鳥取の旬を味わうお薦めコース

大阪・心斎橋筋商店街にある『鳥取和牛 大山 不二家 心斎橋本店』。 店内中央にあるメインのカウンター席に加え、鉄板を設えた個室やテーブル席があり、３人の焼き手がゲストを迎えます。目の前で調理される鉄板焼きのライブ感と、一年を通して折々の鳥取県産食材の魅力を満喫できます。 その日入荷した食材で仕立てるディナーの「本日のシェフお薦めコース」では、一期一会の味を存分に満喫できますよ。

訪ねた日のシェフのお薦めコースは、贅沢なひと口サイズの前菜から始まりました。 鳥取和牛のリブロースを軽く炙り、中にウニを巻いた“うにく”。上にもウニと粒状のオリーブ油・キャビアオリーブをあしらっています。口の中で一体となりとろけるウニとリブロースの旨みが幸せで、続く料理に期待が高まります。

写真はすべて「本日のシェフお薦めコース」27500円(2日前までに要予約)から。前菜の炙った薄切りのリブロースでウニを巻いた“うにく”。

鉄板の上では、鳥取県産の長芋「ねばりっこ」とフォアグラが軽くソテーされています。焼き上がったら重ねて、バルサミコ酢を煮詰めたソースを添えて。たっぷり削られた黒トリュフの香りもまたご馳走。サクッと歯切れの良いねばりっこと芳醇なフォアグラの旨みが好バランス。コース序盤にして早くもワインが一杯空いてしまいそうです。

フォアグラとねばりっこのソテー。濃厚なフォアグラをサクふわ食感のねばりっこが優しく受け止める絶妙なバランス。

季節の魚介も鉄板で

鳥取県は魚介類の宝庫。季節ごとにとどく海の恵みもコースの中のお楽しみです。 この日は水揚げされた旬の甘鯛。店長の吉末泰之さんが、その皮目に鉄板で熱したオリーブ油を丁寧に掛けてうろこを立たせていきます。皮目から焼いて身はふっくらしっとり優しく火入れ。ウロコのパリパリとした食感が心地良いです。白ワインと生クリーム、魚介のだし、エシャロットなどを加えた特製のソースでいただきます。

伊勢海老 モサエビのソース。プリッと焼いた伊勢海老に、モサエビの殻を煮詰めたソースを付けていただく。

伊勢海老と鳥取県の冬の味覚、「モサエビ」のコラボレーション。プリプリの伊勢海老に「モサエビ」の殻を煮出して煮詰めた濃厚なアメリケーヌソースを付けて味わえば、おいしさ倍増。2種のエビの共演が実現するのも、同店ならではの仕立てです。

真打登場！シャトーブリアン

鳥取和牛シャトーブリアン。付合せの野菜も鳥取県から。塩もまろやかな塩味の鳥取県産の藻塩。

いよいよ、鳥取和牛が登場。 同店で扱うのは、A４、A5等級の肉のみ。目の前の鉄板にはシャトーブリアン（１人前約130g）が。

「融点が低いさらりとした綺麗な脂が特徴で、口溶けが良いのでご年配の方もこのお肉は食べられると、ペロリ平げていらっしゃいますよ」と吉末さん。 しなやかでキメの細かい肉質。ワサビや藻塩などの薬味をほんの少し付けて、肉汁、旨みと風味、素材の良さを存分に噛み締めたい！何度も和牛オリンピックで日本一に輝く名産地の牛肉。その肉質に唸ること請け合いです。

カウンターを守る、店長の吉末さん。華麗な手捌きにご注目を。

肉はもとより、鳥取県の様々な食材の産地を定期的に訪れている吉村さん。

「鳥取で魚屋さんとお話しして海の状況などを聞いて、お客様に楽しんでいただけるメニュー構成を考えています」
 牛肉も存分に味わえ、その日の入荷で内容が変わる、シェフのお薦めコース、季節ごとに堪能したいものです。

■店名
『鳥取和牛 大山 不二家 心斎橋本店』
■詳細
【住所】大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-2-23 不二家心斎橋ビル２F
【電話番号】06-6211-9813
【営業時間】11:00〜15:00LO、17:00〜19:00LO
【定休日】無休
【公式サイト】https://www.fujiya-fs.com/daisen/