「ヨルダン館」有名映画の舞台「ワディ・ラム」砂漠を体験!現地ドリンクも◎

多くの日本人にとって、「ヨルダン」という響きからイメージするのは、砂漠だったり、紛争だったり。よく知らない遠い異国だ。
しかし、「ヨルダン館」に入ると、一気に彼の地へトリップ。同国が誇る自然、地元で親しまれている文化の一端に触れることができる。出るころには、その美しさに圧倒され、親しみがわくに違いない。

赤い砂漠の世界に没入

展示室に一歩足を踏み込めば、見渡す限りの別世界。赤い砂漠「ワディ・ラム(月の谷)」は、「アラビアのロレンス」「スターウォーズ」など、多くの名作映画のロケ地としても知られている。それだけでもテンションが上がるというものなのだが。

赤く輝く柔らかな砂の感触を確かめ、見上げると無数の星がきらめく一面の星空(メインカット)。そこから次々と美しい自然の風景が映し出されると、身体は一気にヨルダンの世界へと引き込まれていく。

ヨルダンの風景プロジェクションマッピング
22トンものワディ・ラムの砂を持ち込んで作られたドーム型の展示室。プロジェクションマッピングで映し出される圧倒的な風景から、見たことのないヨルダンの豊かな四季や自然を体感することができる。
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ヨルダンの風景2プロジェクションマッピング
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ヨルダンの風景3プロジェクションマッピング
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現地の味が楽しいドリンク、お土産も

現地の空気を堪能したら、ゆっくりとその余韻に浸りたいところ。
展示室に隣接する物販スペースでは 「デーツシェイク」「ヨルダンコーヒー」「ヨルダンミントティー」の3種が、それぞれ甘いデーツのお菓子とセットで販売されている。 シナモンやカルダモンといったスパイスの香りが、ヨルダンの世界感に留めてくれるようだ。

デーツシェイク
デーツシェイク950円。ふわふわとクリーミーで、シナモンが香る甘いドリンク。日本でも近年人気のデーツのお菓子付き。ちょっとしたラウンジスペースがあり、そこでいただくこともできる。
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ヨルダン館物販
ぬいぐるみや、色とりどりのサンドボトルはお土産に。
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サンドボトル
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鳥取県と「サンド・アライアンス」を結成!

さて、ここで遠く離れた中東の地と日本が、とある共通点を通じてひとつの協定が結ばれた。
日本を代表する砂丘といえば、鳥取砂丘。「関西広域連合パビリオン」内の鳥取県ブースには、鳥取砂丘の砂が敷き詰められている。こうした共通する展示を機に、鳥取県とヨルダン館の間で、砂を通じて連携を深める「サンド・アライアンス」が結成されたのだ。

4月23日には結成の調印式が行われ、今後のさまざまなコラボ企画を計画中。さらに砂を使った展示をしているほかの国へも参加を呼びかけ、その輪を広げていく予定だ。

平井県知事、政府代表代行のシファ・ズグール ハッダード氏
調印した鳥取県の平井伸治知事(右から2番目)はヨルダン館を訪れ、政府代表代行のシファ・ズグール ハッダード氏(左から2番目)と歓談。期間中の半年間の間に、参加国を増やしてスタンプラリーのような“世界旅行”を計画しているとか。
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平井県知事、政府代表代行のシファ・ズグール ハッダード氏
レジ横のラウンジスペースにて。
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予約不要の穴場パビリオン

今回は紹介できなかったが、2階では死海の塩や泥を使ったハンドマッサージができる。こちらは要予約だが、先ほど紹介したドームは予約不要。こんなに濃厚なパビリオンにふらりと入れるなんて。行かないのはもったいない穴場スポットだ。

外観
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民族衣装
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amakara.jp編集部

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