アフタヌーン“だし”で大阪の食を体験「OMO7大阪 by 星野リゾート」

アフタヌーン“だし”で大阪の食を体験「OMO7大阪 by 星野リゾート」

インフォメーション

2024.03.15

文・撮影:あまから手帖編集部

目次

『OMO7大阪』とは 「アフタヌーンだし」5月31日まで だしを取り入れたフード&ドリンク 自由な“だし”の楽しみ イベント情報

『OMO7大阪』とは

星野リゾートが“テンションあがる『街ナカ』ホテル”をコンセプトに全国展開する「OMO(おも)」。この「OMO7大阪」は、「なにわラグジュアリー」を合言葉に、大阪らしい「笑い」と「おせっかい」を取り入れた温かなおもてなしを受けることができるホテルです。

「アフタヌーンだし」5月31日まで

OMO大阪アフタヌーンだし

ホテルの人気企画といえば、アフタヌーンティー。「OMO7 大阪」のアフタヌーンティーは、毎回、誰もが共感できる“大阪らしさ”に、新鮮な驚きを追加した、他にはない個性的な提案をしてくれます。2024年3月にスタートしたのは、「アフタヌーンティー」ならぬ「アフタヌーンだし」です。

かつて「天下の台所」といわれるほど物流の拠点として栄えた大阪には、各地から良質の昆布やカツオ節が集まり、関西のだし文化を下支えしてきた歴史があります。そんな大阪らしい食文化をアフタヌーンティーに取り入れたのが、今回の「アフタヌーンだし」というわけです。

だしを取り入れたフード&ドリンク

一般的に「だし」と聞くと、昆布やカツオ節などをイメージしますが、今回「OMO7 大阪」はイチゴやスパイス、珈琲豆などの素材から「抽出」したものを広く「だし」と捉えたオリジナルスタイル。スイーツ&セイボリー+だし飲み比べができる内容になっています。

3種の「だし」飲み比べ
「アフタヌーンだし」というからには、まずはシンプルに、だしのおいしさを味わいたいですよね。ここでは、だしソムリエ(※)が3種のだしを作ってくれます。※だしソムリエ…だしソムリエ検定に合格した、「だし」の知識があり、味がわかり、ブレンドや料理にいかせる人。

OMO大阪アフタヌーンだし会場となるガーデンエリア「みやぐりん」の入り口で、だしソムリエがお出迎え。削り立てのカツオ節のいい香りが!

一つ目はカツオ節と昆布の「スタンダードだし」。二つ目はこのスタンダードだしに、オレンジやマッシュルーム、桜の花びらなどを加えた「だしソムリエ(※)特製おだし」。そして三つ目は、自分の好みで作れる「オリジナルだし」。

この「オリジナルだし」は、ベースの素材(昆布・カツオ・煮干し)と、アクセントとなる素材(レモンやドライトマト、ディルなど)をそれぞれセレクトして合わせるというものです。味の想像ができないことにドキドキしますが、だしソムリエがアドバイスをくれますよ。

OMO大阪アフタヌーンだし中/私の「オリジナルだし」はハーブティー風を意識して、ベースに昆布と煮干し、トッピングにはレモン、ディル、ドライトマトを選んでみました。右/「だしソムリエ特製おだし」。桜の花びらやマッシュルームが入ったスープ風。

「だし」スイーツ&セイボリー
フード系は、だし巻き卵バーガーや、塩昆布メレンゲ、苺メレンゲムース、トマトとバジルの冷静だしリゾットなど、10種のスイーツ&セイボリーが楽しめます。なかでもリオレ(お米をミルクで炊いたもの)に、ミックスジュース味のソースや、ポン菓子、あられなどをかけて食べる新感覚スイーツ「リオレのだし茶漬け風」は、「OMO7 大阪」のイチ押し。

OMO大阪アフタヌーンだし左/「アフタヌーンだし」。手前の白い皿がだしをかけていただく「リオレのだし茶漬け風」。ちょっとずつトッピングしていってもいいし、全部のせしちゃってもいいんです。

OMO大阪アフタヌーンだしそしてもうひとつ、すごい存在感を放っていたのがこれ。どう見てもカツオ節なのだけれど、カツオだしを混ぜ込んだチョコレート。提供するときに削ってくれます。削り器なかに生チョコが入っていて、削った“節”が生チョコにかかるというユニークな演出。食べた瞬間は生チョコですが、後からカツオの風味が追いかけてきます。

OMO大阪アフタヌーンだしだしの素材が描かれたメニュー表。イラストも可愛い!

自由な“だし”の楽しみ

普通、だしというとカツオ節や昆布、そこから「和」をイメージしますが、今回の「アフタヌーンだし」はそんな固定概念を壊す自由な楽しさがありました。

ティーカップに注がれた「オリジナルだし」をひと口飲むと、ほわっと胃が開いていくような感じがあり、じんわりと身体のなかから温かくなっていきました。それは、確かに、おいしいだしを飲んだ時のほっこり感。と同時に、ドライトマトやディルなどの洋の華やかな香り立ち上がりました。スイーツやセイボリーも含め、このアフタヌーンティーは、和と洋が優しく溶けあっているような新感覚の連続。身近過ぎて気が付かなかっただしのポテンシャルに触れる体験でした。

■イベント名
アフタヌーンだし
■詳細
【場所】大阪府大阪市浪速区恵美須西3-16−3 OMO7 大阪 ガーデンエリア「みやぐりん」(雨天時はOMOカフェ&バル)
【電話】050-3134-8095
【期間】2024年5月31日まで
【時間】13:00~16:00
【料金】6500円
【公式サイト】https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7osaka/activities/13209/

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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