書店員さんのおすすめ!今月の『食の本』〜兵庫・芦屋/ジュンク堂書店〜

ジュンク堂書店芦屋店 神谷さんおすすめの『食の本』

“著者の暮らしを覗いて気付いた一日一日の大切さ 

日めくりだより

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高山なおみ 著  扶桑社/2090円

料理家、文筆家そして絵本作家でもある著者が東京を離れ神戸・六甲で暮らし始めた日々を綴るエッセイ。

文章とともに日常の情景を写した写真、本人が描いたイラスト、15のレシピが詰まっている。

私は西宮市で生まれ育ったのですが、同じ県内なのにまるで別世界のようにゆっくりとした、著者の六甲での暮らしぶりが輝かしく映りました。「毎日は似ているようで少しずつ違うことを味わいながら」という部分が、まさに著者の人となりを表していると思います。

エッセイに登場するレシピは、はりきって作るごちそうではなく生活の中で生まれたことが伝わってくるような、
温かみを感じる料理ばかり。疲れた時って何もしたくないですよね。そんな時、「くたびれたときの鶏がゆ」がふと目に留まり挑戦。“くたびれたときの”という言葉が私を動かしました。ここにも著者らしさを感じます。そして食べてみて確信、これから疲れた時の必須レシピになるなぁと。忙しい日々の中で、心をときほぐしてくれるような安らぎをもらえる一冊です。

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ジュンク堂書店 芦屋店 雑誌担当 神谷彰人さん

 

神戸のガイドブックや芦屋にまつわる本を入口付近に並べる。常連客も楽しめるように文芸書や雑誌を豊富に取り揃えた地域密着型で、フェアも多く開催。

芦屋市大原町9-1-304  ラポルテ東館3F   TEL0797・31・7440   営業時間10:00〜20:00  定休日:無休