いろんなマニアのためのジャズ喫茶、大阪・堺『cafe RVC』
多彩な顔を持つナゾのカフェ
チンチン電車の花田口駅からすぐのザビエル公園前に、2024年に白いテントの洒落た店がオープンした。ここはジャズ喫茶。でもそんな一言には収まりきらないいろんな顔がある。
コーヒーはフェアトレードの豆を使用した自家焙煎、ワインはナチュラルワインを。真空管アンプからジャズが流れる店内は、珍しいシダ植物の緑で溢れている。「全部僕が好きなものです」と店主の坂口昌之さん。SDGs会員でもあり、その理念を考えるきっかけになる場に―との想いも込められているらしい。
真空管アンプを通したアナログレコードの音
坂口さんは、 OA機器の通販とサポートを行う会社を営む傍ら、生まれ育った堺の街に「人を呼びたい」とこの店を開いた。「音楽は父の影響で子供の時から親しんでいました」。小学生のときにQUEEN(クイーン)を聴いていたという早熟な子は、長じるに従いジャズに開眼したそうで、膨大なレコードコレクションの一部を店に置いている。サウンドシステムはDIYで、いや、店内内装がほぼ自ら手掛けたというからビックリ。
「ジャズ喫茶好きは全国の店を巡る生態がありまして」、東京、富山、名古屋からも訪ねてくるジャズファンがいるとか。
コーヒー、ワイン、ハーブティー、シダ植物?
ドリンクメニューも多彩。コーヒーは、フェアトレードコーヒー豆を休日に自家焙煎。丁寧にハンドドリップして600円とは有り難い。取材した日のおすすめは、ルワンダのカリンピトリプルAで、スッキリとしつつコクのある味わい。
カップもステキだと思ったら、「1970年代のロイヤル・アルバートです。カトラリーも僕のコレクションの一部」。どれだけ多趣味なのでしょう。
富田林のハーブ園から届く無農薬ハーブティーも人気。ワインは、ナチュラルワインでグラス700円から、ボトル3000円くらいで揃えている。オーガニックのドライフルーツがガラス瓶に色々置いてあるので、イチジクやアプリコット、マルベリー(桑の実)、アーモンドなどを摘まみつつ、坂口さんと音楽談義に興じるゲストも多い。
さらに店内は緑豊かで、なんだか園芸店みたいでもある。「木に着生するシダ植物。僕が種から育てたものなんです」と。ほんとにマニアックでユニークなお方。
ジャズに、コーヒー、ワイン、ハーブティー、シダ植物! どれか一つでもお好きなら、堺までチンチン電車でのんびりと出かけてみて。
data
- 店名
- cafe RVC
- 住所
- 大阪府堺市車之町西2-2-32 ロイヤルコート3号館1A
- 電話番号
- 072-200-2278
- 営業時間
- 15:00~20:30LO、土・日曜は14:00~
- 定休日
- 月曜 ※火・水曜は焙煎日のため、カフェ営業休、コーヒー豆の販売のみ
- 交通
- 阪堺電車花田口駅から徒歩3分
- 席数
- カウンター5席、ソファ6席
- メニュー
- コーヒー600円~、ドライフルーツイチジク100g 650円、アプリコット100g 880円。
- https://www.instagram.com/cafe_r.v.c/
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