思い出の「黒牛」を醸す和歌山県「名手酒造店」へ

思い出の「黒牛」を醸す和歌山県「名手酒造店」へ

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2023.03.27

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:倉科直弘

取材先に対しては、どこも思い入れがありますが、思い出のあるお店となると、また格別。今回はお店ではなく、思い出の日本酒を取材させてもらいました。

目次

初の酒蔵取材は思い出の日本酒でした。 店舗情報

初の酒蔵取材は思い出の日本酒でした。

べつにシリーズ化しようとしているわけではないのですが、、、

≪思い出の〇〇を取材しました!≫の第二弾は、和歌山県海南市「名手酒造店」の「黒牛」です。
(ちなみに、第一弾は3月号の「三十番」)。

県内出荷率6割というだけあって、和歌山市にある母の実家に遊びに行くと、いつも「黒牛」があったんです。お正月のお屠蘇も「黒牛」でした。
まぁ、舐めるくらいでしたが、お酒が飲めるようになってからも、私が日本酒に抵抗がなかったのは「黒牛」のおかげと言っても過言ではないのです。それくらい口当たりがまろやかで、飲みやすいお酒です。

黒牛ボトル一番の売れ筋「黒牛 純米酒」(1800ml)2805円。750mlは1353円。

そんな思い出のある「黒牛」を取材することになったのですが…

「名手酒造店」はあまりメディアに出た記録がなく、もしや取材拒否!? という不安と、私自身初めての蔵取材ということで、手紙を書くことに。
取材申し込みという名の、ラブレターです。人生初!

最初、だらだらと思いを書き続けたらあっという間にA4用紙3枚分という量に。さすがに重いか、と書き直し。

Google先生で<ラブレター 書き方>なんてことまで調べてみたりして、(特に役立つ情報はなかったけれど…)なんとかA4用紙1枚に収めて送りました。結果は◎。

念願叶って取材できた「名手酒造店」。
私が持つ、「黒牛」の“控えめで正統派”なイメージ通り、蔵元も杜氏も実直で真っすぐな方でした。

それは、4月号の誌面でおわかりいただけるはず!

蔵人集合写真前列中央が杜氏の岡井勝彦さん。

■店名
『黒牛茶屋』
■詳細
【住所】和歌山県海南市黒江846
【電話番号】073-482-1115
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】無休
【公式サイト】https://kuroushi.co.jp/(名手酒造店)
【Instagram】https://www.instagram.com/kuroushi_sake/

掲載号
あまから手帖2023年4月号「日本酒の味」

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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