鳥取の清酒が念願のGI認定!でも、GIって何だ?
そもそもGIとは?
「GI」とは「GEOGRAPHICAL INDICATION」の略で、和訳すると「地理的表示」。特定の地域で育まれてきた、その土地の気候や風土と結びついた品質や歴史を持つ産品の名称を登録する制度のこと。ごく簡単にいうと、産地を国が保証するもの。現在世界各国で同様の制度が設けられている。
では、どんなメリットがあるのだろう?
GI表示を許されるのは、登録された基準を満たす産品のみ。ブランド価値の保証と向上に繋がるほか、名称の不正利用や模倣品を国が取り締まってくれるため、ブランド保護にもなる。加えて、登録された品に特定のGIマーク使用が許されることで、他産品との視覚的な区別が明確にできる。
誰がGI認定を目指したの?
今回清酒のGI認定に取り組んだのは、「青醸会」と呼ばれる鳥取県酒造協同組合の青年部だ。東西に長い地形ゆえに、酒質ひとつとっても東部・因幡(いなば)と西部・伯耆(ほうき)では個性が異なる鳥取。「それらの共通項を探って一つにまとめ上げる苦労は大きかったけれど、酒蔵同士がコミュニケーションを取り合う良い機会になりました」と話すのは、青醸会の一員で『千代むすび』酒造6代目の岡空 聡さん。「GI認定はゴールではなく、ツール。ここから鳥取の酒を盛り上げます」と意気込みを見せる。
原料や製法の基準は?
産品を明確に位置付けるための原料や製法は、申請者側が確たる裏付けと共に申請して認定を受ける流れ。鳥取で醸される清酒の7割以上が純米酒という特徴も基準に取り入れた、以下の7項目が定められている。
・米及び米こうじに鳥取県内で収穫した米のみを用いたもの。
・水に鳥取県内で採水した水のみを用いたもの。
・鳥取県内において製造したもの。
・純米酒であること。
・酒米の蒸しには甑(こしき)を使用すること。
・米こうじは、「盛り」以降の工程は一つの容器に対して40kg以下のロットで造ること。
・こうじ米の使用割合が20%以上であること。
味わいに決まりはあるの?
GI鳥取の味について厳格な取り決めはないけれど、共通する大まかな特性はある。味わいの観点で言うと、「燗にすることで旨さが際立つ、いわゆる燗上がりする酒が多い」「キレがありながら米の旨みをしっかり感じられる」「海産物をはじめとした料理を引き立たせ、口中で完成させる食中酒である」などが特性として挙げられている。
GI認定の8蔵15銘柄はこちら!
今回GI認定を受けた清酒15銘柄は以下の通り。東西に長い鳥取県らしく、共通項がありながらも蔵ごとの個性があるので、ぜひ飲み比べていただきたい。
岩美町『高田酒造場』
瑞泉(ずいせん) 純米大吟醸
瑞泉 純米吟醸
瑞泉 純米酒
鳥取市『中川酒造』
いなば鶴 純米大吟醸 強力
いなば鶴 純米吟醸 五割搗き強力
いなば鶴 特別純米 ろくまる強力
智頭町『諏訪酒造』
諏訪泉(すわいずみ) 純米大吟醸 鵬(おおとり)シルバー
田中農場 強力 純米吟醸原酒
若桜町『太田酒造場』
辨天娘(べんてんむすめ) 純米 強力
鳥取市『山根酒造場』
日置桜(ひおきざくら) 伝承強力
日置桜 特別純米 青水緑山
日置桜 純米酒
琴浦町『大谷酒造』
鷹勇(たかいさみ) 純米吟醸 強力
境港市『千代むすび酒造』
千代むすび 純米大吟醸 強力50
伯耆町『久米桜酒造』
生酛純米酒 八郷(やごう)
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- 備考
- 【本件に関する問合せ】鳥取県関西本部 TEL06-6341-3955
【備考】※このページに掲載の内容は2026年2月時の情報です。

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