ワカラナイからこその、日本酒特集できました。

ワカラナイからこその、日本酒特集できました。

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2023.03.23

文:「あまから手帖」編集部・白川恵理子 / 撮影:渡辺健五、竹田俊吾、倉科直弘、伊藤信、前康介

毎年年明け~春ごろにかけての『あまから手帖』の恒例企画となった日本酒特集。今回は特にビギナーに向けて楽しい特集となるよう、制作しました! ゆるく優しく、日本酒をはじめてみませんか?

日本酒への道、愛とか恋だとか。

先日、日本酒がウリのとある居酒屋にて。「次は旨口の酒を…」と言ったお客が、「うちのは全部旨口なんでね」と店主に冷たくあしらわれていた。それを見ていた私は、だからコワイんだワカラナイんだ日本酒って、と思った。しかし、ワカラナイからこそ、今回の4月号では日本酒の世界に飛び込んでみた。

灘五郷酒処こんなに楽しそうな酒場でも日本酒。

結論、日本酒に携わる人たちはみんな日本酒を愛している。その愛を温かく伝えてくれる人もいれば、情熱的すぎてトゲトゲ伝えてしまう人もいるだけ。芯の部分は一つ、みんな日本酒が好き過ぎる。

黒牛真心の酒造りをする酒蔵も載っています。

思えば、ワインだって本当はわかっていないのに焼酎だって全然知らないのに、出されたものをそのままそれなりに飲んできた。それが日本酒だと途端に好みじゃないとか、もっと後口すっきりしたのが好きだとか…じつは私のような日本酒ビギナーは日本酒に恋していたのかもしれない。

木になる試飲有料試飲できる、酒屋さんもあり。

そんな日本酒愛に至らずに未だ恋するだけの初心者は知ったかぶりをせず、居酒屋や割烹の大将、酒屋の店主に身をゆだね、話を聞きつつ色々と飲んでみればいいと実感した。たまには見学可能な酒蔵や日本酒祭を訪れるのもいい。きっとお気に入りの味が見つかり、ずっと追いかけたくなる推し蔵が見つかるはず。とにかく飲めよ飲めばわかるさ、です。――と言われてもよく伝わらなないかもしれませんが、ここに至るまでの色々があまから手帖4月号「日本酒の味」に詰まっています。掲載されている店でぜひ「日本酒の味」を体感してください。その一杯が道となる!
※なぜ終盤、アントン風味が出てきたのかは不明。

きくちゃん日本酒はこわくない! と思わせてくれる店主も登場しますよ。

掲載号
あまから手帖2023年4月号「日本酒の味」

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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