松田美智子さん著『家庭料理は郷土料理から始まります。』が発刊されました
インフォメーション
料理関連の仕事を始めて今年で40年になる、松田美智子さんのこれまでとこれから。そして地方を回って知った郷土料理を自分で解釈し、春夏秋冬の料理のレシピを紹介した本だ。
和食を、きちんと、美味しく。
料理関連の仕事を始めて今年で40年になる、著者の松田美智子さん。
地方を回り、そこで改めて気づいた家庭料理の原点。身近な材料をいかに美味しく食べるかというところで郷土料理を自分なりに解釈し、春夏秋冬それぞれのレシピを、素敵な写真と共に紹介している。その他にも、松田さんのこれまでとこれからのお話や、対談も掲載。
『あまから手帖』本誌で2011年から2年間、「お便り松田流」という連載を担当していただいており、そこで紹介した「八尾若ごぼう」についての話も本書に登場している。
目を引く表紙の写真は、なんと大根で納豆を擂っているところ。大根を使うのは、納豆汁を作るために粘りの強い納豆をうまく擂るコツだ。東北では馴染みの深い料理で、このレシピも本書に掲載されているので、大根で擂る納豆に興味の湧いた方は、是非本書の通りに試してみてほしい。
「簡単」に作れることが注目されがちな現代に、手間をかけて「ちゃんと作る」ことの美味しさ、そして、その中で気づく料理の楽しさを教えてくれる一冊だ。
（文：「あまから手帖」編集部・米川夏美）
■書籍名
『家庭料理は郷土料理から始まります。』
■詳細
【概要】264ページ、2970円
【発行日】2023年3月22日
【著者】松田美智子
【出版社】平凡社
【公式サイト】https://www.heibonsha.co.jp/book/b620497.html
Writer ライター
あまから手帖 編集部
amakara techo
