アメリカ食材フェア2024 “美”食のアメリカ ~目指せ、食べて美しく~

アメリカ食材フェア2024 “美”食のアメリカ ~目指せ、食べて美しく~

プロモーション

2024.03.22

文:団田芳子 撮影:京谷和宜、太田恭史 スタイリング:井植雅子

PR:アメリカ農産物貿易事務所(ATO)大阪 在大阪・神戸米国総領事館

アメリカから日本に届けられている食材は、なんと3000 種以上。SDGs への関心が高く、生産者はもちろん、政府が品質や安全性に厳格な基準を設けています。ファストフードのイメージばかりが先行していますが、あまから手帖が選んだ京阪神の実力派飲食店による、今どきのアメリカ食材を使った特別料理をいただけば、アメリカの「食」の印象はガラリと変わるはず。「食べて、そして美しく」。相愛大学 杉山 文教授による各料理の栄養ポイントを参考に、アメリカの「食」の魅力を体感してください。

目次

カフェ・ビストロ 『オーボンモルソー』 フランス料理『ディファランス』 カフェ『スイスホテル南海大阪 ザ・ラウンジ』 ハンバーガービストロ 『カミナリバーガーズ』 スモークバーべキュー専門店  『チョップヒッツバーベキュー』 バル『六甲道ヨウ』 ダイニング&ワインバー『コネクション』 カフェ『ドットカフェ』 “美”食なアメリカ食材 イベント詳細

カフェ・ビストロ 『オーボンモルソー』

飾り皿や絵画で溢れる店内は、まさに古き良きフランスのビストロ。メニューには正統派のリヨン料理が並ぶ。店主・久保正樹さんはシャルキュトリーの達人ゆえ名物・アンドゥイエット(モツを使ったソーセージ)はぜひ。

オーボンモルソーシェフ 久保正樹さん/ひな鶏のグリル 白インゲン豆添え 2800 円。<管理栄養士からのひと言ポイント>良質たんぱく質が豊富なひな鶏。鶏肉とトマトの旨みで相乗効果が生まれます。白インゲン豆の主成分は炭水化物とたんぱく質、他、ビタミンB群、カルシウム、鉄分、種皮は食物繊維が豊富に含まれます。

ひな鶏のグリル 白インゲン豆添え
「ひな鶏はフランス人の好物。米国産は食感が柔らかく、ジューシーですね」と久保さん。今回は半羽分を熱々のスキレットで。鶏肉の下には、鶏の骨とトマトの旨みを蓄えた白インゲン豆がたっぷり。マスタードでの味変が楽しい。

【住所】京都府京都市中京区恵比須町 534-18
【電話番号】075-212-8851
【営業時間】17:30 〜 23:00(LO)
【定休日】火曜・第3水曜
【席数】カウンター 4席、テラス 4席、テーブル 22席
【アクセス】京都市役所前駅から 5分
【料理】シャルキュトリー盛合せ 2800円

フランス料理『ディファランス』

インテリアも多皿のコース構成もモダンだが、「流行りを追うのは苦手。技法も調味料もあくまで王道」とオーナーシェフ・藤本義章さん。けれど、食材の組合せは斬新で、魅了される人多し。

ディファランスオーナーシェフ 藤本義章さん/アンガス牛ハラミと新玉葱 ピスタチオのムースを添えて 12000円のコース料理から。<管理栄養士からのひと言ポイント>お肉に含まれる鉄分はイチゴのビタミンCと合わさると、身体への吸収がよくなります。ピスタチオには抗コレステロール作用があるといわれるリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸が含まれます。

アンガス牛ハラミと新玉葱 ピスタチオのムースを添えて
長細くカットした新玉ネギの中にはアンガス牛のハラミが。「クセがない赤身なので料理のし甲斐があります」とばかり、燻製したブルーチーズと生玉ネギの辛み、苺の酸味で未知の深みを創出。ピスタチオのムースを加えると驚くほどふくよかに。米・仏・和が共演する前菜。

【住所】大阪府大阪市西区靱本町 1-16-12
【電話番号】06-6479-1140
【営業時間】12:00 〜 13:00(LO)、17:30 〜 19:30(LO)
【定休日】火曜
【席数】テーブル12席
【アクセス】四つ橋線本町駅から5分
【料理】コース昼・7500・12000円、夜18000円

カフェ『スイスホテル南海大阪 ザ・ラウンジ』

ホテルロビーの一画を占める『ザ・ラウンジ』。柔らかなブルー系のインテリアで、落ち着いた雰囲気。上質なコーヒー・紅茶と共に、季節のスイーツやアフタヌーンティーをゆったりと楽しめる。

ザ・ラウンジエグゼクティブ・ペストリーシェフ 中村友樹さん/ニューヨークチーズケーキ 650 円。<管理栄養士からのひと言ポイント>チーズの酸味にブルーベリーの甘みを合わせています。チーズは骨や歯の形成に必要な栄養素、カルシウムを含みます。ブルーベリーには抗酸化作用を持つビタミン C、アントシアニンなどが含まれています。

ニューヨークチーズケーキ
100年以上前に NY で誕生したクリームチーズ。そのマイルドなテイストを生かしたクラシックなチーズケーキをペストリーシェフの中村さんが、小粋なスイーツに。底と側面はローストしたアメリカアーモンドをたっぷり。軽やかな食感で濃厚なチーズの風味を引き立てる。

【住所】大阪府大阪市中央区難波 5-1-60 スイスホテル南海大阪 6階
【電話番号】06-6646-5004
【営業時間】11:00〜17:30(LO)
【定休日】無休
【席数】テーブル 100席
【アクセス】南海なんば駅直結
【料理】スイーツ 500円〜、アフタヌーンティー5500円〜

ハンバーガービストロ 『カミナリバーガーズ』

「若い世代のフレンチへの入口に」と、フランス料理歴 29年の長岡 綾さんが開いたハンバーガーショップ。フランス伝統の煮込み料理・カスレやジビエのバーガーが 20代に大ウケ。ビストロ使いも可能。

カミナリバーガーズオーナーシェフ 長岡 綾さん/ブラックアンガスの牛タンのドーブ(南仏)風 赤ワイン煮込みハンバーガー 2800 円。<管理栄養士からのひと言ポイント>牛タンは脂肪が多い部位ですが、赤ワインと煮込むことで脂肪が溶け出し、柔らかく仕上がります。カリフォルニアオレンジに含まれるビタミン C は肉の鉄分の吸収を高めるので栄養的に効果が期待できます。

ブラックアンガスの牛タンのドーブ(南仏)風 赤ワイン煮込みハンバーガー
表面はカリッと歯切れ良いバンズに、カリフォルニアオレンジやオリ ーブと共に柔らかく煮込んだ分厚い牛タンと黒毛和牛のパティを重ねたバーガー。複雑な味わいはフレンチを食べた満足感をもたらす。「米国産チェダーチーズもコクがあって愛用してます」と長岡さん。

【住所】大阪府大阪市中央区東心斎橋 1-18-2 アマキビル 2階
【営業時間】11:30 〜 21:00(LO)
【定休日】水曜、不定休あり
【席数】カウンター 2席、テーブル8席
【アクセス】心斎橋駅から3分
【料理】ハンバーガー1200〜2500円程度。

スモークバーべキュー専門店『チョップヒッツバーベキュー』

店主・和田直人さんが現地で食べて惚れ込んだ、テキサス・スタイルのスモークバーベキュー専門店。薪を使ってスモークを掛けながら低温で焼く肉は、驚くほど柔らかでBBQの概念が覆ると評判。

チョップヒッツバーベキューオーナーシェフ 和田直人さん。/ベイビーバックリブ1/2 LB (227g) 1750 円。<管理栄養士からのひと言ポイント>チルドで熟成させ、骨付きで調理することで旨みも強くなり、柔らかく焼くことができます。豚肉のビタミンB1 は炭水化物の分解を助け、効率よくエネルギーに変えるという重要な働きをします。

ベイビーバックリブ
スペアリブより小さいサイズの骨付き豚肉はアメリカならでは。スモークリングと呼ばれるピンク色の皮目がスモークを掛けて調理した証し。骨からホロリと外れる肉は、スパイシー&スモーキーで、日本人にはどこか懐かしくも新しい味わい。クラフトビールと合わせたい。

【住所】大阪府大阪市西区新町 2-12-12 ナカモリ新町ビル1階
【電話番号】06-6695-7539
【営業時間】12:00〜14:30(LO)、17:00 〜21:30(LO)
【休み】月曜、木曜の昼
【席数】テーブル 20席
【アクセス】西大橋駅から5分
【料理】ブリスケット1/4 LB(113g)1220円。

バル『六甲道ヨウ』

人通りが絶えない賑やかな商店街の中の気軽なバル。イタリアン、スパニッシュ、洋食など、店主・村岡洋昭さんの多彩な経歴を生かしたユニークなメニューと、無農薬中心の野菜料理が女性に大人気。

ヨウ店主 村岡洋昭さん。/ザクロのリゾット1600 円、アンガス牛ハラミのタリアータ(たたき)、アメリカのブルーチーズとクリームチーズのソース 炭の香り)3000 円。<管理栄養士からのひと言ポイント>豊富なたんぱく質、鉄分を含む牛肉、チーズソースでカルシウムを補給します。ザクロは正常な血圧を保つのに必要なカリウム、抗酸化作用を持つビタミンC、アントシアニン、ポリフェノールを豊富に含みます。

ザクロのリゾット、アンガス牛ハラミのタリアータ(たたき)、アメリカのブルーチーズとクリームチーズのソース 炭の香り)
「アンガス牛のハラミは柔らかくて脂もくどくない。だけど力があるからチーズに負けない」と村岡さん絶賛。添えたのは何とザクロのリゾット。「カルローズ米は粘りが少なくアルデンテにしやすいし、日本人の口に合いますね」。甘酸っぱくてクセになる味わい。

【住所】兵庫県神戸市灘区森後町 2-2-12
【電話番号】080-1523-1039
【営業時間】17:00〜22:00(LO)、土・日曜 15:00 〜
【定休日】月・火曜、不定休あり
【席数】カウンター9席
【アクセス】六甲道駅から5分
【料理】おまかせ前菜盛合せ 1000円(1人前)。

ダイニング&ワインバー『コネクション』

アメリカ・オレゴン産をメインにしたワイン 700種を揃えるダイニングバー。常時 50種をグラスで。“ハリウッド映画の中の日本” をイメージした店内は不思議と落ち着く。大人しい看板猫が可愛い。

コネクションオーナーソムリエ 藤次洋貴さん/オレゴン名物サーモンのベリーソース梅肉と海苔の佃煮を添えて 1430 円。<管理栄養士からのひと言ポイント>サーモンに含まれる EPA や DHA は血管系疾患の予防効果があると言われています。身の色は、アスタキサンチンという色素で強い抗酸化作用が期待できます。ラズベリーのソースでビタミンを補給します。

オレゴン名物サーモンのベリーソース梅肉と海苔の佃煮を添えて
「オレゴン産ワインはエレガント」と、ワインスクール講師でもあるソムリエの店主・藤次さん。愛するオレゴンの名物・天然サーモンのベリ ーソースを「日本人の口に合うようにと、梅肉と海苔の佃煮を媒介に」した一品。ラズベリーと海苔の佃煮の相性の良さに驚かされる。

【住所】大阪府大阪市北区西天満 4-8-7
【電話番号】06-6367-2010
【営業時間】18:00〜翌 1:00(フード LO)
【定休日】月曜
【席数】カウンター8席、テーブル 16席
【アクセス】淀屋橋駅から10 分
【料理】Gワイン 1100円〜、おつまみ 660円〜、肉料理 2000円程度。

カフェ『ドットカフェ』

フランス料理『ディファランス』が 2020年に立ち上げたカフェ。パティシエの佐野拓馬さ んが季節のフルーツを使って一から手作りするケーキが約 10種。月替わりの “おかず” も人気で週末には行列が。

ドットカフェパティシエ 佐野拓馬さん/ネブワイザー680円。<管理栄養士からのひと言ポイント>アーモンドに含まれるに含まれるビタミン E、ナッツ類ではトップの含有量です。抗酸化作用があり、合わせるオレンジは抗酸化作用を一層強化すると言われるβ-カロテンとビタミン C の両方を含みます。

ネブワイザー
「果汁感の強いネーブルオレンジとアメリカが誇るバドワイザーのムースを主役にしました」と佐野さん。藤本シェフ譲りの独創的な組合せだ。オレンジとビール、紅茶のクリームの苦みに、ホワイトチョコの甘みとアーモンドの香ばしさが絶妙に絡む、大人のデセール。

【住所】大阪府大阪市西区靱本町 1-18-23 ウルトラビル 2階
【電話番号】06-6479-1141
【営業時間】11:00 〜 19:00(LO)
【休み】火曜休、水曜不定休
【席数】テーブル9席
【アクセス】四つ橋線本町駅から5分
【料理】スイーツ500〜700円程度。

※今回、紹介した料理以外にも、各店でアメリカ食材を使ったメニューが期間中、登場します。

“美”食なアメリカ食材

実はアメリカ食材は大変厳しい検査を通過して、日本へやって来る。種類も豊富なアメリカ食材。身近なものでも意外な栄養素が含んでいることも。改めて注目したい “美” を作る食材をお試しください。

アメリカ食材1左上から時計回りに、アンガス牛、カリフォルニア産クルミ、アメリカ産ポーク、アラスカ産サーモン。

アンガス牛
和牛に比べ低脂肪・低カロリーのアンガス牛。ステーキ、しゃぶしゃぶ、ローストビーフにぴったりのモモ肉、赤身が多くモモよりサシが入りやすく風味もあるウデなど、多彩なスペックの単品・大量供給力も強み。

カリフォルニア産クルミ
今、注目の植物性オメガ3脂肪酸、多価不飽和脂肪など独特な栄養成分を有するスーパーフード。クルミの木がカリフォルニアにもたらされたのは 1770年頃とか。今では世界の 2/3の需要を満たす大生産地に。

アメリカ産ポーク
コーンベルト地帯など肥沃な大地から収穫した栄養価の高い大豆やトウモロコシで育て、低脂肪・低カロリーの肉質を実現。日本へのチルド輸送で海を渡る間に熟成が進むため、柔らかくジューシーになり旨みもアップ。

アラスカ産サーモン
世界でも屈指の漁獲量を誇るアラスカ。中でも天然の紅鮭は一級品として知られる。サイズは大きめで、抗酸化作用を持つアスタキサンチンを含む天然のエサを捕食するため紅色が濃く、肉質もしっかりめ。

アメリカ食材2左上から時計回りに、アメリカンチーズ、フロリダ産グレープフルーツ、鶏肉、カルローズ米

アメリカンチーズ
実はアメリカは世界最大のチーズ生産国。種類もお馴染みの物からオリジナルまで約 600 種と豊富。世界屈指の厳しい基準があり安全で質が高く、受賞歴も多数。1日の摂取目標を満たすに充分なカルシウム源でもある。

フロリダ産グレープフルーツ
フロリダの太陽とミネラル豊富な砂地が育む太陽の果実。果肉が白く爽やかな「ホワイト」、赤い果肉で酸味の少ない「ルビー」の 2種が日本に入荷。旬は1~4月。クエン酸や食物繊維による疲労回復や美容効果も。

鶏肉
アメリカの家禽の中心はチキン。大自然の恵みを受け健康に育ったチキンの美味しさには定評がある。徹底した品質管理や検査制度も世界のお手本だ。日本ではあまり見かけない小さな丸鶏「ゲームヘン」なども入荷可能。

カルローズ米
カルローズとは「カリフォルニアのバラ」の意。カリフ ォルニア州オリジナルの中粒種。日本の短粒種とタイ米のような長粒種の中間にあたり、双方の優れた点を持ち合わせる。軽い食感とアルデンテ風の歯ごたえが特長。

所長&教授左/アメリカ農産部貿易事務所 アレックス・ブランバーグ所長「今回のフェアでは、アメリカの多種多様な食材が一流のシェフの方々に調理され、素晴らしい一品に。ぜひ食材の良さを存分に生かした料理をお召し上がりください。どのレストランに行っても間違いなし! 全部回ったってー!」 右/相愛大学 杉山 文教授 管理栄養士。相愛大学人間発達学部管理栄養学科教授、料理研究家、管理栄養士、保健学修士。『杉山 文料理研究室』を主宰。大学にて管理栄養士をめざす学生の指導をするほか、企業向けのメニュー提案や栄養監修など多方面で活躍中。「今回のフェアでは食べて美味しいだけでなく栄養も満たされる素晴らしいお料理がいっぱいです。ぜひぜひ体感してみてください!」。

■イベント名
アメリカ食材フェア2024
■詳細
【主催】アメリカ農産物貿易事務所(ATO)大阪 在大阪・神戸米国総領事館 www.usdajapan.org 【協力】「アメリカ乳製品輸出協会(USDEC)」「アメリカ食肉輸出連合会(USMEF)」「アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)」「フロリダ州政府柑橘局(FDOC)」「アメリカ家禽鶏卵輸出協会(USAPEEC)」「USA ライス連合会(USA Rice) 
【企画】クリエテ関西 あまから手帖

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