
京都・大山崎『ハム工房 古都』の添加物を使わないソーセージ
あまからセレクション選
作り手の顔が見える商品を取り扱う、通販サイト「あまからセレクション」。その人気商品の一つ、『ハム工房 古都』の添加物を使わないソーセージ作りの現場を、「あまから手帖」9月号で取材しました。8畳ほどの小さな作業場から生まれる優しい味わい。お子様のいるご家庭へのギフトにもお薦めです。
ラベルに堂々と書かれた「山内啓輔」
通常、「あまからセレクション(あまセレ)」の商品撮影は、弊社に商品を送っていただいて撮影しています。1日にだいたい5~8品程度。調理の時間などもあるので、朝から夕方までの一日仕事。そんな感じで毎回撮影していると、メインカットはもちろんですが、パッケージにも個性があり、作った人の想いが映っていて楽しいなと感じます。
今回ご紹介する『ハム工房 古都』の商品も、店名よりも大きく書かれた「山内啓輔」のシンプルな文字のラベルが、とっても印象的。本誌9月号「語りたい名品」特集内の「人気商品の舞台裏」の取材を機に、ご本人にお会いすることができました。
向かったのは、京都・大山崎。お店は普通のマンションの1階にあり、知らなければ通り過ぎてしまいそうなほど、住宅街に溶け込んでいました。入口で商品の購入ができ、奥が作業場になっています。
先述のラベルのご本人である山内さんが、アレルギーに悩む人の声に応えて、添加物を使わない工房を開いたのは2011年のこと。
『ハム工房 古都』では、増量剤や着色料といった化学的なものを一切使わないため、一般的なレシピでは美味しく作ることが難しいのだとか。したがって、例えば看板ともいえるプレーンソーセージも、材料の配合率から、適切な温度・湿度など、すべてにおいて、地道な試行錯誤の末に完成したオリジナルレシピ。
ラベルに堂々と書かれた名前は、「誰も真似のできない、僕の作品という証です。白黒で、百貨店の催事でも目立つからいいでしょ(笑)」と山内さん。
優しい味わいのふんわりソーセージ
8畳ほどの小さな作業場で、毎朝7時頃からスタート。
運ばれてきたソーセージのタネがとってもプルプルで、思わず目が釘付けに。「“プルプル”が、いいタネなんです」と山内さんにっこり。
羊腸に詰める機械は20年前から同じものを愛用。定規を当てて13㎝のところでひねります。だんだん張りが出てきて、ツヤツヤと光ってきます。もうこの時点で美味しそう…。束を棒に吊るして、「スモーカー」の中へ。
作業場写真の左が山内さん。
山内さんのソーセージを齧(かじ)ると、ふんわりと柔らかくて、しっとりと肉汁が溢れてきます。程よい塩味は優しく、誰もが食べやすい美味しさ。燻製する際も、子どもが食べやすいようにと、香りの優しいチップを使っています。
通販サイト「あまからセレクション」では、ご紹介したプレーンソーセージのほか、パセリソーセージ、ベーコン、ロースハムを詰め合わせた4種セット5800円と、ベーコンとロースハムのみのセット4400円の2商品を取り扱っています。身体に気を使っている方、お子様のいるご家庭などへのギフトにも、ぜひご活用ください。

「あまから手帖」の公式通販サイト。編集者が目利き、“舌見”で厳選した逸品ぞろいです。名店のスイーツ、惣菜、ドリンクなど、贈り物や自分へのご褒美に。
Writer ライター

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