鯛のアラだしで煮込む「真鯛と白ネギのラグーパスタ」|『日本酒餐昧うつつよ』のハレの日レシピ

「真鯛のアラを2時間煮出してだしを取ると、ラグー(煮込み)の旨みがぐっと深まりますよ」。大阪・本町の酒亭『日本酒餐昧うつつよ』店主の藤井章弘さんが指南する鯛のアラだしは、香味野菜も入った“鯛のコンソメ風”。切り身と白ネギをたっぷり加え、あとはコトコト10分。凝縮した旨みを平打ちのタリアテッレにじっくり吸わせるのがポイントです。

鯛のアラだしの材料と作り方

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」材料
10

【材料(作りやすい量)】
鯛のアラ…600g
玉ネギ…1個
セロリの葉…1本分
昆布…10g
酒…100ml

【作り方】
鍋に鯛のアラと、しっかり浸かるくらいの水(分量外)を入れて加熱し、ひと煮立ちさせたら茹で汁を捨てて臭み抜きをする。その鍋に2Lの水と昆布、酒を入れ、強火にかける。アクが出たら取り、玉ネギとセロリの葉を適宜切って加える。再びアクが出たら取り、軽く沸くくらいの火加減で2時間煮出して漉す。

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」アラだしの作り方
アクを取った後の火加減は下左くらい。下右が2時間煮出した状態。
10

真鯛と白ネギのラグーパスタの材料と作り方

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」材料
10

【材料(3人分)】
パスタ(タリアテッレ)…180g
真鯛…200g
白ネギ…2本
ニンニク…1/2片
タカノツメ…1本
ピュアオリーブ油…大さじ2
酒…100㎖
鯛のアラだし…300㎖
塩…2g
コゴミ…10本
イタリアンパセリ・木の芽…各適量
1%の塩水(水2Lに対して塩20gが目安)…適量

【作り方】
<真鯛と白ネギのラグーを作る>

①ニンニクを大きな2本のスプーンの間に入れ、布巾で抑えて上からしっかりと押して潰す。フライパンにタカノツメ、ピュアオリーブ油と共に加え、弱火にかけてじっくりと香りと辛みを引き出す。ニンニクが色付いてきたらどちらも取り出す。

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」ラグーを作る
10

②真鯛を一口大に切り、白ネギは粗めの小口切りにする。①に加え、塩で味付けし、白ネギがしんなりするまで炒める。

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」炒める
鍋肌に旨みが付着しているので、こそげ取るように炒めて。
10

③酒を加えて軽く煮たら、鯛のアラだしを注ぎ入れ、中火で10分ほど煮込む。

10

<コゴミとタリアテッレを茹でる>
④ ③を煮込み始めたタイミングで1%の塩水でコゴミをさっと茹で、一口大に切る。
⑤ ④の茹で汁でタリアテッレを袋の表示より3分短く茹でる(約5分)。

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」茹でる
「コゴミの季節が終わったら、初夏ならスナップエンドウなどの豆類、夏はトマト、秋はキノコでもOK。冬場は蕪や白菜でもおいしくできますよ」
10

<仕上げる>
⑥ ③に④、⑤を加え、茹で汁を90㎖くらい加えて煮込む。藤井さん曰く「真鯛と白ネギのラグーの旨みをしっかりとパスタに吸わせるイメージ」。汁気が足りなければ茹で汁で調整しながら、約3分を目安に汁けがほぼなくなるまで煮込む。

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」仕上げる
10

⑦ ⑥を器に盛り、イタリアンパセリ、木の芽をちぎって散らす。

「真鯛と白ネギのラグーパスタ」完成
「庖丁で切るより、手でちぎった方が香りが立つんですよ」と藤井さん。
10
『日本酒餐昧うつつよ』店主の藤井章弘さん
教えてくれたのは、『日本酒餐昧うつつよ』店主の藤井章弘さん
1978年、讃岐うどんで知られる香川県出身。『トゥールモンド』時代の高山龍浩シェフ(現『ad hod(アドック)』に2年師事し、フレンチを学び、ヌードルダイニング『麺飯』(閉店)を手伝う中で日本酒に興味を持つ。『山中酒の店』の系列居酒屋に入り、2店舗の料理長を務めて、2011年、独立。「麺好きなので、修業時代からいろんなパスタをまかないで作ってきました!」と、今回ご登場願った。
10

連載「シェフのパスタ108」

外食ではいろいろ選べるのに、家で作るパスタはいつも同じ——そんな悩みに応えるべく、関西のシェフたちが108通りの答えをご用意します。

詳しくはこちら