日本料理『このは』のアジのなめろう大葉包み揚げ&蓮根包み揚げ

日本料理『このは』のアジのなめろう大葉包み揚げ&蓮根包み揚げ

あまからCookingアーカイブ

2023.05.09

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:宮本 進、塩崎 聰(人物)

大阪ガスの最新Siセンサーコンロの機能を使ったメニューを人気料理人に教わる、『あまからCooking』(『あまから手帖』で連載中)より、今作りたい簡単レシピをご紹介していきます。今回は日本料理店『このは』の店主・田中勝美(まさみ)さんに、アジの揚げ物を教えていただきました。

目次

アジの季節がやってきた! 変わり系揚げ物に アジのなめろう大葉包み揚げ&蓮根包み揚げのレシピ 店舗情報

アジの季節がやってきた!

アジの季節がやってきました! 年中手に入る魚ですが、春から夏にかけて特に脂がのって美味しくなります。生のお造りもいいのですが、やっぱりフライに一票! サクサクッほわっと青魚特有の風味が立ち上がり、よりアジ(味)が良くなります。

変わり系揚げ物に

アジフライは美味しいけど、一尾揚げるのが結構大変…。今回は切り身でも作れるアジの揚げ物を、天ぷらの美味しさで知られる『このは』の田中さんに教えていただいました。「なめろうにしたものと、切り身にレンコンを挟んだもの。異なる食感が楽しい天ぷらです」。ミョウガなどを加えたなめろうは大葉で包み、レンコン挟みには梅肉を忍ばせ、初夏の爽やかな味わいをプラス。アジが手に入ったらぜひ作ってみてください。

「このは」の田中勝美さん『このは』店主・田中勝美さん
日本料理『つる家』で研鑽を積み、2004年に土佐堀で独立。14年に現在の場所に移転。旬の食材をふんだに使った繊細な料理をコースで提供。客の目の前で揚げる天ぷら、カツオ節とマグロ節でだしを引いた優しい味わいの椀物が名物。

アジのなめろう大葉包み揚げ&蓮根包み揚げのレシピ

アジのなめろう大葉包み揚げ&蓮根包み揚げ

【材料】4人分

●なめろう大葉包み揚げ
アジ(三枚におろす)…大1/2尾(約100g)
大葉…4枚
〈A〉
ミョウガ(みじん切り)…1個(約15g)
アサツキ・ショウガ(各みじん切り)…各8g
白味噌…小さじ1
塩…ひとつまみ

●蓮根挟み揚げ
アジ(三枚におろす)…大1/2尾(約100g)
塩…少々
〈B〉
レンコン(皮を剥いて7㎜厚の半月切り)…70g
梅肉…小さじ1

薄力粉・天ぷら衣(下記参照)・揚げ油…各適量

●天ぷら衣の作り方
ボウルに卵黄3個分と水400mlを入れて混ぜ、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。薄力粉100gを加えてさっと混ぜる。

【作り方】

なめろう大葉包み揚げを作る。アジを庖丁で細かく切って粗めのミンチ状にし、〈A〉を加えて混ぜる。
大葉の裏側を上にして①をのせ、半分に畳んで包む。
蓮根挟み揚げを作る。アジに塩を振り、4等分に切る。
③の中央に斜めに庖丁を入れ、皮を残して身を分け、写真のように〈B〉を挟む。
②、④にそれぞれに薄力粉、天ぷら衣の順に付け、温度キープ機能で190℃に設定した揚げ油に入れる。カリッと色付くまで揚げ、器に盛る。

アジを揚げる、アジにレンコンを挟む右/皮を残して切り込みを入れた身に、レンコンを挟む。左/ふわっとした身の食感を損なわないよう、魚の場合は高温でさっと揚げます。

【このレシピの便利機能が使えるコンロはコチラ
※2017年6月号掲載レシピのため、機種が異なる場合があります。

■店名
『このは』
■詳細
【住所】大阪府大阪市中央区南本町2-6-22 Premiere南本町1階
【電話番号】06-6243-0228
【営業時間】11:30~12:00入店(金・土曜のみ)、17:00~22:00
【定休日】日曜、祝日の月曜
【メニュー】コース昼/8800円、夜16500円。※夜はサ5%別。

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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