鹿児島『界 霧島』で<br>霧島の絶景と薩摩の味に憩う

鹿児島『界 霧島』で
霧島の絶景と薩摩の味に憩う

あまからジャーニー

2024.05.23

文:川島美保 / 撮影:岡森大輔

Sponsored by 界 霧島

今回訪れたのは、鹿児島『界 霧島』。「王道なのに、あたらしい。」をコンセプトに、その地域の伝統文化を生かしながらご当地の魅力を発信する温泉旅館「界」ブランドの1軒です。天孫降臨(てんそんこうりん)の神話が伝わる宿には、時を忘れる絶景と心が豊かになる郷土の味が待っていました。

目次

絶景を‟魅せる“仕掛けが満載 薩摩名物の美味しい協演 美麗で荘厳な、神々の舞 薩摩らしい朝食に、ほっこり 手業のひとときで焼酎を身近に

絶景を‟魅せる“仕掛けが満載

立ち込める朝霧が雲海を描く霧島高原のはるか遠く、風に流された雲間から桜島がゆっくりと姿を現す。霧に煙る海に浮かぶ島を思わせる幻想的な景色に息を呑みながら、‟霧島“の名の由来を実感。「日ごと時ごとに移ろいゆく自然風景への没入感は、ご滞在中の楽しみのひとつですね」。総支配人・松嶋 勇さんの言葉が、素直に響く。

鹿児島空港から車で45分。霊峰高千穂峰に鎮座する霧島神宮からほど近い山中に建つこちらのコンセプトは、‟桜島をはるかに見渡し、湯浴み小屋でうるおう宿“。

全客室が桜島に面したパノラマビューで、すすき野原に佇む温泉へのアクセスは、心躍るスロープカーに乗車しての3分半の小旅仕様。そのほかにも、風を感じるビューテラスなど、随所に施された絶景を‟魅せる”仕掛けが、堪らない。

『界 霧島』の客室薩摩和紙の照明や火山噴出物を使ったシラス壁のヘッドボードを取り入れたご当地部屋「薩摩シラス大地の間」は、全49室。写真の特別室は、2名1室利用の場合、1名あたり1泊2食付48000円~。

『界 霧島』のスロープカー/露天風呂左/高低差50mの斜面を降りるスロープカーは片道3分30秒。なかなか体験できないアトラクション感にワクワクする。右/泉質は肌当たりのやわらかい単純硫黄温泉。内風呂の「ぬる湯」で温泉成分を肌に馴染ませ、源泉かけ流しの「あつ湯」で身体を温めてから露天風呂に入るのがお薦め。

『界 霧島』のビューテラス左/客室棟3階の一角にあるビューテラスは24時間出入り自由。窓のない開放的な空間で抜群の眺望を楽しめる。

薩摩名物の美味しい協演

ごく薄削りにされたフワフワのカツオ節が、目の前でアゴ(飛び魚)だしに投入される景色は、唾を飲む絶景。いわゆる追いガツオを卓上で行うしゃぶしゃぶとは、粋なメインだ。

「鹿児島自慢のカツオ節の香りと旨みをダイレクトに伝える、美味しくて新しいしゃぶしゃぶです」と微笑む料理長の福山直人さん。具材の主役はサツマイモをたっぷり食べて育った霧島高原純粋黒豚。鹿児島産ヒノヒカリで造った自家製米麹で仕込む芋焼酎の快作「なかむら」のお湯割りを合わせれば、肉と米の甘みと旨みがふわりと重なり、美しい味の膨らみを見せる。

郷土料理の餅菓子・あくまきをアレンジした香煎揚げには、ビール酵母を使った芋焼酎「一尚(いっしょう)ブロンズ」のソーダ割りを合わせて軽やかに。甘味の軽羹(かるかん)あんみつには、氷点下でキンキンに冷やした黒糖焼酎「紅さんご」のとろんとした甘みを重ねてコク深く。2年目を迎えて巧みさを増す焼酎ペアリングの楽しすぎる提案に、陽気に酔いが回る。

『界 霧島』のあく巻き/黒豚しゃぶしゃぶ左/季節の会席の先付・あくまき香煎揚げは龍門司焼の大衆器・黒薩摩で。右/メイン・黒豚しゃぶしゃぶは、バラ肉とロースの2種。締めは七割蕎麦を投入。深みが増した鍋だしをとことん堪能できる仕立てが嬉しい。5~6銘柄を味わえる焼酎ペアリングは3500円。

『界 霧島』の宝楽盛り/甘味左/八寸やお造りを盛り込んだ「宝楽盛り」は、薩摩藩主・島津家の家紋をあしらった朱塗りの器で。黒酢を利かせた鶏皮ポン酢やサーモン棒寿司などの佳肴揃い。香り華やかで澄んだ甘みの吟醸焼酎「匠の華」の水割りと共に。右/甘味の軽羹あんみつ。牛乳に浸してしっとりさせた軽羹と黒糖アイスが好相性。龍門司焼の白薩摩で。

美麗で荘厳な、神々の舞

現地の文化を‟楽“しく‟学“ぶ提案「ご当地楽」のひとつ「天孫降臨ENBU」も、食後の佳景として見逃せない。日本建国の歴史が霧島から始まったと言い伝える神話「天孫降臨」をモチーフにした約20分の演舞は、宿のスタッフが演者とは信じがたいクオリティー。神楽鈴と太鼓を鳴り響かせながら神々が躍動的に舞う姿に、夢見心地になる。

『界 霧島』のご当地楽「天孫降臨ENBU」霧島九面太鼓保存会の協力を得て実現したご当地楽「天孫降臨ENBU」は、毎晩トラベルライブラリーで開催。その見応えある内容に、平日でも立ち見が出るほどの人気。

薩摩らしい朝食に、ほっこり

胃を目覚めさせる黒酢リンゴジュースに、具沢山のさつま汁、陶板で焼いていただくさつま揚げ。翌日の楽しみは、心温まる薩摩の朝食から始まる。

「0.01㎜の薄さにこだわった、削り立てのカツオ節です。お好きなだけ白ご飯とどうぞ」。ツヤツヤの白ご飯にふわふわのカツオ節をこれでもかとのせて、甘くて旨くて濃い、地元『サクラカネヨ』の薩摩醤油をひと垂らし。昨夜のしゃぶしゃぶとは趣向を変えた滋味深い口福は、懐かしくて贅沢な味がした。

『界 霧島』の朝食ブリの西京漬け、玉子焼き、豆腐など少しずつ色々が嬉しい朝食。さつま汁は、一客ごとに鍋で供されるスタイル。熱々をお替わりできるのが嬉しい。

手業のひとときで焼酎を身近に

宿からほど近い霧島神宮で開運を願った後は、『界 霧島』が提案する文化体験のひとつ「手業(てわざ)のひととき」にて、市内にある焼酎蔵『中村酒造場』へ。1888年の創業以来すべての銘柄を手作業で仕込んでいる県内3軒のみの石造り蔵は、蔵付き酵母を生かした米麹造りから手掛けている数少ない一軒。

「霧島の自然が育む味を造りたい」という強い想いから、蔵にはエアコンどころか扇風機すら置かない電化製品皆無の環境を貫いている。「伝統を繋ぐためには、守るだけではダメ。変化や挑戦も恐れたくない」と話す6代目の中村慎弥さんの、我が子を慈しむように作業する姿や、自身が手掛ける新ブランドを語る眩しい瞳に、胸が熱くなる。

「造り手を知ることで、焼酎が少しでも身近な存在になれば嬉しいです」。『界 霧島』総支配人・松嶋さんの言葉が、再び頭に浮かぶ。
さて、お土産の焼酎はどれを買って帰ろうか。旅の楽しみが、これでまたひとつ増えた。

焼酎蔵『中村酒造場』/手業のひとときイメージ上左/2012年に6代目を継いだ中村慎弥さんは、現在38歳。上右/蔵見学時は、代表銘柄の「玉露」「なかむら」ほか、運が良ければ慎弥さんが2020年から取り組む新ブランド「Amazing series」を試飲できる。「この一滴に、驚きと歓びを!」をテーマにした焼酎は、華やかで繊細な味わい。下左/前日に客室でいただける「本格焼酎の飲みくらべ」。下右/趣深い蔵造り。

霧島神宮/霧島開運旅イメージ上左/霧島神宮へは、車で約5分。『界 霧島』の霧島開運旅プラン(7日前までに要予約。1泊2食付1名あたり60650円~)を申し込めば、霧島神宮に納められている宝物、“九面”を特別拝観することも可能。以下はすべて同プランの特典。上右/「界 霧島」オリジナルの御朱印帳。下左/客室でいただける開運焼酎は、美しい薩摩切子で。下右/参拝は、客室露天風呂でお清め塩の入浴を済ませてから。

■店名
『界 霧島』
■詳細
【住所】鹿児島県霧島市霧島田口字霧島山2583-21
【電話番号】050-3134-8092(界予約センター)
【営業時間】in15:00~、out~12:00
【宿泊】1泊2食付き1名あたり31000円~。
【公式サイト】https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikirishima/

Related article 関連記事