鳥取の美味を食べる&買えるアンテナショップ『麒麟のまち』

鳥取東部エリアの食材や調味料を使った気取らない和食を味わえるアンテナショップは、便利な通し営業。300以上揃うおいしいアイテムは、さりげない手土産にも最適です。

"麒麟のまち"のアンテナショップ

『麒麟のまち』というのは、鳥取東部の因幡エリアと兵庫北部の但馬エリアの7市町を指す言葉。霊獣麒麟が息づく土地という伝承にちなみ、この名が付けられたそうです。
そんなエリア名をそのまま店名に掲げるこちらは、‟麒麟のまち“エリアの食文化や伝統を発信するおいしいアンテナショップ。店内には特産物として知られる長芋や白ネギなど季節の野菜や果物のほか、地酒やコーヒーなど300以上のアイテムが並んでいます。

『麒麟のまち』外観
店の場所は、食とライフスタイルの情報発信地「フェスティバルプラザ」の地下1階。京阪渡辺橋駅、大阪メトロ肥後橋駅の二駅に直結している好立地です。
『麒麟のまち』商品イメージ
店内商品の9割以上が鳥取産。冷蔵ケースには、有名なとうふちくわやあごちくわ、鳥取大山のむヨーグルトなどがズラリ。
『麒麟のまち』野菜イメージ
この日の店頭には八頭町(やずちょう)直送の新鮮なキュウリや大根、トマトなどが並んでいました。
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『麒麟のまち』商品
実はカレールゥの消費量が全国トップレベルという鳥取県。ご当地レトルトカレーの品揃えも充実しています。
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鳥取出身の店長が腕を振るう和食

買い物利用だけでも充分楽しいのですが、奥に48席の広々とした食事処を併設しているのが、こちらの最大の強み。昼間の11時から夜9時まで休みなく営業しています。

『麒麟のまち』食事処イメージ
気取らない和食を楽しめる食事処は、写真のカウンター席のほか、テーブルも合わせて全48席。壁を飾るバイカラーの陶器は、因州中井窯のものです。
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「お食事された中で気に入ったもの、気になったものがありましたら、ぜひ気軽にお問合せくださいね」と話すのは、店長の笠見 卓(すぐる)さん。
笠見さんは鳥取・倉吉出身で、和食を中心にした料理人歴は25年以上。故郷の食文化や食材の素晴らしさを伝えるべく、手はかけながらも気軽な定食やつまみを日々スタンバイしています。
お水替わりに無料でサービスされているお茶は、鳥取産の香ばしい「ほうじはま茶」。料理に使うお米は、鳥取産のきぬむすめを玄米で取り寄せて日々精米。味噌も鳥取・八頭町の米味噌をチョイス。器は浦富焼(うらどめやき)や因幡焼(いなばやき)など、鳥取の焼き物を中心に。これらはどれも店頭で販売されているので、購入も可能です。

『麒麟のまち』定食イメージ
デザート付きの日替わり定食は常時3種類で1300円~。写真は赤カレイの煮付け定食1300円。アスパラのお浸しや季節野菜のだしジュレがけなど、副菜まで手が込んでいます。
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居酒屋やカフェ感覚での利用もOK

「地酒を目当てに来られる方も多いですよ」と言葉を続ける笠見さん。鳥取の地酒は銘柄を入れ替えつつ常時10数種類スタンバイしていて、半合500円からと気軽な価格設定。ハタハタのコンフィやセコガニの沖漬けなどの粋な酒肴盛合せも、こっそり日替わりで用意しているそうです。

『麒麟のまち』の酒肴盛合せ
酒肴盛合せの内容は仕入れと笠見さんの気分次第。この日は締め鯖、バイ貝の旨煮、クリームチーズと合わせたセコガニの沖漬けなど。
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鳥取砂丘の砂を用いて240℃の高温で焙煎しているという「砂コーヒー」もイートインで人気のメニューです。「デザートも用意していますが、軽くお茶だけでのご利用も大歓迎ですよ」と笠見さん。香り高い砂コーヒーは、程よい苦みがあってまろやかな味わいです。
買い物、遅がけランチや昼飲みなど、過ごし方は選び放題。色々な形で鳥取の食文化を触れられるおすすめスポットです。

『麒麟のまち』の砂コーヒー
砂コーヒーはホット350円(お替わり50円)。鳥取県産の熟成ショウガを使ったクラフトコーラINABACOLA550円も気になります。
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