地域を醸すラーメン店『みつか坊主』のヴィーガン担々麺。

味噌ラーメンで人気を博す蛍池の『みつか坊主』の「VEGAN担々麺」は、ヴィーガンメニューとは思えないほど濃厚な味わいです。店主の斉藤さんによると、これも「地域を醸す」ためのきっかけのひとつなのだそうです。

地域のためのヴィーガン担々麺

味噌ラーメンで人気を博す『みつか坊主』が2年前に選んだ引越し先は、蛍池駅を臨むビルの2階。人が集まるのを前提にした空間は、ラーメン店らしからぬ広さをそなえています。店主である斉藤光典さんの頭の中は、ラーメンを入り口に地元の人々を繋ぐアイデアで溢れているようで、「VEGAN担々麺」もそのきっかけづくりの一つです。

みつか坊主のヴィーガン担々麵。
動物や魚を一切使用しないVEGAN担々麺1350円。水~土は夜のみ、日祝はランチと夜の時間の提供となる。
蛍池のみつか坊主、店内。
広々とした店内。 訪れる人たちの交流を促すために、あえて相席にしているテーブルも。
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「近くの大学は学生数が多くて外国の方もいる。ヴィーガンの人と、そうじゃない人が一緒に食事を楽しめる場所が必要やなと」

椎茸と昆布をベースにしたスープは、親交のある秋鹿酒造の酒粕や豊能の味噌を使い、豆乳を加えて濃厚な仕上がりに。エンドウ豆でつくられたフェイクミートの再現度の高さは、地元企業の努力の結晶。刻んだレンコンの食感も小気味いい。

「テーマは地域を醸すこと」と楽しげに話す、斉藤さんの肌感覚。分け隔てない食の場は、こうしたローカルの地から発信されています。

蛍池のみつか坊主、店主の斉藤光典さんとスタッフ。
店主の斉藤光典さん(左から3人目)とスタッフ。30名近くという大所帯で、それぞれが得意分野を生かして働いている。
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The Ramen Joint Fostering the Local Community with Vegan Noodles

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