『小料理 花吹雪』の酒盗とアンチョビの翡翠茶碗蒸し2種
有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は上等酒場『小料理 花吹雪』店主の大山貴弘さん。秋の味覚を使った日本酒にもワインにも合う簡単な酒肴をご紹介していただきます。今回はホウレン草をたっぷり使った翡翠色の茶碗蒸し! 底には酒盗とアンチョビという、和洋の珍味を忍ばせてあります。野菜も摂れてお酒も進む、ユニークな一品です。2層に分かれているので、かき混ぜながらどうぞ。
材料
- 4個分(直径8cm、高さ7cmの茶碗を使用)
ホウレン草…1束
マグロの酒盗…5g(2gは飾り用)
アンチョビ…3枚(1枚は飾り用)
一番だし…300㎖
[A]溶き卵…2個分
[A]塩…少々
[A]淡口醤油…30㎖
◎一番だしの作り方(作りやすい分量)
水2.5ℓ、昆布10gを鍋に合わせて中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。強火に替えて沸騰したら荒削りのカツオ節30gを加えてサッと混ぜ、弱火で30分ほど煮出してザルで漉す。
作り方
- 1
- 鍋にたっぷりの湯を沸かして塩を適量(分量外)加え、ホウレン草を根元から茹でる。冷水に落として冷ましてから軽く絞り、適当な大きさに切る。
- 2
- ①、一番だしをフードプロセッサーにかけてペースト状にする。
- 3
- [A]を混ぜ合わせる。
- 4
- 細かく刻んだアンチョビ2枚分、マグロの酒盗3gをそれぞれの器の底に入れ、③をゆっくり注いでアルミ箔を被せる。
- 5
- 鍋に水300㎖を入れて、④を並べる。オートメニュー「茶碗蒸し」・仕上がり「標準」を選択して点火する。
- 6
- アルミ箔を外し、アンチョビ、マグロの酒盗を上に飾る。
profile
『小料理 花吹雪』店主
大山貴弘さん
京都・八幡市生まれ。調理師専門学校を卒業した後、宇治の寿司屋や創作ダイニングなどで働き、2007年に割烹をオープン。ソムリエ資格を持つ奥様の強力なサポートと、客の要望に応えるうちに創作料理が増え、和洋を問わない自由なスタイルを確立。オイスターソースを使った魚のユッケやアボカドとマグロの白トリュフ和え、炒めたジャコをアクセントにしたラタトゥイユなど、日本酒にもワインにも合う粋なアテで、左党の心を鷲掴みにしている。
data
- 店名
- 小料理 花吹雪
- 住所
- 京都府京都市伏見区新町7-463-5
- 電話番号
- 075-612-7705
- 営業時間
- 17:30〜22:00(LO)
- 定休日
- 日・月曜
- 交通
- 丹波橋駅・伏見桃山駅から5分
writer
amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。