ビッグコラボの汁そば、さりげなく誕生

ビッグコラボの汁そば、さりげなく誕生

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2024.03.27

文・撮影/あまから手帖編集部

「居酒屋ながほり」が土曜昼限定で汁そばを開始。使われている麺は大阪屈指の名店のもの。そこには並々ならぬエピソードも。

目次

土曜昼限定汁そばにはあの名店の麺が!?

土曜昼限定汁そばにはあの名店の麺が!?

居酒屋と謳いながらも出てくるアテは超割烹級の「居酒屋ながほり」。 あまから手帖4月号の名店特集での取材の際、驚かされたのが土曜昼限定の汁そば。 なんとラーメンの名店「カドヤ食堂」の麺を使ったビッグコラボだ。

昔ながらの中華そばを彷彿とさせる汁そばは550円。

門外不出ともいえる麺を惜しみなく提供という背景には、「カドヤ食堂」店主の橘和良さんと「居酒屋ながほり」店主の中村重男さんとの並々ならぬ関係性があるわけだが、そのエピソードは是非本誌をご覧になっていただくとして、

比内地鶏のガラと昆布で取ったスープは、深みがあり濃厚なのにキレがあるため、「カドヤ食堂」の特製麺ともよく合う。

上等なアテと酒をたらふく味わった後に、さっぱりとした汁そばで締める。1軒で2軒分の、しかも高い完成度のコラボメニューが味わえるのだ。

但し、締めの一品だからといって、のんべんだらりと食べるのはいただけない。 ずばりスピード勝負!

麺が伸びる前にずずっと啜ってしまうのが一番とばかりに、あっという間に平らげてしまったが、空の器をみて思う。クオリティの高いスープなのだから、ふくよかに吸った麺でも 美味しかったのではなかったかと。

■店名
居酒屋 ながほり
■詳細
【住所】
大阪府大阪市中央区上町1-3-9
【電話番号】
☏06-6768-0515
https://www.instagram.com/izakaya_nagahori/

2024年4月号「名店とは何か?」

あまから手帖では今回、「名店とは何か?」を色々な切り口から考え、関西の「名店」を厳選。一生に一度は行きたい高級店、唯一無二の味、会いに行きたい名物店主、さらには浪速の名酒場や、売切れ御免の秘境ラーメン店、名店を継いだ名店、贈って喜ばれる口福の名品など。知られざる名店、むしろ迷店まで、あなたなりの「名店」にきっと巡り合えるはず。

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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