日本酒を気軽に! 覚えておきたい大阪・福島『弘大Z』のカウンター

飲み屋がひしめくJR福島駅の南エリア。そこにあるひときわインパクトの大きなのれんの向こうには、気軽に日本酒と海鮮が楽しめるカウンター酒場があるのです。

一枚板が目を引くカウンター酒場

燗映えする銘柄の充実具合や漁師直送の旬魚などで左党の心をガッチリ掴み、飲み屋激戦区の福島で確固たる人気店となった『日本酒弘大』。2014年の開店から1年ほど経った頃、店主・宮部 弘さんの「自分も気軽に飲みに行ける店を作りたい」というアイデアを発端にして誕生したのがこちらの『弘大Z(ひろしだいゼット)』です。

『弘大Z』外観
営業は16時からとあって早がけスタートの飲みも可能、JR福島駅へは歩いて2分ほどなので電車の時間ギリギリまで楽しい飲み時間が続けられます。
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店長で料理人も務める平賀清高さんに話を聞けば、「彦根の材木屋さんがこのイチョウの木の一枚板を持っていることがわかって、この木ありきで店のカウンターを作りました」。店の中央にドンと鎮座する見事なカウンター。テキパキとお酒や料理をサーブするスタッフの活気を眺めつつ、楽しげに酔うお客さんの顔も見えるまさに“劇場型”のカウンター酒場です。

『弘大Z』内観
カウンター24席、見事なイチョウの木の一枚板を用いたカウンター。椅子の座面が黄色いのも…「銀杏に見えないこともないでしょう?」と平賀さん。
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リーズナブルに楽しめる日本酒の数々

1号店である『日本酒弘大』に続き、もちろんこちらも日本酒を豊富に取り揃えます。ワイワイと気軽に飲んで楽しめるカウンター酒場であるからこそ価格はリーズナブルに、常時40銘柄ほどがラインアップ。中でも青森『西田酒造』の「田酒」や奈良『油長酒造』の「風の森」などが人気。チョイスに迷った時はスタッフさんが相談に乗ってくれるので、そういった“飲みニケーション”が楽しいのもカウンター酒場ならではです。

『弘大Z』日本酒
青森『西田酒造』の「田酒」(特別純米)半合580円、平賀さんのお気に入りは福島『仁井田本家』の「田村」(生酛純米)、「おだやか」(純米吟醸)共に半合680円。
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“もう1杯!”を促す居酒屋メニュー

アテは日本酒はもちろん、ビールやハイボールが進む王道の居酒屋メニューがズラリ。1号店同様の鮮魚メニューが豊富に揃うのはもちろん、野菜メニューやご飯ものまで酒好きが“もう1杯!”と行きたくなるツボをグッと押すメニューの数々です。

『弘大Z』メニュー表
取材日のメニューリストがこちら。季節や入荷状況によってリストに載るメニューは変わります。
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『弘大Z』あげだし
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『弘大Z』炙り盛り
お野菜は天ぷらとあげ出し、調理方法を選べるのもうれしい! レンコン、ナス、ズッキーニなど計7種の「お野菜 あげ出し」980円、「炙り盛り」 1780円。この日はマナガツオ、サワラ、金目鯛の3種類の盛り合わせ。
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料理はしっかりとした量のメニューも多く、からあげや魚フライなどタイミングが合えば半量対応もしてもらえるので、ひとりでふらっと立ち寄ることができる気軽さも◎! 福島でぜひ覚えておきたいカウンター酒場のひとつです。