“あたらない”牡蛎も提供予定。阪急梅田本店にオイスターバー

“あたらない”牡蛎も提供予定。阪急梅田本店にオイスターバー

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2023.11.20

文・撮影:「あまから手帖」編集部 / 一部画像提供:8TH SEA OYSTER Market Kitchen

牡蛎好きさんに朗報です。2023年11月、大阪・梅田の阪急うめだ本店にオイスターバーレストラン『8TH SEA OYSTER Market Kitchen』がオープンしました。生はもちろん、蒸したり焼いたり…牡蛎づくしの料理が味わえます。さらに、気になったのは、“あたらない”という牡蛎。今後販売予定というこのスゴイ牡蛎の詳細も聞いてきました。

目次

『8TH SEA OYSTER Market Kitchen』オープン “あたらない牡蛎”も提供予定 “あたらない牡蛎”ができるまで 店舗情報

『8TH SEA OYSTER Market Kitchen』オープン

阪急うめだ本店の12階。高さ16mの吹き抜けの大空間「祝祭広場」に面した場所に、『8TH SEA OYSTER Market Kitchen(エイス シー オイスター マーケットキッチン)』がオープンしました。
運営するのは『株式会社ゼネラル・オイスター』。牡蛎の生産から卸し、販売まで行っている会社で、全国に25ものオイスターバーを展開しています。

『エイスシー&オイスター マーケットキッチン』写真左のせり出しているところがお店。「祝祭広場」を見渡せる位置にあります。

『エイスシー&オイスター マーケットキッチン』黒と白を基調とした大人な空間です。

『エイスシー&オイスター マーケットキッチン』店内のテーブル席(44席)。ソファベンチの席も多くリラックスできる空間に。接待やデートなど、食事会にもおすすめです。

目利きのプロが選んだ、日本各地の牡蛎。それを季節に合わせた調理法で提供しています。牡蛎以外にも、旬の魚介を活かしたバル料理などがいただけます。

『エイスシー&オイスター マーケットキッチン』入口を入ってすぐのカウンター(6席)前。牡蛎が並ぶ様子は寿司屋のネタケースのよう。この日は手前から、岩手県山田湾産、宮城県奥松島産、兵庫県坂越産。生牡蛎の食べ比べは、4ピース2662円~。

『エイス シー オイスター マーケットキッチン』「前菜盛り合わせ 6種」「シーザーサラダ」上:「前菜盛り合わせ 6種(2000円)」、下:エスプーマで仕上げたアンチョビクリームが添えられた「シーザーサラダ(1300円)」。オリジナルのビールやワインなどドリンクメニューも豊富!

『エイスシー&オイスター マーケットキッチン』「焼き牡蛎盛り合わせ」「カキフライ」「牡蛎のパエリア」左から時計回りに、「焼き牡蛎盛り合わせ(3450円)」「カキフライ(1000円)」「牡蛎のパエリア(2000円)」。〆にいただく、牡蛎の旨みがしみ込んだパエリアはたまりません。

大阪駅・梅田駅直結と、アクセス抜群の立地。お買い物ついでのランチや友人同士でなど、気軽に利用できそうです。

“あたらない牡蛎”も提供予定

現在お店で提供している牡蛎は「エイスシーオイスター 1.0」。富山湾から汲み上げた清浄な海洋深層水を使って特許技術で浄化した安全性の高い牡蛎です。

それでも「牡蛎が好きだけどあたるのが怖いから食べられない」という方も多いのでは?そんな方に朗報です。

なんとさらに安全な “あたらない牡蛎”「エイスシーオイスター2.0」の提供を約3年後に予定しているのだとか。

“あたらない牡蛎”ができるまで

海をきれいに浄化する貝類といわれる牡蛎。
エサとなる海中の植物性プランクトンを取り込もうと、あの小さな体でなんと1時間に約20ℓ、1日に約400ℓもの海水を吸い、吐き出しています。たくさん水を吸う分、人間が“あたる”原因となる菌やウイルスもため込んでしまうのだとか。

どうにかして“あたる牡蛎”をなくせないか。『株式会社ゼネラル・オイスター』は苦節10年の末開発。人体に害を与える菌やウイルスがいない沖縄県久米島の海洋深層水を使い、世界で初めての完全陸上養殖に成功しました。ついに“あたらない牡蛎”「エイスシーオイスター2.0」が誕生したのです。

『エイスシー&オイスター マーケットキッチン』“あたらない牡蛎”「エイスシーオイスター2.0」。試食させていただきましたが、甘みや旨みが強くて美味しい。

「大手飲食店の扱いたくない食材No.1といわれる牡蛎。ノロウイルスフリーは実現不可能と言われました。それでも、栄養豊富で低カロリー、なにより美味しくて大好きな牡蛎を、より多くの人に安心安全に食べていただきたかったのです」と代表取締役社長・吉田秀則さん。

沖縄県・久米島の海洋深層水を活用することは、サステナブルな陸上養殖システムの開発、さらに、将来の気候変動が牡蛎養殖に与える影響も考えてとのこと。
“あたらない牡蛎”の提供、待ち遠しい限りです。

■店名
8TH SEA OYSTER Market Kitchen
■詳細
【住所】大阪府大阪市北区角田町8番7号 阪急うめだ本店12階
【電話番号】06-6313-1510
【公式サイト】https://www.oysterbar.co.jp/shop/detail.php?sid=HW0046
【通販サイト】https://e-oyster.jp/

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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