
気分は海の中?梅田新食道街の『旬鮮市場 GYOぎょ魚』
デザインのコンセプトは‟海の中“
ディープブルーの壁に、潜水艦のような覗き窓。船の甲板をイメージしたであろう、さびれた金属製テーブルのヴィンテージ感など細部に見えるこだわりが、なんともお洒落。海中に沈む船をコンセプトにオーナーがデザインを考えたという店内は、まるでテーマパークのレストランです。
店の場所は梅田新食道街の2階端。扉を開けると予期せぬところで‟ぎょぎょぎょ“と驚かされる、独特の空間。座っているだけで、ちょっとワクワクしてしまいます。
鳥取直送の旬魚が隠れた人気
実はこちらは、斜め向かいにある『焼味尽(やみつき) とくちゃん』の姉妹店。肉系と魚系とジャンルは違いますが、店が近いこともあって仕入れの一部は共通。鳥取出身の『とくちゃん』店長・山本耕太郎さんの伝手で鳥取から届く鮮魚は、その日の入荷によりますが名品珍品揃い。ひそかな楽しみにしているお客さんは、少なくありません。
「今日はモサエビの身はお造りで、頭は殻ごと揚げてみました。白イカのゲソはよければ後ほど炙ってお出ししますよ」。日替わりの造り盛合せを説明するのは、『GYOぎょ魚』店長の駒井淳一さん。鳥取を中心に山陰で獲れる種類豊富な魚介を提供できることは店の強みになっていますと、笑顔で語ります。
紅ズワイガニ入りの贅沢コロッケも
鳥取の鮮魚はその日次第ですが、常備している鳥取メイドな惣菜や酒肴も少しだけあります。
「大山牛乳と紅ズワイガニを使ったグラタンコロッケは特に人気です」と、駒井店長。こちらは鳥取県西部の境港市にある『北陽冷蔵』の看板商品。濃厚な大山牛乳にカニ身を合わせた贅沢なコロッケは、とろんとクリーミー。冷えたビールによく合います。
そのほか、「富山が有名ですが鳥取の水揚げ量も多いんですよ」と置いているのは、ホタルイカの醤油漬。凝縮感あるワタの旨みと強い塩気が日本酒を誘います。
余談ですが、鮮魚料理と並ぶ串カツは常時15種類前後。エビやレンコン、紅ショウガなどベーシックなものが中心です。串カツは5本盛りで800円となかなかお得。とりあえずビール!のお供に頼んで、造り盛合せをゆっくり待ちながら飲み始めるのも、楽しいですよ。
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- 店名
- GYOぎょ魚(ぎょぎょぎょ)
- 住所
- 大阪府大阪市北区角田町9-26 新梅田食道街 2F
- 電話番号
- 06-6363-8929
- 営業時間
- 17:00~23:00(土・日曜は12:00~)
- 定休日
- 無休
- 交通
- 阪急大阪梅田駅から徒歩3分
- 席数
- テーブル44席
- メニュー
- 造り(単品)各種690円、串カツ各種140円~、魚天コロッケ320円。生ビール中430円、日本酒1合480円~。
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