『日本料理 子孫(こまご)』のブリの塩焼きと車麩のみぞれ鍋仕立て

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、関西を代表する料亭の一つ、西宮市甲陽園の『日本料理 子孫(こまご)』のご主人・藤原研一さん。この冬のおもてなしにも活用できる、旬の食材を使った端正な料理を教えていただきました。十日戎でもある今日は、温まる大根のみぞれ鍋仕立てをご紹介します。香ばしく焼いたブリをのせ、水菜と車麩とみぞれだしの中でさっと炊くだけ。だしを吸ったとろとろの車麩、柚子の爽やかな香りもアクセントに。だしさえ取れば簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

材料

  • 2人分
    ブリ(切り身)…2切れ(約110g)
    車麩(湯で戻し、4等分に切る)…1個
    水菜…1/2束
    大根おろし(軽く水気を絞る)…300g
    だし(下記参照)…900㎖
    煮切り酒…90㎖
    [A]淡口醤油…36㎖
    [A]塩…小さじ1/2
    柚子皮(細く刻む)…1/2個分
    塩…適量

    ●だしのとり方(作りやすい分量)
    鍋に水2ℓと昆布30gを入れて弱火にかけ、沸いたらコンロタイマーを10分に設定して煮出す。昆布を取り出して、カツオ節35gを入れ、コンロタイマーを30秒に設定して沸かす。キッチンペーパーを敷いたザルで濾す(※冷蔵で2日間保存可)。

作り方

1
ブリに軽く塩を振り、「ココットプレート」に並べる。蓋をして水なし両面焼グリルに入れ、オートメニューの「焼き魚」・「プレート」、焼き加減「標準」に設定して焼く。
ブリをココットプレートで焼く
脂ののったブリは蓋付きの「ココットプレート」を使うと庫内も汚れにくく、お手入れもプレートや蓋を洗うだけと簡単。好みの焼き加減を設定すると自動調理で香ばしく魚が焼ける「オートメニュー」を使うと便利。
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2
鍋にだし、大根おろしを入れて強火にかける。沸いたらアクを取り、[A]で調味する。
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3
②に車麩、水菜、①を加えてさっと炊く。器に盛り、柚子皮を添える。
ブリの塩焼きと車麩のみぞれ鍋仕立ての完成
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profile

『日本料理 子孫(こまご)』店主

藤原研一さん

1967年生まれ、兵庫県出身。高校卒業後、滋賀県八日市の名料亭『招福楼』に修業に入る。料理だけでなく、茶の湯の精神に基づいた“料亭のもてなし”を15年間学び、2002年、35歳で独立。祖父・父が営んでいた料理旅館跡地に数寄屋造りの一軒家を構え、『日本料理 子孫』を開店。緻密かつ真っ当な仕事で、日本の四季を料理に映しつつ、独自性も織り込んだ懐石料理に定評がある。国内外から食通や著名人も多く訪れる。※要予約。

使用したコンロは
クラスSプレミア[R]シリーズ

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