大阪・谷町4丁目『Patisserie La plage』の本場流エクレア。力強い生地に、芳醇なチョコクリームがたっぷり。

かために焼き上げられた生地の香ばしさに、滑らかなビターチョコレートクリームが重なる。カカオの余韻が心地よく残り、食べた後も少しの間幸せに包まれる。『Patisserie La plage(パティスリー ラ プラージュ)』のエクレアは、男性からのファンも多い看板スイーツだ。
『Patisserie La plage』エクレア(ショコラ)
10

エクレアは、フランス発祥のスイーツで、もとは「エクレール」という。日本のエクレアは、カスタードクリームや生クリームを詰めたものが多いが、フランスではチョコレートクリームを詰めるのが一般的だ。

そんな現地の味わいを日本で届けているのが、『Patisserie La plage』のオーナーパティシエ・林正人さん。銀座や赤坂の名店を経て渡仏。4年弱現地のパティスリーなどで腕を磨いた後に帰国し、恵比寿の『タイユバン ロブション』でシェフパティシエを務めた。そして、2004年に大阪の地で独立を果たした。

『Patisserie La plage』外観
「気軽に入りやすいように」と、親しみのあるお店を目指してオープン。
10
『Patisserie La plage』内観
ケーキやプリンなど、ショーケースには約30種が並ぶ。焼き菓子もフランス仕込みの本格派だ。
10
『Patisserie La plage』オーナーパティシエ・林正人さん
オーナーパティシエ・林正人さん。地元は海の近い山口県萩市出身で、店名も、フランス語で「海岸」を意味する「plage(プラージュ)」から。
10

力強い生地とクリームが本場流

華やかな経歴を持つ林さんのお店では、フランス仕込みのスイーツが数々並ぶが、中でもファンが多いのがエクレアだ。

フランスで出合った味を再現するうえで、大事なポイントになるのが「生地の存在感」だ。日本のエクレア生地は、水を使って軽やかに仕上げることが多いが、こちらでは牛乳とバターをたっぷり使い、しっかりと焼き上げて香ばしさも出す。

『Patisserie La plage』エクレア生地
焼きたての生地をオーブンから出すと、あたりがバターと小麦のいい香りに包まれる。
10

さらに、「フランスでは、生地の味わいがしっかりしているからこそ、中に挟むのも味の強いチョコレートクリームが定番なんです」と林さん。チョコレートは、カカオの風味が芳醇でかつ使い慣れているからと、最高級といわれるフランスのヴァローナ社のチョコレートを使用する。

もう一つのこだわりが、上にかけるフォンダン(砂糖の衣)だ。チョコレートをコーティングする店も多い中、こちらでは砂糖やヴァローナ社のカカオパウダーなどを合わせたフォンダンを使用。チョコレートそのものをかけるよりも、苦みとキレが生まれる。甘みと苦みのあるバランスも、男性ファンが多い理由の一つだという。

チョコ、カフェ、マロンの3種

店頭に並ぶエクレアは3種。開店当初からつくり続けている「エクレア(ショコラ)」に加え、「エクレールカフェ」「エクレールマロン」だ。

「冷蔵庫で少し冷やしてからすぐ食べるのもおいしいですし、少し時間が経って柔らかくなった状態で食べるのもおいしいですよ」と林さん。コーヒーや紅茶はもちろん、エクレア(ショコラ)とエクレールカフェの場合は、ブランデーや赤ワインにも合うそうだ。

『Patisserie La plage』エクレールマロン、エクレールカフェ
「エクレールマロン」(手前)は、優しい栗の甘みとカスタードの風味が濃厚。コーヒーの粉末を混ぜたカスタードクリームが詰めてある「エクレールカフェ」(奥)は、男性人気が高いそう。
10

もう一つの名物、フランスの定番お菓子

もう一つの名物が、砂糖漬けにしたオレンジの皮をチョコレートで包んだ「オランジェット」だ。フランスではエクレア以上に定番のお菓子で、ティータイムなどで親しまれている。オレンジの酸味と苦味に、口どけのよいチョコレートが重なる。洗練された味わいからは、林さんの確かな技が光り、かつて、ジョエル・ロブション氏も好んで食べていたという。

『Patisserie La plage』オランジェット
ビターチョコレートを使用した「オランジェット アメール」(左)とミルクチョコレートを使用した「オランジェット ミルク」(右)の2種。3本・袋入り540円。9本・箱入り1780円。
10

商品が買える場所は

エクレアは、谷町四丁目の店舗でのみ購入可能。基本的にはテイクアウト専門だが、「『すぐに食べたい』というお客さんもいるので」と、店内には小さなテーブルが設けられており、そこで食べることもできる。そんな細やかな心遣いもうれしい。

『Patisserie La plage』箱入りのエクレア
10

編集部選☆間違いない関西手土産

詳しくはこちら

recommend

読まれている記事

『あべのハルカス近鉄本店』お菓子売り場がリニューアル。百貨店初&関西初が続々!

兵庫・伊丹『KUROPURI』。フレンチのシェフが手がける「クロワッサン」と「プリン」の専門店

京都『和菓子&ワイン 養老軒』が届ける フルーツ大福とワインの楽しみ方

「りくろーおじさんのチーズケーキ」おいしい理由&並ばず買える方法も

安田淳一監督【前編】待ってました! 日本アカデミー賞「侍タイ」スピンオフドラマ放送。独占インタビュー

『資さんうどん』広報がこっそり教える!「実はコレも食べてほしい」隠れた名物

『粟玄』の和洋[大阪]老舗おこし屋のモダンな名品

絶対に失敗しない「くたくたブロッコリーのタラコスパゲッティ」『寺町コロンボ』のひと手間レシピ

【番外編】俳優・津田寛治さん絶賛の「おたべ」。進化系、変化球に驚き!

ギネスビールが生む深いコク。大阪・中津『IRISH CURRY』の名物ポークカレー