
ごはん同盟のつやつやの白ごはんと夏の梅唐揚げ
あまからCookingアーカイブ
猛暑が続きますが、ごはん食べていますか?「夏こそ、ごはんを炊きましょう!」と声を上げるのは、炊飯系フードユニットとして活躍する「ごはん同盟」のしらいのりこさん、シライジュンイチさんご夫妻。ごはんをこよなく愛するお二人に、夏にぴったりな多彩なごはんレシピを教えていただきます。
夏ごはんのススメ
「秋の新米を控えた夏のお米は、長期間保存された古米に近い状態。乾燥が進んだことで吸水性が高く、あっさりとした味わいが特徴です」と話すのは、ごはん好きの炊飯系ユニット・ごはん同盟のお二人。だしをたっぷり吸うので炊き込みごはんに合う、ピラフもパラっと仕上がるし、寿司屋さんが古米を好むように酢飯にも最適です。
お米の甘みを引き出すポイントは、冷たい水をゆっくり吸わせること。浸水場所は季節を問わず低温を保てる冷蔵庫がお薦めです。蓋付きの容器で2時間も入れておけば充分。前の晩に用意しておけば、いつでも炊くことができますね。
ごはんを炊いて暑い時期を元気に乗りきってほしい! と考案いただいたごはんメニューの第一弾は、愛され系ごはんのおかず“鶏の唐揚げ”です。昔ながらの梅干しの酸味と塩気、味噌の香りが合わさって、猛烈に白ごはんを呼びます。「ごはんが進んでしょうがない、味噌味の唐揚げが爆誕!」と、しらいさんが胸を張るレシピがコチラ。
つやつやの白ごはんと夏の梅唐揚げのレシピ
【材料】2人分
白米 … 2合
鶏モモ肉 … 1枚(300g)
〈A〉
梅干し(塩分15%程度のもの。庖丁で実を叩いて種も使う)… 3個
酒 … 大さじ2
味噌 … 小さじ2
ニンニク(すりおろし)… 少々
片栗粉 … 大さじ3
揚げ油 … 適量
ベビーリーフ・サニーレタス … 各適量
【作り方】
- ①
- 白米は洗って約30分浸水させ、ザルに上げて約10分水切りをする。「炊飯専用鍋(別売)」に入れ、水位線まで水を注ぎ入れる。蓋をして「自動炊飯機能」の「ごはん/2合」「もっちり」を選択して炊く。
- ②
- 鶏モモ肉をひと口大に切る。 〈A〉を水気がなくなるまで揉み込んで、10分ほどおき、梅干しの種を取り除き、片栗粉をまぶす。
- ③
- 「温度キープ機能」で170℃に設定した揚げ油に②を入れ、タイマーを4分に設定して揚げる。
- ④
- 器に③を盛ってベビーリーフ、サニーレタスを添え、茶碗によそった①を添える。
左/火加減が難しいガス火での炊飯も「自動炊飯機能」なら簡単。「ごはん」「ごはん早炊き」「炊きこみごはん」「玄米」の基本4種から仕上がりを選択したらあとは点火するだけ。カスタマイズ機能で「もっちりごはん」も選択可能。右/130~220℃まで10℃単位で湯音をキープしてくれる便利な「温度キープ機能」。最適な温度170℃を保ち、タイマーを使えば焦げ付きも防げます。
ごはん同盟のご紹介
「ごはん同盟」しらいのりこさん、シライジュンイチさん
新潟で生まれ育ったご夫婦が、お米の美味しさを伝えるべく結成したフードユニット。のりこさんが調理担当で、実家が米農家というジュンイチさんが企画担当。お得意は、お米料理とごはん&日本酒に合うおかず。雑誌やテレビなどで活躍のほか、「おかわりは世界を救う」という信念のもとに各地で炊飯教室などを精力的に開催。「ごきげんな晩酌 家飲みが楽しくなる日本酒のおつまみ65」(山と渓谷社)、「お弁当はこれでいいのだ」(オレンジページ)など、著書多数。8月に新著「ストウブで米を炊く」(誠文堂新光社)を上梓予定。
【HP】https://gohandoumei.com/

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Writer ライター

あまから手帖 編集部
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