
実は和食にも合う!スロバキアワインが面白い
そもそもスロバキアってどんな国?
中央ヨーロッパに位置するスロバキア共和国は、1993年にチェコスロバキアとの連邦を解消し独立した若い国家です。国土面積は、日本の約13%。小さな国ですが、手つかずの自然が生み出した自然遺産やジブリ映画「天空のラピュタ」のモデルになったともいわれるスピシュスキー城など中世ヨーロッパの歴史的建造物が数多く残る魅力的な国です。
ブドウ栽培の歴史は2500年以上
スロバキアでブドウ栽培が始まったのは2500年以上前の紀元前6世紀から7世紀頃といわれています。ワイン造りの歴史も古く、現存するワイナリーの中には、500年近くも同じ場所でワインを造り続けている生産者もいるのだとか。その一方で、近年は若い生産者の参入も活発化していて「新しい伝統国」ともいわれています。
スロバキアワインの代表的なブドウ品種は、白が「ヴェルトリンスケ・ゼレネ(=グリューナー・フェルトリーナー)」、赤が「フランコフカ・モドラ(=ブラウフレンキッシュ)」。特に赤ワインの「フランコフカ・モドラ」は、女帝マリア・テレジアが愛飲していたという史実も残っていて、国を代表する人気品種です。もちろん、ピノ・ノワールなど国際品種からも高品質のワインが造られていて、とあるヨーロッパのワインコンクールでは、フランス・ブルゴーニュのピノ・ノワールを抑えて優勝したこともあるのだとか。
東部では世界三大貴腐ワイン「トカイ」も生産
スロバキアには6つの生産地域があり、個性的な土着・固有品種を含めると60品種以上のワイン用ブドウが栽培されています。
東部のトカイ地区では、世界三大貴腐ワインのひとつとして知られる、甘口の「トカイワイン」の生産も行われています。「トカイ」といえばハンガリーが有名ですが、トカイ地区は2国にまたがっていて、スロバキア側で造られても「トカイ・ワイン」と表記することがEUの法律で認められています。
鮨や和食にも合うやさしい味わい
スロバキアワインのアンバサダーで『マイティワイン』の西村博昭さんによれば、スロバキアではワインは日常に溶け込んでいて、家庭料理と一緒に楽しむのが一般的。そのため、主張が強過ぎず、やさしい味わいのワインが多く、アルコールも低め。「お鮨や和食にもとてもよく合う味わいなんです」。
『マイティワイン』は、スロバキアワイン専門インポーターで、母体は大阪府大東市に本社を持つ電線用導体メーカー。スロバキアに工場を開設したのが縁で、2010年よりワイン輸入を開始。2018年に輸入販売の『マイティワイン』を設立。同社は、日本で唯一のスロバキアワイン専門のインポーターです。
北新地にはスロバキアワイン専門のショップ&バーも
ジワジワ人気が高まりつつあるスロバキアワイン。『阪神百貨店』で5月31日から始まる「第55回 阪神大ワイン祭」にも2社のブースが登場。ぜひ「新しい伝統国」スロバキアのワインの魅力に触れてみて下さい。 また、大阪・北新地にある『マイティワイン』直営の『Bar&Shop Dufarm(デュファム)』では、常時約50種のスロバキアワインが揃っています。フードとのペアリングやテイスティングもできるので、好みの味わいを探してみてはいかが?
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【店名】Bar&Shop Dufarm
【住所】大阪府大阪市北区堂島1-3-20 阪口ビル1F
【電話番号】06-6677-8150
【営業時間】17:00〜23:00LO
【定休日】土・日・祝日
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- 問合せ先
- 株式会社マイティワイン
- 公式サイト
- https://mighty-wine.com
- 問合せ先
- plus wine株式会社
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