塩サブレに込めた日本のテロワール『パティスリー アントル ヌー』

世界で活躍する神戸『アントル ヌー』の髙山英紀シェフが、2025年4月に大阪髙島屋地下1階に『パティスリー アントル ヌー』をオープン。
これを機に「塩サブレ 限定セレクション8種」が誕生。手作りならではの繊細な素材感が際立つ塩サブレたちをどうぞ。

レストランの味を塩サブレで表現

かつて芦屋にあった『メゾン・ド・ジル芦屋』の料理長を務め、ボキューズドール国際料理コンクールなど、国内外で華々しい受賞歴を持つ髙山英紀シェフ。神戸の自店『アントル ヌー』で提供されるのは、日本のテロワールを映した麗しいフランス料理だ。皿の上だけでなく、空間からカトラリーに至るまで、土地の空気が随所に漂っている。
信頼する日本の生産者による旬の野菜に、髙山シェフの卓抜した技術と軽快なトークが加わることで、食べ手の想像力を掻き立て、記憶に残る料理を生み出している。

その髙山シェフが、4月になんば・大阪髙島屋に常設店『パティスリー アントル ヌー』をオープン。ケーキや生菓子が並ぶ中で、フラッグシップ商品として誕生したのが、「塩サブレ 限定セレクション8種」だ。髙山シェフが手掛ける芦屋のテイクアウト専門店『たかやマルシェ』の大人気塩サブレクッキー缶をブラッシュアップしたもので、これまで4種しかなかったがこの度8種32枚入りが登場。

塩サブレ 限定セレクション8種
プレーン、緑茶、山椒、ゆず、トマト、チーズ、セップ茸、コーヒーの8種のフレーバーが入った「塩サブレ 限定セレクション8種」2400円。『パティスリー アントル ヌー』『たかやマルシェ』のほか、オンラインショップなどで販売中。
10

「レストランの味をクッキー缶で」というコンセプトのもとに、プレーン、緑茶、山椒、ゆず、トマト、チーズ、セップ茸、コーヒーの8種が詰め合わせられている。
シェフの故郷である福岡『うきはの山茶』の緑茶や、紀州のブドウ山椒、高知のゆず、芦屋『RIO COFFEE』の豆など、素材にこだわったシェフ自慢のフレーバーが集結。
いずれも香りや素材感が立った味わいに、豊かな塩味が余韻を残す。「サクッ」があれば、「ガリッ」や、「ホロッ」もあったりと、フレーバーごとに食感も異なり次々と口に入れたくなるおいしさだ。

「素材によって水分量も粉も異なるので、焼き加減もすべて違います。香りを出しつつ、しっかり焼かないといけないものもありますし。一番大変なのは、ユズかな。皮を削って、コンフィして、果汁も加えてるから」と髙山シェフ。新店舗の誕生で扱う量が増えても機械では作れないため、神戸の工房で一枚一枚手作りしたものを、作り置きせず毎日運んでいるのだとか。
ひと缶にかける手間に、日本のテロワールを大切にする髙山シェフの思いが凝縮している。

髙山シェフのアレンジ動画付き
髙山シェフの塩サブレアレンジ動画より
10

実はこの商品、シェフからのギフトがサブレ以外にもう一つ。シェフ自ら出演するレシピ動画のQRコードが入っている。塩サブレを土台に、スーパーでも簡単に手に入る食材をのせるだけでパーティー仕様に。そのままでも、ワインに合う味わいの塩サブレ。家族や友人を招くホームパーティーなら、髙山シェフ直伝のアレンジを楽しむのもいいかもしれない。

writer

amakara.jp編集部

amakara.jp

関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。