2泊3日で酒に浸る、「南砺だから まるごと酒旅」

2泊3日で酒に浸る、「南砺だから まるごと酒旅」

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2022.11.01

文:「あまから手帖」編集部・白川恵理子 / 画像提供:南砺市観光協会

富山県南西部に位置する南砺(なんと)市は豊かな自然に恵まれ、 田園が広がる散居村や合掌造り集落など 日本の原風景ともいえる、“懐かしい場所”。 そんな南砺を2泊3日で、しかもお酒に浸りながら旅できるツアーが登場した。

目次

南砺6蔵のお酒を堪能する 宿やレストランの注目ポイント ドライバーにも嬉しいサービス モデルコースを参考に

南砺6蔵のお酒を堪能する

2022年4月、なかなか珍しい宿泊プランがリリースされた。それは、富山・南砺をお酒に浸りながら2泊3日で巡る、個人ツアー。約4万7000人が住まう668キロ平米ほどの南砺市にはなんと! 6つもの蔵がある。日本酒の『三笑楽酒造』『若駒酒造場』『成政酒造』、クラフトビール『城端麦酒』、ワイナリー『ドメーヌ・ボー』、ウイスキーボトラーズ『T&T TOYAMA』だ。全11カ所の宿泊施設から2軒に宿泊し、2日目の昼食・ハッピーアワーで訪れる店などを参加店13店から選択。6蔵の酒を堪能するべく自分好みに旅行プランを組み立てるのだ。

酒集合明治期から続く日本酒蔵から、2022年に誕生したジャパニーズウイスキーボトラーズまで、多彩な6蔵。

宿やレストランの注目ポイント

宿や飲食店には、注目ポイントがそれぞれに。例えば『古民家の宿 おかべ』で宿泊した日の朝食時は黒ビールを一緒に。『民宿 中の屋』では主人が手掛けるどぶろくも好みのタイミングで供される。ダイニングレストラン『nomi(ノミ)』では営業時間前に1組限定で貸切りハッピーアワーを用意。ウイスキーと燻製料理が堪能できる。うまくプランを立てれば、1日目の夜、2日目の朝・昼・夕刻・夜、3日目の夜と、南砺の文化や郷土を味わいつつ、6蔵+αのお酒を楽しむことが可能だ。

どぶろく『民宿 中の屋』オーナーの中西邦康さんは2012年に免許を取得し、醸造を開始。どぶろく「まごたりん」を製造している。

ドライバーにも嬉しいサービス

こんなに酒浸りの2泊3日、ドライバー役は一滴も飲めないのが辛いところ。しかし、このプランでは2日目の移動はすべてタクシーでできるのだ。料金はもちろんツアー代金に込み。別途有料で運転代行サービスをお願いすることも可能。

タクシー2日目はこの日の宿に到着するまで、ラグジュアリータクシーで移動ができる。

モデルコースを参考に

自分でプランを立てるのはなかなか面倒、という方は、3つのモデルコースから選ぶというのも手。「伝統と新風」「地元民が愛する空間」「里山の食と酒」をテーマに、3種のコースが用意されている。まずは「南砺だからまるごと酒旅」のサイトへ。

サイト画面2泊3日で一人5万~10万円ほどが目安。予約サイトで希望プランの見積もりが出せる。

南砺だからまるごと酒旅

【公式サイト】
https://www.nanto-sakebitari.com/

『あまから手帖11月号』

旅に出たくなったら、「あまから手帖11月号」掲載の、地のもので馳走する、ローカルなレストランとオーベルジュを目指す道行きへ。

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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