
賑やかなカウンターで、大阪料理の華を体感。
おいしい動画
2022年11月はじめの宵の口、北浜の割烹『弧柳』へ。 店に入れば、すでにカウンターは半数ほど埋まっていて、 これから始まる、めくるめく美食の時間への期待で満ちている。 今回は動画でその一部をご紹介します。
食べ手を楽しませる約3時間
18時、一斉スタート。贅を尽くした料理のすばらしさはもちろん、お客の目の前で繰り広げられる仕上げの調理が、エンターテインメント性をもって気分を盛り上げてくれる。若い職人たちが主人・松尾慎太郎さんの指揮の下、きびきび立ち働く姿も素敵。
『弧柳』名物・魚庭(なにわ=造り)は、まずは写真では収まりきらないほどの豪勢な盛付けで。香住の海水でいただく明石の鯛、生海苔醤油で和えたカマス、畳鰯と白海老など。楽や仁清など、器も豪華だ。
次は煮物椀。アンティークの釜に炭を敷き、眼前でクエや松茸を煮る。その香りも贅沢なご馳走。輪島塗の菊花が美しい。
最後は、能勢黒牛の焼物。これも目の前で松尾さんがすいすいと肉を焼き、お弟子さんたちがテキパキと盛り付けていく。見えにくいですが、中川一辺陶の織部の下には炭が仕込んであり、熱々をいただける趣向になっている。
コースは3万3000円となかなかに高額。しかし、料理、器、パフォーマンス、店の雰囲気…食べ手を楽しませる約3時間の美食のひとときには、その価値がきっとあるはずだ。
■店名
『弧柳』
■詳細
【住所】大阪市中央区内淡路町3-3-3
【電話番号】06-7509-3956
【営業時間】12:00(土曜、祝日のみ)、18:00、21:00一斉スタート
【定休日】日曜、不定休あり
【公式サイト】https://www.koryu.net/
【Instagram】https://instagram.com/koryu200933/
大阪案内。
大阪の「いい店」が詰まったあまから手帖1月号「大阪案内。」。
「弧柳」の詳しい情報もぜひご覧ください。
Writer ライター

あまから手帖 編集部
amakara techo