人生最高のワイン!「ザ・リッツ・カールトン大阪」のイベントでセレブ体験の巻

人生最高のワイン!「ザ・リッツ・カールトン大阪」のイベントでセレブ体験の巻

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2023.08.18

文・撮影:「あまから手帖」編集部(一部画像提供:「ザ・リッツ・カールトン大阪」)

正直に言います。普段「ザ・リッツ・カールトン大阪」なんて敷居が高すぎて足を踏み入れるのも恐れ多い。ですが今回、ワインとのペアリングディナーイベントにお邪魔する機会に恵まれたので、気合い入れて行ってまいりました…!

目次

白づくしの「ローレンツ・ファイブ」って…? アンバサダーなるセレブ夫妻のお話 贅を尽くしたコース料理。肝心のワインは… イベント情報

白づくしの「ローレンツ・ファイブ」って…?

人生の中でも数えるほどしか訪うことがなかった「ザ・リッツ・カールトン大阪」ですが、先日、お邪魔する幸運にあずかりました。なんでも、イタリア料理「スプレンディード」では毎月、さまざまなワイナリーのワインと駒路和司副総料理長のお料理を楽しむペアリングディナーのイベントを開催しているそうで。

伺ったのは7月の回で、オーストリアの「ローレンツ・ファイブ」というワイナリーがテーマ。白ブドウの「グリューナー・フェルトリーナー」1品種のみで勝負する、超ストイックなワイナリーでございます。

ローレンツ・ファイブのワイナリーカンプタール地方にある「ローレンツ・ファイブ」

アンバサダーなるセレブ夫妻のお話

イベントではローレンツ・ファイブ日本公式アンバサダー(ってのがあるんですね)のドゥヴィッレ・アントニー、麻由良夫妻のトークも。

ラグジュアリーすぎる空間そして夫妻のいでたちに、「こんな世界があるのか~」と気後れしてしまいます。

レリクシール CEOアントニー・ドゥヴィッレフランス・シャンパーニュのブドウ栽培、醸造に携わる名家に生まれたアントニーさん。

オーストリアのワイン生産量は世界のわずか1%で、ブドウは65%が白だそうです。

グリューナー・フェルトリーナーはオーストリア固有品種で、リースリングのような香りにソーヴィニヨンブランのような味わい。日本人にも好まれる辛口なのだとか。

レリクシールのアントニー妻の麻由良さんアントニーさんの奥様、麻由良さん。お美しいですね…。

「ローレンツ・ファイブ」は2004年に創立し、グリューナー・フェルトリーナーで造るワインを世界45カ国に輸出。5%刻みで度数を変えて造られており、朝昼晩楽しめて、変幻自在にさまざまな料理に寄り添うことから「カメレオンワイン」とも呼ばれているそうです。

朝昼晩ワインって、なんて幸せな国なんでしょうオーストリア…!

贅を尽くしたコース料理。肝心のワインは…

ザ・リッツ・カールトン大阪のワインイベントの前菜キャビアとハーブのお花畑や~!と表現したくなります。

前菜は北海道産水蛸のカルパッチョ。ナス、ビーツ、レモンなど七色のピューレ、トマトのエスプーマで。タコのプリプリ感とキャビアの旨みが弾ける!

ザ・リッツ・カールトン大阪のワインイベントのパスタ鮎とフォアグラとは、なんたる素材の組み合わせでしょう!

パスタは高知の天然鮎とフォアグラのラビオリ。鮎のほろ苦さと、おフォアグラ様のこってり感が、白ワインの酸味と相殺して爽やかに。いつもながらペアリングって本当に味が変わるなあと感動します。

ザ・リッツ・カールトン大阪のワインイベントの魚料理高級魚クエ、淡泊かと思ったらしっかり旨みが。

魚料理はクエの炭火焼をヴェルモットのソースで。ヴェルモットって何だっけと思ったら、白ワインをベースにハーブやスパイスを用いて造られたお酒のことだそうです。無知を恥じました。

ローレンツ・ファイブのワイングラスワインの写真を撮り忘れたドジな私。

この日登場したワインは、左から、柔らかな微発泡の「シンギング」。アルコール12.5%でミネラル感があり、酸味と果実感のバランスが大変整っています。歌を唄いたくなる軽やかさです。

13.5%の「チャーミング」は、熟したリンゴのアロマとスパイシーな香りが特徴。カンプタールのベストな状態の畑(最大35カ所)からの選抜ブドウで醸造したスペシャルな一本です。

ローレンツ・ファイヴの「チャーミング」「チャーミング」はワイナリーのアイコン的存在だそうです。

「フレンドリー」は13%の天然微発泡で、どんな料理にも合うクラシックなワインです。同じブドウでも造り方によってこんなに変わるんですねえ。

ザ・リッツ・カールトン大阪のワインイベントのメインポワロー(ネギ)、枝豆など夏らしい素材とともに。

メインの肉料理にも頑なに白ワイン。ホロホロ鳥のローストはトリュフまでまとっちゃっています。粒マスタードとホロホロ鳥のジュで作った濃厚なソースが、爽快な「フレンドリー」を口に含んだ後にはさっぱりした味に。やっぱりペアリングって凄い!

ザ・リッツ・カールトン大阪のワインイベントのデザート周りの花は「オキザリス」だそうです。知らない食材との出合いがいっぱい…。

デザートはゲヴュルツトラミネールのムース。ゲヴュルツトラミネールって何?ですが、白ブドウの品種だそうです。デザートにも白ブドウ攻めとは、完膚なきまでに白ワイン主体のディナーですねえ。

ザ・リッツ・カールトン大阪のワインイベントのパスタとワインこのグラスの数だけワインを飲みました。多分。

席を見渡すとお客様はエレガントでお上品な紳士淑女ばかりで、私のように挙動不審な一般人は皆無。場違いですみません。とにかく、白ワインが美味しすぎて総量1.5本分ぐらい飲んでべろんべろんになってしまいました。

いつも家で飲んでいる1000円以下の安ワインと比べものにならないほど素晴らしい味でした。そんな優雅なスペシャルディナーとワインとのぺアリングが楽しめるイベントは、8月にも開催されます。次は、イタリアのワイナリー「オミナ・ロマーナ」がテーマ。

「オミナ」とは「吉兆」を意味し、良いこと・おめでたいことが起こりますようにとの願いから名付けられたそう。土地本来のテロワールを最大限表現し、丁寧に醸造された白ワインと赤ワイン。きっとこちらも人生変えるぐらい美味しいのだろうなと想像します…。

■イベント名
「オミナ・ロマーナ」の夕べ
■詳細
【日時】2023年8月25日(金)
【時間】受付18:30~ / 開始 19:00~
【料金】35000円(税・サービス料込み)
【場所】ザ・リッツ・カールトン大阪 イタリア料理スプレンディード(1F)
【電話番号】 06-6343-7020(10:00~19:00)

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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