日本料理『慶喜』の蛤と蕪のクレソン和え

日本料理『慶喜』の蛤と蕪のクレソン和え

あまからCookingアーカイブ

2023.04.05

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:宮本 進、太田恭史(人物)

大阪ガスの最新Siセンサーコンロの機能を使ったメニューを人気料理人に教わる、『あまからCooking』(『あまから手帖』で連載中)より、今作りたい簡単レシピをご紹介していきます。今回は日本料理店『慶喜(よしのぶ)』の店主・石橋慶喜(けいき)さんに、春色の和え物を教えていただきました。

目次

食材+衣=和え物無限大? 野菜を和え衣に 蛤と蕪のクレソン和えのレシピ 店舗情報

食材+衣=和え物無限大?

和え物は、白和えやゴマ和え、辛子和えのような和食以外に、中華風や洋風にしたりと、食材と和え衣の組み合わせ次第で、旬やいろいろな味わいが無限に?表現できる楽しい料理です。(4月号にもアテになる和え物レシピを掲載中です!)基本、下ごしらえをした食材を混ぜ合わせるだけ。今回は、ひと味違った翡翠色の和え衣の一品をご紹介します。

野菜を和え衣に

翡翠色の正体は、クレソンです。「木ノ芽和えの感覚でクレソンを使いました。太白ゴマ油を加えて乳化させると、和え衣になりますよ」と石橋さん。グリル用調理容器(深型鍋)でハマグリとカブと蒸し煮にして、その蒸し汁とクレソンをピューレにして和え衣にしています。クレソンの清々しさに、ハマグリの旨みが染みわたる滋味深い一品。ちょっと贅沢な春の和え物をお楽しみください。

「慶喜」の石橋慶喜さん北海道・函館出身。20代後半から修業を始め、北新地で独立。端正な中にほんの少し遊びを加えたセンスある料理で人気を博す。クジラのベーコンや利休麩などは自家製し、手間をかけながらも13000円からという値打ちのコースで、長年来の常連客を集めている。

蛤と蕪のクレソン和えのレシピ

蛤と蕪のクレソン和え

【材料】4人分

ハマグリ…12粒(720g)
カブ(葉付き)…1個(200g)
クレソン…35g
酒…30ml
太白ゴマ油…40ml

【作り方】

砂抜きしたハマグリ、くし形に切ったカブをグリル用調理容器(深型鍋)に入れ、酒を振りかけて蓋をする。水なし両面焼グリルに入れて「ココットダッチオーブン」モードを選択。グリルタイマーを10分に設定して蒸し焼きにする。
蓋を開け、ザク切りにしたカブの軸を加え、余熱で5分前後おく。ハマグリは殻から身を外し、蒸し汁は別にして1/3量になるまで煮詰める。
クレソン、②の蒸し汁、太白ゴマ油をミキサーなどにかけてピューレ状にする。
②のカブ、ハマグリを③で和えて、器に盛る。

ココットダッチオーブングリル用調理容器を使えば、ハマグリの酒蒸しもわずか10分の火入れで、身がプリプリとした食感に。余熱効果でカブもほどよく柔らかく仕上がります。

【このレシピの便利機能が使えるコンロはコチラ
※2019年3月号掲載レシピのため、機種が異なる場合があります。

■店名
『慶喜』
■詳細
【住所】大阪府大阪市曽根崎新地1-5-2 大川ビル本館2B号2F
【電話番号】06-6348-1456
【営業時間】17:30~22:30(LO)
【定休日】日曜、祝日(土曜は予約で営業)
【メニュー】コース13000円~。※サ10%別。

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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