ビッグコラボの汁そば、さりげなく誕生
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「居酒屋ながほり」が土曜昼限定で汁そばを開始。使われている麺は大阪屈指の名店のもの。そこには並々ならぬエピソードも。
土曜昼限定汁そばにはあの名店の麺が!?
居酒屋と謳いながらも出てくるアテは超割烹級の「居酒屋ながほり」。 あまから手帖4月号の名店特集での取材の際、驚かされたのが土曜昼限定の汁そば。 なんとラーメンの名店「カドヤ食堂」の麺を使ったビッグコラボだ。
昔ながらの中華そばを彷彿とさせる汁そばは550円。
門外不出ともいえる麺を惜しみなく提供という背景には、「カドヤ食堂」店主の橘和良さんと「居酒屋ながほり」店主の中村重男さんとの並々ならぬ関係性があるわけだが、そのエピソードは是非本誌をご覧になっていただくとして、
比内地鶏のガラと昆布で取ったスープは、深みがあり濃厚なのにキレがあるため、「カドヤ食堂」の特製麺ともよく合う。
上等なアテと酒をたらふく味わった後に、さっぱりとした汁そばで締める。1軒で2軒分の、しかも高い完成度のコラボメニューが味わえるのだ。
但し、締めの一品だからといって、のんべんだらりと食べるのはいただけない。 ずばりスピード勝負!
麺が伸びる前にずずっと啜ってしまうのが一番とばかりに、あっという間に平らげてしまったが、空の器をみて思う。クオリティの高いスープなのだから、ふくよかに吸った麺でも 美味しかったのではなかったかと。
■店名
居酒屋 ながほり
■詳細
【住所】
大阪府大阪市中央区上町1-3-9
【電話番号】
☏06-6768-0515
https://www.instagram.com/izakaya_nagahori/
あまから手帖では今回、「名店とは何か?」を色々な切り口から考え、関西の「名店」を厳選。一生に一度は行きたい高級店、唯一無二の味、会いに行きたい名物店主、さらには浪速の名酒場や、売切れ御免の秘境ラーメン店、名店を継いだ名店、贈って喜ばれる口福の名品など。知られざる名店、むしろ迷店まで、あなたなりの「名店」にきっと巡り合えるはず。
Writer ライター
あまから手帖 編集部
amakara techo