本場の中華とはちょっと違う!日本式中華と韓国式中華。

本場の中華とはちょっと違う!日本式中華と韓国式中華。

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2023.02.22

文:「あまから手帖」編集部・米川夏美 / 撮影:岡森大輔

例えば天津飯など、日本で独自に作られた“日本式中華”があるように、韓国で発展した“韓国式中華”も存在する。日本式と韓国式の酢豚は果たしてどう違うのか。

目次

まず、日本式中華とは 次に、韓国式中華とは 韓国式酢豚を食べるならここ 店舗情報

まず、日本式中華とは

私たちが街の中華料理屋で目にする、天津飯、エビチリ、エビマヨ、中華丼、焼き餃子……これらの料理は、日本で独自に発展したいわゆる“日本式中華”であるとご存知でしょうか。

酢豚や麻婆豆腐、回鍋肉などは、本場の中国にもありますが、味付けや使う食材が異なった形で発展し、日本ではそれが定着しています。

次に、韓国式中華とは

お隣の韓国にも同じように、韓国で独特に発展した中華があります。

例えば、韓国ドラマの中でもよく食べられているジャジャン麺。デリバリー食が発達している韓国で、最も注文されている料理のひとつです。国民食とまで言われています。日本でいう、ジャージャー麺とは見た目も結構違いますよね。

「紫金城」ジャジャン麺ジャジャン麺800円。韓国の店では、ジャジャン麺にたくあんは必須。

そして、チャンポン。見ての通り赤いんです、めっちゃ辛いんです。チャンポンも、デリバリーで人気のメニューで、みんなで注文するときに「ジャジャン麺か?チャンポンか?」論争が起きるとか。

「紫金城」チャンポン韓国式チャンポン800円。具沢山だ。

酢豚にも、韓国式があります。タンスユクと言われ、これも定番です。大きく違うのは、具と餡が別添えで出てくること。

中華鍋の中で、餡と絡めてから提供するのが日本式。韓国式では、衣のサクサクとした食感を最後まで楽しみたい“つける派”と、最初から餡を上から“かける派”に分かれるため、別添えで登場します。これも「タンスユク、つける派?かける派?」論争が起きるとか。

「紫金城」タンスユク韓国式酢豚(タンスユク)1000円。

韓国式酢豚を食べるならここ

今里「紫金城」では、韓国式酢豚を楽しむことがきます。
酢豚だけでなく、先ほど挙げたジャジャン麵、チャンポン、それ以外にも韓国式エビチリと八宝菜も。日本式と食べ比べたいですね。

本誌でもご紹介しているので、そちらもご覧ください。

■店名
『紫金城』
■詳細
【住所】大阪府大阪市生野区新今里3-10-26
【電話番号】090-9058-1773

掲載号
あまから手帖2023年3月号『中華の町へ』
おそらく関西の雑誌史上、最もディープに攻めた中華料理特集。町中華やガチ中華を紹介するほか、コリアン中華を取り上げるページも。

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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