自家焙煎珈琲店『喫茶ルプラ』の台湾風グラタントースト

自家焙煎珈琲店『喫茶ルプラ』の台湾風グラタントースト

あまからCookingアーカイブ

2024.07.02

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:吉田秀司 / スタイリング:川畑祐子

大阪ガスの最新Siセンサーコンロの機能を使ったレシピを人気料理人に教わる『あまからCooking』(『あまから手帖』で連載中)。今回のテーマはトースト。バターやジャムだけでない、具材やソースでアレンジしたトーストメニューを、自家焙煎珈琲店『喫茶ルプラ』店主・西峯雅仁さんに教えていただきました。

目次

コンロタイマーでベシャメルソースを作る 台湾風グラタントーストのレシピ 店舗情報

コンロタイマーでベシャメルソースを作る

大阪ガスの最新Siセンサーコンロ、クラスSプレミア[Rシリーズ]。プロの料理人も太鼓判を押す多彩な調理機能を搭載しています。

コンロタイマーとはその名の通りコンロに内蔵されたタイマー。最長120分まで1分単位、5分以下は30秒単位で調理時間を設定できるタイマーです。スマホのタイマーでええやん…と、思うことなかれ。時間になると自動で消火してくれる便利な機能!消し忘れを防ぎたい時、繊細な火入れの時などに活躍する機能です。

今回は、ダマにならないよう20分かけて火入れするベシャメルソースを使って、台湾で人気の「棺桶パン」を作ります。名前がインパクトありですが、焼いたトーストの真ん中をくりぬき、シチューを入れたローカルフード。シチューとトースト別々ではなく、一緒に焼いてしてしまうところが、朝食にぴったりです。とろり熱々のベシャメルソースと香ばしいトーストをからめながらどうぞ。

台湾風グラタントーストのレシピ

台湾風グラタントースト

【材料】2人分

食パン(8枚切り)…4枚

〈A〉
ソーセージ(乱切り)…4本
エリンギ・舞茸(各石突きを取ってほぐす)…計50g
ブロッコリー(小房に分ける)…10g
スナップエンドウ(開く)…3枚

シュレッドチーズ…60g
オリーブ油…大さじ1
黒コショウ…少々

〈ベシャメルソース〉
バター(有塩)・薄力粉(ふるう)…各20g
牛乳…160㎖
生クリーム…40㎖
塩…少々

【作り方】

ベシャメルソースを作る。鍋にバターを入れて弱火で溶かし、木ベラで混ぜながら薄力粉を加える。牛乳を少量ずつ加えて伸ばす。生クリームを加え、コンロタイマーを20分に設定して、とろみが付くまで混ぜながら煮る。塩で調味する(※冷凍で1カ月保存可)。
フライパンにオリーブ油を入れ、〈A〉を上から順に炒める。
食パン2枚は縁を残して窓状に切り抜く。切り抜いた部分と、残りの食パンも含めて、焼き加減「弱め」でトーストする。
③の一枚状の食パンに、窓状の食パンを重ね、窪みの縁を埋めるようにシュレッドチーズ2/3量をのせる。②をまんべんなくのせ、①をかけ、残りのシュレッドチーズを振る。
④と、④の切り抜いたパンを、焼き加減「弱め」でトーストする。
器に盛り、黒コショウを振る。

ソースを作る、パンを焼く

『喫茶ルプラ』西峯雅仁さん自家焙煎珈琲店『喫茶ルプラ』店主
西峯雅仁さん
1974年創業の喫茶店の二代目マスター。食関連会社を経て、飲食業界へ。大阪の様々なジャンルの店で経験を積み料理を学ぶ。2011年、先代の急逝により29歳で家業を継ぐ。老舗喫茶店から譲り受けた100年ものの焙煎機で自家焙煎を始め、軽食やスイーツも一新。ベトナムのバインフランから着想した自家製プリンは店の名物メニューに。玉子料理やトーストの種類が選べる「セレクトモーニング」も人気で、遠方からの新たな客を呼んでいる。

■店名
『喫茶ルプラ』
■詳細
【住所】大阪府大阪市天王寺区小橋町8-15
【電話番号】06-6762-6784
【営業時間】8:00〜13:50(LO)、15:30〜17:50(LO)
【定休日】日曜、祝日、土曜午後

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

Related article 関連記事