さくさく生地はなんと40層!本場香港式エッグタルト、手土産にいかが?

さくさく生地はなんと40層!本場香港式エッグタルト、手土産にいかが?

ピックアップTopics!

2024.01.11

文/「あまから手帖」編集部・米川夏美、撮影/渡部健五

想像していたのとはちょっと違う、香港からやってきたエッグタルト。表面に焦げがなく、プリンのようにぷるぷる食べられるのは心斎橋筋商店街にある「スイパイ」。手土産にいかが。

目次

香港名物と言ってもいい、エッグタルト 詳細情報

香港名物と言ってもいい、エッグタルト

なぜ香港でエッグタルトがこんなにも広まったのか。それは歴史が影響している。マカオを占領していたポルトガルと香港を占領していたイギリス、それぞれの食文化の影響を受けてできたのが、エッグタルトだと言われている。

香港では国民的な食べ物になっているという普遍性をよく表しているのが、ケンタッキーにも売っていること。

香港のケンタッキーに売っているのは、表面に焼き目がついているものだ。日本でもよく見かけるのはこっちな気がする。これはマカオ式らしい。

一方で、香港式が食べられるのがこちら。

心斎橋筋商店街にある「スイパイ」のエッグタルトは、表面がプリンのようにぷるぷる。そして、下のタルト生地もパフ・ペイストリー生地で、さっくさくだ。なんと40層重ねて、この軽やかな食感を作っているらしい。

シェフは、香港からやってきた元名ホテルの料理人。オーナーは、香港から3年前に来日し、日本でも本当に美味しいエッグタルトを広めたいと、店を始めたという。

エッグタルトだけでなく、チャーシューパイもお薦め。こっちはおかずパイだ。そのほかにも十数種のパイやタルトが並ぶ。是非一度、味わってみてほしい。

「スイパイ」エッグタルトエッグタルト280円。

■店名
「スイパイ」
■詳細
大阪府大阪市中央区南船場3-6-17
11:30~19:30
日曜、第2月曜休
心斎橋駅から3分
https://www.instagram.com/suipie.osaka/

2023年10月号

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

Related article 関連記事