。肉料理のソースとして使われているんのも、理にかなっているというワケです」と有馬さん。
さらに食感のアクセントになり、ゴージャスなビジュアルを演出するためのチュイルを小森シェフのデモンストレーションで。
「水分や湿度に弱く、パリパリの食感がすぐに悪くなるからガトーに使えない」としながら、砂糖とバター、水だけのごくシンプルなルセットと作り方を伝授してくれた。またフィニッシュのデモンストレーションでは、ブライダル施設のレストランでデセールシェフを務めた経験を持つ廣嶋シェフが見せる盛り付けのポイントを伝授。
「今回のパーツは全部で11種類。これだけ色々盛り込んでも、シンプルなお皿を選べば映えますよ」と廣嶋シェフ。
「技法としてよく使うのが、点描と線描。クッキングシートを三角形に折った紙コルネにソースを入れて、先端を細く切って押し出せば、細い線や小さなドットも描きやすいです。太さ、大きさをランダムに、リズムや表情を作るのもおもしろいですよ」とワンポイント。少し盛り付けを変えるだけで、ガラリと変わる表情を楽しめる。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴「甘いものを食べるとき、私が実践しているのが食前にお酢を飲むのと野菜を食べること。甘いものを食べると血糖値が急上昇して体内のコラーゲンを傷つけるんです。
これが肌荒れの原因。また脂肪細胞も増えるんです。お酢を飲んだり野菜を食べることで糖の吸収を抑制し、血糖値の急上昇を防ぐよう心掛けています」と美のカリスマの有馬さん。お酢を飲んだり野菜を食べたりできないときは、ナッツを食べてから食事や甘いものを口にするそうです。
「今回のピスタチオのデセールは、ナッツもたっぷり。美容にもとっても良いんですよ」と女性にはうれしいお話も聞けました。

それぞれが体験したフランスを語り、
その魅力を伝えたトークショーも盛り上がり。

参加者のみなさん、それぞれに仕上げたデセールを楽しみながら、フランスで暮らした経験を持つ4人のトークタイム。フランスでの生活、思い出を語っていただきました。松下シェフは大好きなパリの蚤の市巡りで、お宝のオールドバカラとの出合いについて。有馬さんは日本人である個性を大切に、自分らしさを大切にとの言葉をかけられたかのバレエダンサー、シルヴィ・ギエムとの出合いについて。小森シェフは修業時代に買い集めた料理本を今も大切にとっていると。廣嶋シェフはフランス修業時代に出会ったチョコレート細工から、今に至るまでに力を注いだ細工ものの作品画像を拝借。その精巧な造作に、会場の参加者からも感嘆の声が上がっていました。

関西で活躍する女性菓子職人~パティシエールの饗宴(文/植田唯起子)

【3月号ミドコロ】酒場遺産(レガシー)

酒場遺産

sakaba「100年のこってほしい」そう願わずにはいられない酒場があります。
3月号の『あまから手帖』はそんな酒場の特集です。
タイトルはズバリ『酒場遺産(レガシー)』。
平成になってもうすぐ30年。若い人は酒を呑まなくなり、高級居酒屋も増えました。昭和から続く酒場はどんどん姿を消しています。
そんな中で、ずっとのこっていてほしい、安くて旨い、ときどきおもろい。心にも懐にも染みる昭和の名酒場だけを集めました。

巻頭グラビアには、ドラマ「深夜食堂」「真田丸」でお馴染みの俳優・綾田俊樹さんにご出演いただきました。続いて店を語る絶品、呑みたくなるおでん、80年以上続く大バコなど、味のある酒場がズラリ。
さらに、中島らもさんの元担当編集者・小堀 純さんや、『50年酒場へ行こう』の著者・大竹 聡さん、居酒屋をこよなく愛する作家・太田和彦さん等によるエッセイも充実しています。学生街の酒場や宣伝酒場も登場しますよ。
読めば酒場が愛おしくなる、酒を呑みに行きたくなる。そんな1冊を編み上げました。

3月号の目次はこちら

「アルトゥーロ・サンチェス×カセント」ガストロノミーボックス発売!!

「アルトゥーロ・サンチェス×カセント」ガストロノミーボックス

『スペイン最高峰のハモン・イベリコと、世界が注目する三ツ星レストラン初のコラボレーション』。
スパニッシュという枠を超え国内外の食通を満足させる『カセント』福本伸也シェフが、“美食の宝石”と称される「アルトゥーロ・サンチェス」の生ハムを使ったオリジナルレシピを考案。さらにソムリエの大山達也氏が生ハムコレクションとのベストマリアージュワインをセレクト。『カセント』ならではの入手困難なワインセレクションと個性豊かな5種の生ハムをセットにしたガストロノミーボックスが実現。

「アルトゥーロ・サンチェス×カセント」ガストロノミーボックス
□商品名:美食の宝石-Gastronomy Box-
□予約受付:2017年2月~4月中旬
□価格:35000円(3回分/税別)
□お届け期間:2017年4月下旬から6月下旬、毎月1回

●問合せ/兵庫通商
電話:078・341・5532(10:00~17:00 ※土・日・祝日と平日11:50~12:50を除く)
http://www.foodentic.jp/SHOP/gastronomy-box.html

【Item】医療用メスにも使用される高密度セラミックナイフ

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皆さんは庖丁(ナイフ)を選ぶときの基準ってお持ちですか?
願わくば扱いやすく、そして丈夫で切れ味が長持ち。そんな想いを叶えるナイフとしてセラミックナイフが訪日外国人のお土産としてもシェアを増やしています。

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東レから発売される「セラミックナイフ」は、軽い・サビない・食品への臭い移りも少ない・食洗機に対応。加えて密度が高く均質な東レのジルコニアセラミックス「トレセラム®」を100%使用し、他社にはなし得ない乾式高圧プレス製法により切れ味と長持ちを実現している。

●商品の問合せ/東レインターナショナル株式会社 電子情報材料・水処理・環境部門 ライフグッズ部大阪販売課 電06・6445・4224(平日9:00〜17:00)

イタリアと日本の発酵文化を掛け合わしたチーズ誕生!!

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『あまから手帖』2017年2月号、あまかると内でご紹介した和歌山のチーズショップ『コパン・ドゥ・フロマージュ』。記事でも掲載させていただきましたが、店主の宮本喜臣さんから、長年試行錯誤を重ねた、新しいチーズが完成したとご連絡がありました。

生乳と塩で作られるチーズを、醤油もろみで仕込んだその名も「モロミ・フォルマッジョ」。湯浅町の醤油蔵『丸新本家』の丹波の黒豆100%で仕込まれた熟成醤油もろみを使用。「旨みと味噌のようなコクがあるので、日本酒に合いますし、ご飯やパスタにかけても美味しい!」と宮本さん。

現在、このプロジェクトの支援者を、クラウドファンディング『Makuake』で募っているそうです。リターンとしてそのチーズを試食できたり、完成披露パーティーに参加できるそうですよ。ご興味ある方はチェックしてみてください。

★和歌山・湯浅しょうゆのもろみで仕込んだ、日本酒と愉しむ旨味チーズ
https://www.makuake.com/project/umamicheese/

【2月号ミドコロ】旬、極まる 京都

あまから手帖2月号

あまから手帖2月号は、京都特集です!桜の春、紅葉の秋に注目されがちですが、今回は冬の魅力に注目。

まず巻頭企画では、生粋の京都人3人に「二月の旬味 見どころ」をお尋ね。すると、口を揃えて「京都は二月がいいんですよ」というお答えが!編集部では、その冬ならではの食の愉しみに迫りました。

あまから手帖 2月号「旬、極まる京都」街は節分祭や観梅で賑わい、飲食店では身体を温める美味が並びます。
なかでも、昔から寒さ凌ぎの料理として大切にされているあんかけや蒸し物、滋味を増した野菜、身を肥やした魚などの素材を生かした料理は、他の季節にないご馳走です。
料理人の感性や技を生かした和食店は、懐石料理店や割烹、気安い居酒屋におでん屋など、
さまざまなジャンルをピックアップし、気分で選べるラインナップに。新店が増えたイタリアン・フレンチは、この冬、食べるべきスペシャリテを教えていただきました。また、わざわざ足を運びたくなるランチに、お土産情報まで網羅。

ぜひ、弊誌片手に冬の京都に訪れてみてください。
2月号の目次はこちら