京都駅近の穴場カフェ『SLow Page』。朝から自家焙煎珈琲も、お酒も。
インフォメーション
京都駅近くに、この秋オープンした大垣書店直営のブックカフェ『SLow Page(スローページ)』。おしゃれな素敵な本たちに囲まれた穏やかな空間で、自家焙煎の珈琲を。実は朝からお酒も飲めるんです。知ってたら嬉しい、穴場カフェです。
本が読みたくなる空間
京都駅八条口から徒歩8分ほど、2023年10月末「イオンモールKYOTO」の1階にできたブックカフェ『SLow Page』。京都を中心に、全国に店舗を持つ『大垣書店』の直営店で、こちらの店舗は堀川新文化ビルヂング店に次ぐ2号店だ。
店の真ん中にはグリーンのラグが敷かれた、落ち着いたソファ席。明るい窓沿いにはカウンター、店の奥にはゆったりテーブル席が配されている。壁や本棚には、食べものの本をはじめとする、大垣書店セレクトのセンスのいい本が並んでいて、普段本を読まない人でも手に取りたくなるに違いない。観光客で賑わう京都駅の近くにありながら、店名の通り、ゆっくりページをめくりたくなる、時間の流れが穏やかなカフェだ。
店の入り口はイオンモールの西洞院通沿い。店内には絵本から写真集まで、幅広いジャンルの本が並べられている。天気のいい日はテラス席も気持ちいい。
自慢は自家焙煎の珈琲
ここに来てまず飲んでいただきたいのは、自家焙煎の珈琲。『小川珈琲』で仕入れた生豆を、自店の焙煎機でローストしている。定番の「ハウスブレンド」は、ブラジル、グアテマラ、コロンビア、エチオピアの4種をブレンド。ほどよいコクと優しい酸味、焙煎の香りが心地よく、誰の舌にも馴染むどこか懐かしい味わいだ。
ハウスブレンドは、1杯400円と手頃なお値段。カフェラテ550円は可愛らしいラテアートで。ほかにも、京都・和束町の茶葉を使った抹茶ラテやほうじ茶ラテ各600円、高級な「はんなりばなな」を使ったはんなりばななじゅーす780円など、随所に京都らしさが。ちなみに、自家焙煎の珈琲豆を店舗で購入することもできる。
焙煎機は、レジカウンターの隣。入口すぐ、レジカウンターの隣で存在感を放っている。
パニーニとパスタの2本柱
フードのメインはパニーニとパスタ。いずれもこちらの店舗だけのオリジナルメニューだ。パニーニは、京都を代表するブーランジェリー『進々堂』のフランスパン、パスタはもっちり生パスタを使い、満足度の高いカフェご飯が食べられる。
ツナとオリーブのパニーニ900円。プラス300円でドリンクが付く。魚醤を混ぜたツナフィリング、オリーブ、セミドライトマト、溢れるチェダーチーズ。彩りの鮮やかなサラダを添えて。
タコのラグーソース・ミニサラダ付き1100円。ランチタイム(オープン~14:00)は、ミニサラダとソフトドリンク付きで1350円。プラス200円でアルコールドリンクに変更可。写真はグラスワイン。
いつ行っても乾杯ができる幸せ
京都観光に訪れた人、休日に京都にふらりと遊びに来た人に特におすすめしたいポイントは、ここは朝からお酒を提供しているというところ。時間にゆとりのある日に朝から乾杯してから街に繰り出す、というのも楽しいし、夜、ホテルや家に帰る前に軽く1杯という使い方もやっぱり楽しい。1人でお酒を飲みながら読書、というのも至福の時間だ。
ハイボール480円、 フレンチフライ480円。アルコールは生ビール、ウイスキー、カクテルなど幅広くセレクト。鶏の唐揚げ580円などの、ちょっとしたおつまみも。
毎週土曜は生ライブ開催
実はこちら、毎週土曜の19:00~、19:45~の2回(各回30分)生のライブ演奏を聴くことができる。その時々でジャズをはじめとして様々なジャンルの音楽を聴くことができ、しかもチャージ無しというのも嬉しい。おしゃれな空間に、音楽とお酒が揃っている。
この日は、京都市出身のシンガーソングライター、和紗(かずさ)さんのステージ (画像提供:SLow Page)
日常の延長にありながら、そこに座るだけで満ち足りた時間をくれるところ。京都でちょっと時間ができたなら、ぜひ訪れてほしいカフェだ。
■店名
『SLow Page』
■詳細
【住所】京都府京都市南区西九条鳥居口町1 イオンモールKYOTO Sakura館1F
【電話番号】075-671-5577
【営業時間】10:00~21:00(LO20:30)
【定休日】イオンモールKYOTOに準ずる
【公式サイト】https://www.books-ogaki.co.jp/
Writer ライター
あまから手帖 編集部
amakara techo