
春日野道駅高架下、お好み(ライブ)ハウス
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やきめしで〆るのが定番のお好み焼き店「ひかりや」だが、えび焼き(お好み焼き)も美味しい。余談だが、数年前の「エビ・マニア」特集では、そこまでエビにはこだわっていなくて…と恐縮されてしまい取材には至らなかった。
やきめしはチャーハンではなくそばめしで音楽である
阪急春日野道駅下車、歩いて30秒のお好み焼き店「ひかりや」へ、久しぶりにやきめし(そばめし)を食べに伺った。こちらのやきめしは、聴覚と嗅覚を刺激する。注文してから数分の間、背後に鎮座する巨大な鉄板より“カンカンカンカン”というリズミカルな音が聴こえてくる。麵を米の大きさに近づけるべく、見事なコテさばきで鉄板を打つ。その音だ。今日は混んでいる。別のテーブルからも注文が入ったのか、店主と、そっくりの息子さんが両手にコテを持ちセッションしている。そのリズムが心地よい。空腹に沁みる、ソースの焼けた香りが鼻に届けば、目の前にやきめしが置かれる。細かくなった麵が「僕も米ですけど?」みたいな顔してしれっと米に同化している。食べれば分かる、プリッとした麵の食感は残ったまま。あのコテさばきの賜物だ。
「ひかりや」のやきめし(そばめし)950円。
■店名
ひかりや
■詳細
兵庫県神戸市中央区割塚通7-1-13
☎︎078-231-3467

Writer ライター

あまから手帖 編集部
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