昼はスパイスうどん、夜は餃子コースのみの二毛作店に

ペッパー燻製鯖うどんに、パクチー味噌赤池鶏団子うどん、海老グリーンカレーうどんと、名前からして個性的な昼メニューの数々。

そんなスパイスうどんの店というだけでも特徴的なのに、夜はなんと餃子コースを開始。「もともと餃子は、祖父が営んだ中華料理店のメニューで、その味を受け継ぎ当店仕様に仕上げたオリジナルです。ランチでは餃子オンリーのファンもいるので、夜を餃子だけにしたら面白いかなと思って」と、チャレンジングな姿勢を見せる店主の深田周平さん。

もちろん、餃子コースのライナップも遊び心満載だ。

自家製水餃子入りスープ

コースは独創系から定番まで!? 怒涛の餃子ラッシュ！

まずは、国産骨付き若鳥でとっただしに、ショウガを利かせた自家製水餃子入りスープから。

続く、鹿児島産活き車海老とアボカドのバジルソース餃子、北海道産ホタテとブロッコリーのクリームソース餃子は共に揚げ餃子で、ハモンセラーヌの生ハムが添えられる。加えて、サクサクのチーズせんべいの上にのせたチーズ肉餃子の計3品が一堂に。まさにビール、いや、シャンパンとも合わせたい美しいワンプレートだ。

3品目の燻製鯖餃子は、うどんメニューでも人気上位、燻製鯖うどんのオマージュ作。口に入れれば、モチモチした皮の中、ほのかな薫香に、鯖の程よい塩味と甘い油がジュワっとあふれだし、こちらも酒がほしくなる一品。

ポテトサラダを餃子にした4品目、祖父が営んだ中華料理店「三喜飯店」直伝のトンポーローを使った餃子が5品目と、怒涛の独創系ラッシュを経て、いよいよ看板餃子が登場する。

「UDON MAIN」が1番に推す餃子は奇をてらわず、ニンニク有り無しの2種を3個ずつ。 ニラとキャベツがベースのニンニク有り、九条ネギと白菜のニンニク無しは共に、創業以来不動の人気を誇り、シンプル・イズ・ザ・ベストのひと皿だ。

もともと毎日食べても食べ飽きないよう、祖父の代から作り込まれたもので、深田さんがオリジナルのよさを損なわないようブラッシュアップ。このコースに向けてはさらに作業工程を見直し、餃子タネの水分量を減らした分、野菜多めなのに肉々しい仕上がりになった。

つけだれにもこだわり、各2種ずつ4パターン。最初は何もつけずそのままの味わいを。次に好みのタレで、味変していけば全6パターンに。最後まで異なる味が楽しめる。

そして、餃子はまだまだ終わらない。

再び変化球となる、“気まぐれ餃子”はサプライズディッシュ。どんな餃子が登場するかはその日次第だ。ちなみに、過去には納豆ご飯を包んだ仰天餃子も登場。「反応によってはオンメニュー化する」という、試金石となる1皿でもある。

最後は、スパイスと共にじっくり煮込んだ自家製チャイに、バニラアイスを自家製皮で包んだデザート餃子で、全11品のフィニッシュ。

まさに餃子尽くしのコース、多いのでは？ と問えば、「コースについてくる、土鍋で炊いたご飯もしっかり召し上がる方が多いです」と、量もきっちり計算している深田さん。

なお、餃子コースは二部制（17：30～19：30、20：00～22：00）で、各回8名限定の完全予約制。Instagram DMもしくは、公式LINEより、2名からの受付け。

餃子ファンにはたまらないコースだが、まぁまぁの人も“餃子の手札”に是非！

車海老とアボカドのバジルソース餃子、チーズ肉餃子、ホタテとブロッコリーのクリームソース餃子

■店名
UDON MAIN
■詳細
【営業時間】10：30～15：00（LO）、17：00～21：30（LO、日曜19：30LO）
【定休日】火曜休（祝日の場合、水曜休）
【公式サイト】https://www.udonmain.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/udon_main/
【LINE】https://page.line.me/579cmfhv