日本料理『にしの』の甘鯛のお椀

日本料理『にしの』の甘鯛のお椀

あまからCookingアーカイブ

2023.12.21

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:宮本 進、東谷幸一(人物)

大阪ガスの最新Siセンサーコンロの機能を使ったメニューを人気料理人に教わる、『あまからCooking』(『あまから手帖』で連載中)。今月から、グリルやコンロの便利機能を使った、担当編集者も繰り返し作ったレシピをご紹介していきます。

目次

「ザ・ココット」とは? 甘鯛のお椀のレシピ 店舗情報

「ザ・ココット」とは?

大阪ガスの最新Siセンサーコンロ、クラスSプレミア[Rシリーズ]。プロの料理人も太鼓判を押す多彩な調理機能を搭載しています。

「ザ・ココット」はコンロでもグリルでも使える付属の深型調理容器。グリルでは150~250℃までの温度が選べたり、15~60分までの調理タイマーの設定ができたりと、まるでオーブンのようにパンやケーキが焼ける優れもの。「食材を入れて加熱するだけで、途中の火加減調節も要らず、理想的な火入れができる」とプロも絶賛する専用のコンロ&グリル調理容器です。

今回は、『にしの』の店主・西野正拡さんに甘鯛のお椀を教えていただきました。お椀と聞くとハードルが高いですが、椀種は「ザ・ココット」を使い、昆布の上で甘鯛と蕪をのせて蒸すだけなので、ちょっと楽。あとは一番だしをとることだけに注力しましょう。昆布の旨みを纏った鯛が香り高いだしと合わさり、特別感ある一品に。新年を祝う、おもてなしにもぴったりです。

甘鯛のお椀のレシピ

甘鯛のお椀

【材料】4個分

甘鯛(切り身)…70g(半分に切る)
カブラ(厚めに皮を剥き、天地を落として縦半分に切る)…1個
昆布(だしガラで可)…40g
酒・水…各50㎖
一番だし(※下記参照)…300㎖
塩・淡口醤油…各適量
キヌサヤ…2本
柚子皮…少量
白ネギ…5㎝長さ

●一番だしの取り方
昆布40g、水2ℓを鍋に合わせて冷蔵庫で一晩おく。火にかけ、極弱火から徐々に温度を上げ、沸騰させない65℃程度で30~40分加熱する。味を見て昆布の味が出たら強火にし、沸騰直前に昆布を取り出して火を止める。カツオ節5gを加えて沈むまでおいたら、布巾を敷いたザルで漉す。

【作り方】

甘鯛は軽く塩をして30分ほどおき、キッチンペーパーで水気を拭く。カブラも軽く塩を振って揉み込む。
「ザ・ココット」に付属の内網を置き、酒・水を注ぎ入れる。しっかり水分を含ませた昆布を敷き、①をのせて蓋をする。水なし両面焼グリルに入れ、「タイマー・温度」メニューの「ザ・ココット」を選択し、温度「150 ℃」、タイマー「15分」に設定して加熱する。
鍋に一番だしを温め、塩・淡口醤油で調味する。
キヌサヤは塩茹でし、種を取ってせん切りにする。柚子皮もせん切りにする。白ネギは芯を取り除いて白髪ネギにする。
器に②を入れ、③を静かに注ぎ、合わせた④をあしらう。

食材を蒸す、だしを調味する

日本料理『にしの』店主 西野正拡さん日本料理『にしの』 
店主 西野正拡さん
島之内の名店『太庵』にて10年近く研鑽を積む。その後、『味𠮷兆』で2年茶懐石を学び、2018年に独立。接客を担当する奥さまの佑紀さんと二人三脚で営む。ワインにも造詣が深く、確かな技術で実直かつセンスが光るおまかせ料理を供し、人気を集める。

■店名
『にしの』 
■詳細
【住所】大阪府大阪市西区京町堀1-9-21
【電話番号】06-6479-0456
【営業時間】18:00~20:00入店
【定休日】不定休

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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