エースホテル京都宿泊記(その②)
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アートや音楽を軸にした、アメリカ・シアトル発の「エースホテル」。2023年6月に3周年を迎えた「エースホテル京都」に泊まってみた、その2日目をレポート。
健康的な朝食で迎える朝
アメリカ「スイートスリープ」社製のベッドで心地よく目覚めを迎えた朝は、健康的な朝食でスタート。前日もディナーを楽しんだ「ミスターモーリスズ イタリアン」では、セットとアラカルトが用意されている。エッグベネディクトのセットやご飯・味噌汁・焼魚もあり、迷って注文したのが、「カリフォルニア アボカド トースト」。人気のメニューで、アボカドトーストをメインに、野菜やフルーツもたっぷり摂れるのが嬉しい。
朝食もレストランのみの利用が可能。季節のいい時期はテラス席もお薦め。
アメリカからやって来た、コーヒーロースターズ
朝食を終え、お部屋に戻る前にちょっと寄り道。ホテルに泊まったら、朝食後に身支度や荷物の整理をしながらもう1杯コーヒーを飲むのが習慣の私。ホテル1階の「スタンプタウン コーヒーロースターズ」でホットのアメリカーノをテイクアウト。これが、フレッシュな果実味があって美味しい一杯で、気分もあがります。
「スタンプタウン コーヒーロースターズ」のアジア1号店。
12カ国の農園から買い付けるコーヒー豆を使用。
遊び心あるデザインに和む
アメニティグッズや部屋の中のちょっとしたスイッチなんかもデザイン性に優れていて、機能的でもあるんですが、ドア横にはこんなかわいいほうきが。
お掃除には使わないでネ!
旅立つ前にちょこっとお掃除を…というためのほうきではなく、「Don’t Disturb」の札と同義のものです。「NOT NOW(あとでヨロシク)」と書かれていて、こんな風に使います。
ちなみに裏面は「NOW(キレイにしてね)」。
また、創業者のアレックス・カルダーウッド氏が音楽仲間が滞在できるようにと作ったホテルなので、レターパッドと共に五線譜が用意されているのもなんだか嬉しいです(用事はなくても…)。
五線譜を便箋がわりに、旅先からのお便りを送るのもいいですね。
ランチは多彩なメキシコ料理
そして、ランチは2階のアメリカ・メキシコ料理「ピオピコ」へ。L.A.の人気店「ゲリラ タコス」のウェス・アヴィラ氏が監修です。伝統的なメキシコ料理のレシピに、様々な国の文化や食材をプラスして、楽しませてくれる一軒。多彩なタコスの飽きさせない味わいに、お昼ですがたまらず、マルガリータをオーダー。元々はショートカクテルだけど、ここではオンザロックスタイルで。食事と一緒でもゆっくりと楽しめます。
ランチはプレートやセットが2600円~。アラカルトもあり。
旅の目的地にしたい、アートと音楽のホテル
アートと音楽に囲まれたホテルステイもそろそろ終わり。名残惜しいけれど、1階からエレベーターを利用するたびに何度も目にしたアート作品を最後に。エレベーターホール奥の大日如来モチーフのネオンは、ヒステリックグラマーのデザイナー・北村信彦氏によるもの。ロビーを飾る、いくつもの刺繍は、鹿児島のしょうぶ学園の作品です。ここを旅の目的地にしたい、そう思える「エースホテル京都」の1泊2日の滞在でした。
じつは人気のフォトスポット。
圧巻のファブリックアートはずっと眺めていられる。
■店名
『エースホテル京都』
■詳細
【住所】京都市中京区車屋町245-2
【電話番号】075-229-9001
【公式サイト】https://acehotel.com/kyoto/
Writer ライター
あまから手帖 編集部
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