取り寄せできるのはあまセレだけ!『笹屋守栄』の麗しき3層羊羹
あまからセレクション選
誰もが心惹かれる美しい3層羊羹「光る窓」は、京菓子司『笹屋守栄』が、堂本印象美術館のステンドグラス作品をモチーフに作った謹製菓子です。大人気商品ですが、ネットでのお取り寄せができるのは、実はあまからセレクションだけ。お皿の上の小さなアートが、心を満たしてくれます。
画家・堂本印象に敬意を込めて
このお菓子を初めて見たとき、まるで白いキャンバスに描かれた水彩画みたいだなと思いました。思わず「きれー!」と何度も…。誰もが見とれてしまうこのお菓子は、「光る窓」という羊羹です。作ったのは、京都・北野白梅町駅から徒歩10分ほどのところにある、昭和12年創業の京菓子司『笹屋守栄(ささやもりえ)』の3代目・三田村 俊さん。
三田村さんの祖父(初代)は、京都を代表する日本画家・堂本印象と交流のある和菓子職人。この「光る窓」は、『堂本印象美術館』にあるステンドグラス作品「蒐核(しゅうかく)」をモチーフにした謹製羊羹です。「光る窓」という名は、同美術館の館長であり、日本画家の三輪晃久氏によって付けられました。
目を引くのは、やはりカラフルな色使い。実は理由があるんです。「画伯が愛した黄・黄緑・青・紫・赤・黒の6色を必ず使っています。色は奇抜ですが、材料や作り方は伝統的な京菓子。作品のイメージを大切に、自分らしいものを心がけています」と三田村さん。
「光る窓」が輝く理由
美術館からの制作依頼を受けた際は、作品のイメージをどう商品に落とし込むのか、何日も悩み抜いた末に現在のアイデアが浮かんだそうです。そしてアイデアを形にするのは、またさらに大変な作業でした。
一見、下から白羊羹、淡雪羹、錦玉羹を積み上げて作っているように見えますが、実は逆。20㎝×35㎝、深さ5㎝程の型に、まずは錦玉羹の素を流し込み、素早く絵を描きます。そして淡雪羹、白羊羹の素を流し、冷やし固めます。型をひっくり返して取り出し、切り分け、金・銀の箔を振れば完成。と、頭の中で想像するのは簡単ですが、それぞれが熱すぎても、冷めすぎても層が崩れてしまうため、三田村さんは一瞬も気を抜くことはできません。見ているこちらも、気が付いたら息を止めて手元を見入っていました。
熱で絵がぼやけてしまうこともあるので、型から出して確認するまでは安心できないとか。手間も時間もかかるので、1回で1枚(24個分)、1日に2枚しか作れません。「本当に、何回も何回も失敗しています」という三田村さん。そんな、数えきれないほどの失敗をしているからこそ、この「光る窓」はキラキラと輝いているのだと感じました。
お店には、季節を通して数十種類の和菓子が並んでいますが、「光る窓」はショーケースにはありません。美術館謹製の羊羹のため、常時置いているのはミュージアムショップだけなんです(スタッフに伝えれば、お店でも購入は可能です)。このレア感もまた、食べたくなる、贈りたくなる気持ちを盛り上げてくれます。
あまセレでは、この「光る窓」と、同じく堂本印象美術館謹製の「天の川」、桜の名所・平野神社の桜の塩漬けを使った「平野のさくら」の3本セット3500円を販売しています。お取り寄せができるのはあまセレのみ。お茶請けやギフトにぜひどうぞ。
光る窓セット
あまセレでしかお取り寄せできない、大人気の羊羹セット。京菓子司『笹屋守栄』の3層羊羹「光る窓」など、お皿の上の小さなアートをお楽しみください。
Writer ライター
あまからセレクション
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