本場の中華とはちょっと違う!日本式中華と韓国式中華。
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例えば天津飯など、日本で独自に作られた“日本式中華”があるように、韓国で発展した“韓国式中華”も存在する。日本式と韓国式の酢豚は果たしてどう違うのか。
まず、日本式中華とは
私たちが街の中華料理屋で目にする、天津飯、エビチリ、エビマヨ、中華丼、焼き餃子……これらの料理は、日本で独自に発展したいわゆる“日本式中華”であるとご存知でしょうか。
酢豚や麻婆豆腐、回鍋肉などは、本場の中国にもありますが、味付けや使う食材が異なった形で発展し、日本ではそれが定着しています。
次に、韓国式中華とは
お隣の韓国にも同じように、韓国で独特に発展した中華があります。
例えば、韓国ドラマの中でもよく食べられているジャジャン麺。デリバリー食が発達している韓国で、最も注文されている料理のひとつです。国民食とまで言われています。日本でいう、ジャージャー麺とは見た目も結構違いますよね。
ジャジャン麺800円。韓国の店では、ジャジャン麺にたくあんは必須。
そして、チャンポン。見ての通り赤いんです、めっちゃ辛いんです。チャンポンも、デリバリーで人気のメニューで、みんなで注文するときに「ジャジャン麺か?チャンポンか?」論争が起きるとか。
韓国式チャンポン800円。具沢山だ。
酢豚にも、韓国式があります。タンスユクと言われ、これも定番です。大きく違うのは、具と餡が別添えで出てくること。
中華鍋の中で、餡と絡めてから提供するのが日本式。韓国式では、衣のサクサクとした食感を最後まで楽しみたい“つける派”と、最初から餡を上から“かける派”に分かれるため、別添えで登場します。これも「タンスユク、つける派?かける派?」論争が起きるとか。
韓国式酢豚(タンスユク)1000円。
韓国式酢豚を食べるならここ
今里「紫金城」では、韓国式酢豚を楽しむことがきます。
酢豚だけでなく、先ほど挙げたジャジャン麵、チャンポン、それ以外にも韓国式エビチリと八宝菜も。日本式と食べ比べたいですね。
本誌でもご紹介しているので、そちらもご覧ください。
■店名
『紫金城』
■詳細
【住所】大阪府大阪市生野区新今里3-10-26
【電話番号】090-9058-1773
あまから手帖2023年3月号『中華の町へ』
おそらく関西の雑誌史上、最もディープに攻めた中華料理特集。町中華やガチ中華を紹介するほか、コリアン中華を取り上げるページも。
Writer ライター
あまから手帖 編集部
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