「みえの食PRレセプション~美し国の美しき食材たち~」開催

11月25日、ホテルオークラ京都にて、「みえの食PRレセプション」が開催されました。過日、三重県の食材生産地を本門した同ホテル総料理長らが、約100名もの料理人やバイヤーなどの参加者に向けて、特別メニューの提供や料理デモンストレーション、トークセッションなどを行い、三重県食材のPRを行いました。

生産者の熱い想いに触れたプレゼンテーション

会場では、三重県から駆けつけてきた生産者の方々による、自慢の味のプレゼンテーションも。答志島(とうしじま)のトロさわらの脂乗りの良さ、高糖度ミニトマト・ハレノヒトマトの誕生秘話、三重の農畜産物を幅広く扱う地域商社の話に、参加者は熱心に聞き入っていました。

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『鳥羽磯部漁業協同組合』の久保田正志さんは、「答志島のトロさわらは、秋から冬が旬。脂肪含有量測定器によって基準値を超えたもののみにブランド・タグ付けしています」とアピール。
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『三交ハレノヒファーム』の中村俊之さんは、試食した人が甘さに驚くほどの糖度10を超える高糖度ミニトマト「ハレノヒトマト」を紹介。「甘さと品質にこだわり、有機培土と温度管理で甘みを作っています」と。
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地域商社『クラギ株式会社』の荘司(しょうじ)梨加さんは、「買い手と作り手を繋ぐのが私たちの使命。野菜や果物、キノコ、加工品、伊賀牛まで、三重県食材を幅広く少量多品種で対応できるのが強み。生産者にも今回の料理がこのように使われたことを伝えたいと思います」。
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美味しい香りに包まれたデモンストレーション

舞台上では料理のデモンストレーションも。同ホテルから中田 肇総料理長と玉垣雄一郎洋食調理料理長が、それぞれ桑名のはまぐりやハレノヒトマト、伊賀牛などを駆使した華やかなフレンチの一品を披露。また、四条烏丸の日本料理『和ごころ泉』店主・泉 昌樹さんが、故郷・三重県のためにと参戦。地元愛溢れるトークに会場中がほっこりとした雰囲気になりました。この後は待望の試食タイムに。

中田総料理長
同ホテル・中田総料理長は、「桑名のはまぐりと伊勢湾のあおさのブルギニヨン風」「熊野地鶏と茸のフリカッセ 野菜入りバターライス添え」を
玉垣洋食調理料理長
同ホテル・玉垣洋食調理料理長は、「三重県産さわらのマリネ マイヤーレモン風味、ハレノヒトマトのエスプーマとピサラディエール」「伊賀牛三角バラ 伊勢茶の香り お米のスービーズソースと赤ワインソース」を。
和ごころ泉
『和ごころ泉』店主・泉さんは、「栗の苞(つと)蒸し」「小蕪とカマスの博多藁燻し」を作りながら、「三重県はレベルの高い食材が豊富。一度使ってみてください」と熱く語りました。試食会ではさらに「柿なます」「伊勢いものきんとん」なども提供してくださいました。
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「美し三重を実感」と松尾さんも絶賛

試食後は、本誌顧問の門上武司が司会役を務めてのトークセッションが。スペシャルゲストの大阪・千里山の料亭『柏屋』店主・松尾英明さんは、「本当に美味しかった。伝説の料理人『志摩観光ホテル』の故・高橋忠之総料理長が『この地を離れない』と仰った三重食材の魅力を実感しました」と述懐。中田総料理長は「現場で生産者の熱い話を聞き奮い立ちました。私も高橋シェフの『火を通して新鮮、形を変えて自然』という言葉を思い出していました」と語りました。
閉会にあたり、野呂幸利三重県副知事は、「シェフの言葉に自分が褒められたように嬉しい」と相好を崩し、「ぜひ、三重県にまた足を運んでほしい」と締めくくりました。

トークセッション1
左から、本誌顧問・門上、スペシャルゲストの『柏屋』松尾さん、『和ごころ泉』店主・泉さん、玉垣洋食調理料理長、中田総料理長。
トークセッション2
それぞれの料理人たちが三重県食材に対する熱い想いを語ってくれました。最後は野呂幸利三重県副知事による閉会の言葉で会は締めくくられました。 上段左から右へ、中田総料理長、玉垣洋食担当料理長。下段左から右へ、『和ごころ泉」泉さん、『柏屋』松尾さん。
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三重県食材フェア in ホテルオークラ京都

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