サントリー、白州に続き山崎蒸溜所もリニューアル!

サントリー、白州に続き山崎蒸溜所もリニューアル!

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2023.10.31

文:穴田佳子 / 画像提供:サントリー株式会社

改修を経て10月に一般公開が始まった白州蒸溜所に続き、山崎蒸溜所もリニューアル。11月1日から一般公開が開始する。『サントリー株式会社』がウイスキーづくりを始めた京都・山崎の地に加わった新たな魅力をレポートする。

目次

ウイスキーづくり始まりの地が新装 深く知るための見学ツアー 施設情報

ウイスキーづくり始まりの地が新装

2023年は創業者・鳥井信治郎氏が山崎の地でウイスキーづくりをはじめて100周年の節目の年。日本初の本格的なモルトウイスキー蒸溜所である、同社のウイスキーづくり始まりの地・山崎蒸溜所がリニューアルし、11月に一般公開となる。リニューアルの主なテーマとして「品質向上」と「蒸溜所魅力訴求の強化」を掲げる。

今回のリニューアルでは、まずエントランス部分をはじめとした敷地内に、周辺エリアの島本町や大山崎町の山林地に生育する草木などを植栽し緑地化。遊歩道を進めば、創業当時より残る山崎ウイスキー館が。同社のウイスキーづくりの歴史や創業時からの商品、蒸溜所で生まれる多彩な原酒、同社の「ものづくりの精神」にまつわる展示…と、シンプルかつ丁寧に説明されている。

山崎蒸溜所・山崎ウイスキー館緑を抜けると山崎ウイスキー館の入口に。見学ツアーや場内見学の新たな受付場所となる。

さらには、蒸溜所でつくられた原酒ボトルに囲まれた空間で、サントリーシングルモルトウイスキー「山崎」ブランドをはじめとしたウイスキーや、蒸溜所でしか味わえない原酒を堪能できるテイスティングラウンジがパワーアップした。

山崎蒸溜所・テイスティングラウンジ実際に同蒸溜所で稼働していたポットスチルを再利用したバーカウンターが目を引くテイスティングラウンジ。扱うウイスキーは豊富で、キャッシュオン式で好みのウイスキーが気軽に試せる。

深く知るための見学ツアー

リニューアル後も、サントリーシングルモルトウイスキー「山崎」が生まれる現場を見学できる有料ツアーは健在。同地でしか感じられない香りや温度を五感で体感できる。内容はツアーにより異なるが、10000円のプレステージツアーでは、同ツアーでしか立ち寄れない製造エリアや実際の作業の様子の見学なども。テイスティングでは「山崎12年」も登場する。

製造工程見学のない山崎ウイスキー館見学ツアーは無料、先述のテイスティングラウンジも利用できるが、いずれも入場には予約が必須となる。

今年9月には、「山崎25年」が世界的な酒類コンペティションISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)において頂点である「シュプリーム・チャンピオン・スピリット」を受賞したばかりと、話題が尽きない山崎蒸溜所。見学ツアーは人気のためほぼすべてが抽選式なのだが、ぜひ同社のものづくりの精神に触れていただきたい。

【山崎蒸溜所 ものづくりツアー】
所要時間約80分/参加費3000円(税込)
【山崎蒸溜所 ものづくりツアープレステージ】
所要時間約120分/参加費10000円(税込)
※20歳未満は参加不可。
※詳細は公式サイトをご確認ください。

山崎蒸溜所

■施設名
サントリー山崎蒸溜所
■詳細
【住所】大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
【電話番号】075-962-1423(10:00~17:00)
【公式サイト】https://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki

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