アメリカ村『FALAFEL SABABA』で気軽に中東料理を

大阪・心斎橋のアメリカ村には、ヴィーガンの人もベジタリアンの人もなんでも食べる人も、日本人も海外の人も集まるバリアフリーな中東料理店があるという。

中東料理というヴィーガンの選択

「5年前にヴィーガンという考え方に出合い、ヴィーガンとして生きていくことを選んだのですが、同時に食べるものに困ったんです。外食で食べていいものがわからなくて。そんなときに出合ったのがこのお店です」
そう話すのは、大阪・心斎橋のアメリカ村にある中東料理店『FALAFEL SABABA(ファラフェル サババ)』唯一の日本人スタッフであるコトエさん。
他にも同店で働くアメリカ人のポールさん、モロッコ人のサイードさんはベジタリアンで、みんな元々は同じような理由で通っていたお客さんだったそう。
では、オーナーのモシェ・アローンさんもベジタリアンかヴィーガンなのかと思いきや、「いいえ、私はお肉も食べますよ。」と、本人からは意外な返事。

「FALAFEL SABABA」のオーナーとスタッフ
中央がオーナーのモシェ・アローンさん。左はポールさん、この日休みだったサイールさん含め、みんな日本語がペラペラ。右は坂本琴江さん。
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モシェさんはイスラエル出身。中東料理を日本でも食べてほしいと2019年1月に『FALAFEL SABABA』をオープン。もともと中東料理は野菜中心のものが多いそうで。ヴィーガンの人も食べられる代表的なひよこ豆を使ったフムスやファラフェル以外にも、鶏肉などを使ったケバブや、ナスとタマゴのサンドイッチ(サビーフ)などのメニューも用意されています。ヴィーガン専門店というわけではなく、中東で食べられている本場の料理が味わえるお店です。
代表メニューのファラフェルプレートは、ヴィーガンに適した料理でありながら、さらにグルテンフリー。それぞれに調理された色とりどりの野菜に、滑らかなフムスとほくほくのファラフェルが一皿に盛られています。添えられたピタは、ほとんどの人がハーフでお腹いっぱいになるというボリューム!

「FALAFEL SABABA」のファラフェルプレート
ファラフェルプレート。ランチタイム(~14:00)は、ドリンクが付いて1100円。写真はランチセットよりもボリュームがある14時以降の仕様。1450円。カルダモンが香るイスラエルのコーヒーは+300円でセットに。
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モシェさん曰く食べ方に決まりはないそう。ピタでフムスをすくいながら食べるも良し、切り込みが入ったピタに好きに具材を挟んで小さなオリジナルピタサンドを作りながら食べるも良し。お店にはフォーク、ナイフのほかにお箸も用意されています。
ちなみに一番人気は、ヴィーガンケバブ。鶏肉のかわりにソイミートを使用。手軽にたっぷりの野菜が摂れて、ヘルシーだと、ヴィーガンやベジタリアンでない人もよく注文するそう。

「FALAFEL SABABA」のヴィーガンケバブ
ヴィーガンケバブ。写真はハーフピタで900円。
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「SABABA」というのは、ヘブライ語で「良い感じ」を意味するスラング。場所柄もあって、日本人も海外の人も入れ代わり立ち代わり、ヴィーガンの人もそうでない人も「良い感じ」に混じり合う場所。「SABABA」の扉はいつも平等に開かれています。

Falafel Sababa: Casual Middle Eastern Cuisine in Shinsaibashi

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