大阪・谷町4丁目『Patisserie La plage』の本場流エクレア。力強い生地に、芳醇なチョコクリームがたっぷり。
エクレアは、フランス発祥のスイーツで、もとは「エクレール」という。日本のエクレアは、カスタードクリームや生クリームを詰めたものが多いが、フランスではチョコレートクリームを詰めるのが一般的だ。
そんな現地の味わいを日本で届けているのが、『Patisserie La plage』のオーナーパティシエ・林正人さん。銀座や赤坂の名店を経て渡仏。4年弱現地のパティスリーなどで腕を磨いた後に帰国し、恵比寿の『タイユバン ロブション』でシェフパティシエを務めた。そして、2004年に大阪の地で独立を果たした。
力強い生地とクリームが本場流
華やかな経歴を持つ林さんのお店では、フランス仕込みのスイーツが数々並ぶが、中でもファンが多いのがエクレアだ。
フランスで出合った味を再現するうえで、大事なポイントになるのが「生地の存在感」だ。日本のエクレア生地は、水を使って軽やかに仕上げることが多いが、こちらでは牛乳とバターをたっぷり使い、しっかりと焼き上げて香ばしさも出す。
さらに、「フランスでは、生地の味わいがしっかりしているからこそ、中に挟むのも味の強いチョコレートクリームが定番なんです」と林さん。チョコレートは、カカオの風味が芳醇でかつ使い慣れているからと、最高級といわれるフランスのヴァローナ社のチョコレートを使用する。
もう一つのこだわりが、上にかけるフォンダン(砂糖の衣)だ。チョコレートをコーティングする店も多い中、こちらでは砂糖やヴァローナ社のカカオパウダーなどを合わせたフォンダンを使用。チョコレートそのものをかけるよりも、苦みとキレが生まれる。甘みと苦みのあるバランスも、男性ファンが多い理由の一つだという。
チョコ、カフェ、マロンの3種
店頭に並ぶエクレアは3種。開店当初からつくり続けている「エクレア(ショコラ)」に加え、「エクレールカフェ」「エクレールマロン」だ。
「冷蔵庫で少し冷やしてからすぐ食べるのもおいしいですし、少し時間が経って柔らかくなった状態で食べるのもおいしいですよ」と林さん。コーヒーや紅茶はもちろん、エクレア(ショコラ)とエクレールカフェの場合は、ブランデーや赤ワインにも合うそうだ。
もう一つの名物、フランスの定番お菓子
もう一つの名物が、砂糖漬けにしたオレンジの皮をチョコレートで包んだ「オランジェット」だ。フランスではエクレア以上に定番のお菓子で、ティータイムなどで親しまれている。オレンジの酸味と苦味に、口どけのよいチョコレートが重なる。洗練された味わいからは、林さんの確かな技が光り、かつて、ジョエル・ロブション氏も好んで食べていたという。
商品が買える場所は
エクレアは、谷町四丁目の店舗でのみ購入可能。基本的にはテイクアウト専門だが、「『すぐに食べたい』というお客さんもいるので」と、店内には小さなテーブルが設けられており、そこで食べることもできる。そんな細やかな心遣いもうれしい。
data
- 店名
- Patisserie La plage
- 住所
- 大阪府大阪市中央区北新町3-7
- 電話番号
- 06-6949-3938
- 営業時間
- 10:00~19:00 ※ケーキが完売次第、閉店
- 定休日
- 日曜、第二月曜
- 交通
- 地下鉄谷町四丁目駅から徒歩5分
- 席数
- 2席 ※基本はテイクアウト
- メニュー
- エクレア(ショコラ)440円、エクレールカフェ440円、エクレールマロン440円、シュー ア ラ クレーム(シュークリーム)400円、フルーツのタルト800円、紅茶と桃のレアチーズケーキ820円。

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