和歌山のみかんと柿 フルーツインフォメーション

関西人にとって身近な和歌山の柿とみかん。
11月1日から大阪で始まる「和歌山 秋のフルーツフェア」を前に、和歌山と柿とみかんの意外と知らないトリビアをご紹介。

「有田(ありだ)みかん」だからできる 秒速“有田むき”

こたつでみかんは定番ですが、食べているうちに爪が黄色くなったりしませんか?
実はそれを解消でき、素早く食べられるむき方があります。それが和歌山県有田地 域を中心に行われている「有田むき」です。
この秋、試してみませんか?

有田剥き1
有田剥き
①みかんのヘタのない方を上にします。両親指をそこにのせ、軽く爪を立てて、皮ごと半分にグイッと割ります。皮の上から房の割れ目を意識すると上手く割れやすいです。個体差はありますが、慣れてくると爪を立てなくても簡単に割れるようになります。
有田剥き2
②さらに、4等分に割ります。皮が柔らかい有田みかんだからこそ、割れやすいのです。
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有田剥き3
③あとは内側からコロンと転がすように実をむけば…。
有田剥き4
④手軽に素早くむける、有田むきの完成です!  今まで1枚1枚皮をむく努力は何だったのか…。さらにゴミ捨ても楽です。家族やお友達にも「有田むき」を伝えて、拡散してくださいね。
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和歌山県産みかんは生産量、全国第1位

室町時代にはみかんを栽培していた記録が残る和歌山のみかん生産量は、全国70万t のうち21% を占め、全国1位(※)。中でも県中部の有田市、有田川町、湯浅町、広川町から成る有田地域だけで約8万t を生産。「有田みかん」と呼ばれる温州みかんが有名です。
※農林水産省近畿農政局 令和5年5月発表資料より。

みかんコラム1
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温暖な気候風土と伝統の育て方が美味を育む

紀伊水道に面し、温暖で雨が少ない有田地域。海岸地帯から標高約300m の場所にかけて石垣積の段々畑が広がります。この石垣は排水性を高め、日光をみかんの樹に反射させる効果が。太陽を燦々と浴び、実が肥大する夏に雨が少ないことで果実が糖分を蓄 えます。

みかんコラム2
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40品種以上を栽培し秋〜早春まで旬をキープ!

和歌山で栽培しているみかんは、40 品種以 上(※)。露路ものは10月頃から出荷される 「極早生」に始まり、12月にピークを迎える「普 通」、12月に収穫してから倉庫で貯蔵し3月ま で出荷する「蔵出し」など、旬が続くよう各農 家が複数の品種を育て、工夫しています。
※令和3年産特産果樹生産動態等調査より。

みかんコラム3
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和歌山県産の柿も生産量、全国第1 位!

和歌山の柿の生産量は、全国18万6600tのうち、21%を占める全国1位(※)。なかでも、大阪や奈良と接する県北東部の伊都(いと)・那賀地方では和歌山で作られる柿の90%を生産。紀の川に沿って柿畑が広がります。
※農林水産省近畿農政局 令和6 年4月発表資料より。

柿コラム1
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温暖な気候風土が柿にも適した果樹王国

約60年前、みかんの生産競争激化などによって価格が大暴落したことから柿の生産が拡大したという伊都地方。1年を通して温暖で雨が少なく、北は葛城山、南は紀伊山地に挟まれた地形の特長から、昼夜の寒暖差が大きいため、糖度の高い柿が育ちます。

柿コラム2
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美味しくする技術が光る! 柿のバリエーション

9月から「たねなし柿」の極早生品種の出荷が始まり、12月の完熟「富有柿」まで幅広い品種が長く楽しめます。さらに、種なし柿を一個一個袋掛けし、樹上でアルコールを用い“ 脱渋(だつじゅう)” する独自の技術で甘くする、断面が褐色の「紀の川柿」(写真)も近年人気です。

柿コラム3
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和歌山フルーツイベント情報

これから秋が深まるにつれて各地にて和歌山フルーツのイベント・フェアが開催されます。

●10月27日(日)
JR大阪駅みのりみのるマルシェ JR大阪駅「アトリウム広場」

●11月21日(木)~30日(土)
和歌山県産みかんを使ったメニュー提供
『みのりカフェ京都ポルタ店』、『みのるダイニングさんすて岡山店』、『みのる食堂エキエ広島店』、『和牛とごはん焼肉じゅん枚方市役所前』・『和牛とごはん焼肉じゅん大阪ドームシティ店』

●11月23日(土)・24日(日)和歌山フェア 阪神梅田本店

柿インフォ1
「富有柿」
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「紀の川柿」
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紀州てまり
「紀州てまり」
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