大阪グルメ、ずばり隠れ名物に巡り合う方法とは

大阪グルメ、ずばり隠れ名物に巡り合う方法とは

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2024.01.05

文・撮影:あまから手帖編集部

喰い倒れの街・大阪は、まさにその名に恥じない食の宝庫。ただ人気店はどうしても行列&予約殺到でありつけず…。限られた時間の中で宝をゲットするには。今回はそんなお話。

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大阪グルメ、ずばり隠れ名物に巡り合う方法とは

大阪グルメ、ずばり隠れ名物に巡り合う方法とは

たまに出張や観光などで大阪を訪れる際、おいしいグルメにありつきたいとは誰もが願うこと。でも、いざスマホで検索した店へ馳せ参じれば長蛇の列。で、別の店に急行すれば、「予約でいっぱいです」。なんて、たらい回しの挙句、泣く泣く最後は空いている店で仕方なく腹を満たすなんてパターンはよくあるハズ。

何も特別なグルメを求めているのではない。どんなものであれ、美味しく食せて願わくばコスパも、なんて方にお勧めしたいのが「ハチマル蒲鉾天満店」。

大阪で蒲鉾!? なんて驚くなかれ。

こちらの店、もともと「八尾蒲鉾」という大阪・天満で長蛇の列を作った名店の跡地にオープン。大阪で蒲鉾居酒屋に行列なんて意外かもしれないが、事実、元々天満市場で開業した蒲鉾店が、角打ちをはじめて好評を博し、天満で実店舗を構えてからは、客でごった返した伝説級の名店。もちろん、現店主はその味を継承。系列4店舗の中、最も血統が濃いのは言うまでもない。

肝心の味だが、初めて食べるなら必ず驚く。
「蒲鉾ってこんなに旨いのか」と。

おでんの練り物をはじめ、餃子入りやお好み焼き仕様の変わり種まで、あらゆる角度から練り物の粋を問うべく、店主試行錯誤の品がラインナップ。

とろけるような卵黄が入るウッフ・ド・ロワイヤルは、洒落た洋皿に見立てたまさにシグネイチャーと呼ぶべきひと皿。焦がしニンニクバターソースがクセになる味わい。

ともあれ、「大阪 名店」とか「大阪 名物」では検索にひっかからない(ハズ)のこちら。天満エピソードも含めて、隠れ名物の正解を紹介した次第。

皆が検索しないであろうワードからでも、意外と良店に巡り合えるのが喰い倒れの街・大阪のいいとこかも。「大阪 納豆」など案外、お宝と出合えたりして。

当たるも八卦、当たらぬも八卦、いろいろお試しあれ。

■店名
ハチマル蒲鉾 天満店
■詳細
大阪府大阪市北区天神橋5-1-5
☏06-6948-6618
https://www.instagram.com/hachimarukamaboko_tenma/

正月はもちろん、正月でなくとも年中めでたい天神橋筋界隈。昔は「おじさんの街」なんて呼ばれていた天満も、今やすっかり美食の街に…?桂二葉さんにもご登場いただき、あまから流に天神橋筋を一気通貫!

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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