発酵の魅力に触れる6日間「第2回 木桶による発酵文化サミットin阪神」開催!

発酵の魅力に触れる6日間「第2回 木桶による発酵文化サミットin阪神」開催!

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2023.05.02

文:「あまから手帖」編集部
画像提供:阪神百貨店 広報部

5/10(水)~15(月)、阪神百貨店食祭テラスにて「第2回 木桶による発酵文化サミットin阪神」が開催されます。蔵元、木桶職人、料理家など木桶仕込みに携わるプロが集結し、食べて楽しく、体験しておもしろい、発酵の魅力が詰まったイベントです。

目次

木桶仕込みを知って食べて体感する6日間。 店舗情報

木桶仕込みを知って食べて体感する6日間。

京都・西陣にある「加藤みそ」は106年もの歴史をもつ、小さなお味噌屋さんです。代々昔ながらの木桶仕込みで味噌造りを行っておられるということで、あまから手帖5月号の取材では、作業場にある大きな木桶を見せていただきました。

こうした味噌や醤油づくりなどの現場で使われている木桶の多くが、戦前につくられたもの。年々跡継ぎ不足で木桶職人の数が減っており、新桶がつくられない時期が長く続いたことで、業界全体としても木桶仕込みが希少なものになっているのだそうです。

ヤマロク醤油の木桶小豆島にある「ヤマロク醤油」の木桶

このままでは日本の大切な発酵文化が失われていってしまう。
そこで2012年、ヤマロク醤油の五代目 山本康夫さんの呼びかけによって「木桶職人復活プロジェクト」が始まりました。毎年1月に小豆島に有志が集い、新しい桶をつくる技術や知識を共有して、次の世代へつないでいこうとされています。

木桶職人復活プロジェクト毎年1月に行われる「木桶職人復活プロジェクト」。

このプロジェクトに関連したイベント「第2回 木桶による発酵文化サミットin阪神」が、5/10(水)~15(月)の6日間、阪神百貨店の食祭テラスにて開催されます。

当日は、木桶仕込みの醤油を解説つきで味わえる「利き醤油」体験や、みそ探訪家・岩木みさきさんがプロデュースした味噌の販売・ワークショップなど、木桶仕込みの調味料が勢ぞろい。全国各地の蔵から集まったつくり手とともに、醤油・味噌仕込みを体験できるセミナーも充実の内容です。日本酒やワインといったお酒、木桶醤油を使ったみたらし団子などの甘味が登場……と、他にも企画が盛りだくさんです。

岩木みさき氏の「ガチみそ®」。「片山商店」白岩木みさきさんプロデュースの「ガチみそ®」。写真は京都「片山商店」白(200g)1,080円。当日は13種類の味噌を、使い切りサイズで販売。

「菓心 小望月」のみたらし団子地下1階和菓子売場にある「菓心 小望月」が醤油蔵とコラボしたみたらし団子串(1串)195円。串無しカップ入り(4玉×各25g)は400円。2種類のタレから選べる。※写真はイメージです

木桶づくりを体感するイベントとしては、木桶の竹箍(たが)の‟芯“をつくる作業を、会場に集った木桶職人とともに体験できるワークショップも。大人も子どもも、楽しみながら木桶の魅力に触れられます。

木桶イベントのワークショップ木桶作りなどを体験できるワークショップやトークショーも。

もちろん、「加藤みそ」のお味噌も販売されます。全国の木桶仕込みの味噌が集うこの機会に、気になる商品を買って、食べ比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■店名
『阪神梅田本店』食祭テラス
■詳細
【住所】大阪市北区梅田1-13-13
【電話番号】06-6345-1201
【URL】https://web.hh-online.jp/hanshin/contents/str/20230510.html

『2023年5月号 京都の迷い方』

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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