巨匠、マーク・ヴェトリ氏のバジルパスタとリコッタチーズ

巨匠、マーク・ヴェトリ氏のバジルパスタとリコッタチーズ

名店レシピ

2023.12.21

文:「あまから手帖」編集部

「エースホテル京都」の、人気のイタリアンレストラン「ミスター・モーリスズ・イタリアン」。その監修を務める、マーク・ヴェトリシェフが「あまからOnline」読者に、とっておきのレシピを教えてくださいました!

バジルパスタと手作りリコッタチーズ

アメリカでトップシェフとして活躍する、マーク・ヴェトリシェフ。パスタの巨匠といわれるマーク氏が今回披露するのはバジルのパスタと、手作りリコッタチーズ。どちらも日本のスーパーで手に入る材料を用いて、簡単に作ることができるメニューだ。

「レシピはガイドライン。自分の感覚で料理することが大事」とマークシェフが言うように、このレシピで簡単に手作りできることと、調理の流れを確認したら、材料の配分などを自分好みにして、得意料理のレパートリーにぜひ。

マーク・ヴェトリシェフが教えるバジルソースパスタとリコッタチーズ材料も工程も少なくて簡単、とっても美味しい2品です。

Pasta with pesto sauce
(バジルソースパスタ)

【材料】1人分

生パスタ(スパゲッティなど)…130g
バジル…100gほど
ニンニク…1片
松の実…2つかみほど
EXVオリーブオイル…100cc
塩・コショウ…少々
バター…大さじ1
パルミジャーノチーズ…適量

【作り方】

ミキサーにEXVオリーブオイル、ニンニク、松の実、塩・コショウを入れ、滑らかになるまで撹拌する。
①に軸を取ったバジルを入れ、ペースト状になるまで撹拌する。
たっぷりのお湯に塩(分量外)を入れ、生パスタを茹でる。
パスタが茹であがる3分ほど前に、100㎖ほどのお湯を沸かしておいたフライパンに③を移し、バターを加える。水分がなくなるまでかき混ぜ続け、乳化させる。
*お湯とバターを乳化させ、パスタとソースがなじみやすくする。バジルソースは火を加えると分離するため、そのままパスタと和える。
④を火からおろし、②のバジルソースを和え、パルミジャーノチーズを削りかける。

マーク・ヴェトリシェフが作るバジルソースバジルソースは少しだけトロミがある状態。

マーク・ヴェトリシェフ

Homemade Ricotta cheese
(手作りリコッタチーズ)

【材料】4人分

牛乳…2ℓ
生クリーム…500㎖
レモン…130㎖
塩…12g

【作り方】

①鍋に牛乳、生クリーム、レモンを入れて中火にかける。沸騰直前で弱火にし、塩を加える。
*酢を使うのもいいが、レモンを使うのがマーク流。
分離してきたら火を止め、10分ほど置く。
ボウルにザルを重ね、ガーゼなどをのせて②を注ぎ入れる。
水気が切れ、滑らかな質感になるまで一晩おく。

マーク・ヴェトリシェフが作るリコッタチーズチーズが分離してきた様子。

マーク・ヴェトリシェフがリコッタチーズを仕上げる一晩かけて水気を切ると、驚くほど滑らかに。1週間ほど日持ちします。

■店名
『ミスター・モーリスズ・イタリアン』(エースホテル京都3階)
■詳細
https://www.mrmauricesitalian.com/

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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