燗酒をゆるり

燗酒をゆるり

ここ数年、日本酒人気が高まってきたことで、燗酒に注目する店も増えてきています。冷酒とはまた違い、じんわり身体に沁みてくる燗酒。温度を上げるとお酒の味わいは変化します。それだけに上手に温めてくれるお店の人がいれば、より、味わいは魅惑的に昇華します。どの温度を目指すかも大事なポイントです。もちろん、そのお酒をさらに旨くするアテの存在も重要。あなた好みのマリアージュを見つけてみませんか?
今月もあまから手帖編集部が厳選した飲食店リストを閲覧できる、会員限定コンテンツ「レストランリスト」の中から5軒、ピックアップしています。秋の夜長に燗酒一献。日本酒、初心者の方も是非、試してみてください。


よばれや

奈良・ならまち 居酒屋

よばれや
ならまち散策の帰りに立ち寄りたくなる酒処。「花巴(はなともえ)」や「金鼓(きんこ)」など、今や全国的な人気を誇る個性いっぱいの奈良の酒が中心。「熱めに燗をし、ゆっくり温度が落ちていく時の変化を楽しんで」と店主。上品なお味に仕立てた名物の創作おでんを肴にいただきたい。


魚とお酒 ごとし

京都・高倉二条 居酒屋

魚とお酒 ごとし
魚料理を引き立てる酒はやはり燗酒とばかりに年中、燗酒を推す酒亭。思い入れが深いという鳥取の「日置桜」だと、あえて70℃とかなり高温まで上げて薦める。燗の温度帯に加え、自らお酒を熟成させたり、酒の旨みが開く時を見計らってくれるのも嬉しいところだ。


若水

京都・鞍馬口 居酒屋

若水
鞍馬口駅前の日本酒居酒屋。酒は店主が惚れ込んだ4つの蔵のみ。だが、島根の「十旭日(じゅうじあさひ)」なら、奥出雲改良雄町、播州山田錦など、細かい種類を揃えるのが『若水』流だ。力強い酒が多いので、自然と燗に流れる客が多いとか。定番・酒の肴6種盛りと共にゆるりやりたい。


かこも

神戸・住吉 立ち呑み

かこも
てっさにセコガニ、日本料理店顔負けの季節の食材もさりげなく登場するが、ここは立ち呑み。例えば脂ののった金目鯛の煮付けならば、愛知の『長珍』を。酒燗器で自ら温度を変えつつ、試し呑みするのが楽しい。サク呑み気分のつもりが、つい長居をしたくなる。


日本酒 紫

大阪・北新地 日本酒バー

日本酒 紫
福井『越前岬』、石川『大慶』、個性的な銘柄を中心に約50種。『大慶』は45℃まで上げるともったいないと42℃のぬる燗にしたりと、着物姿の女将が酒質に合わせてくれる。山椒ピザや大人のポテサラなど、軽いつまみもまた酒呑みをそそらせる隠れた日本酒バーだ。