
大阪・関西万博でイタリア最高峰のスパークリングワインに酔いしれる
レプリカではなく本物!時空を超えた芸術作品がすごい。
イタリアパビリオンのテーマは、「芸術が生命を再生する(L’Arte Rigenera la Vita)」。この“芸術”という言葉には、ものづくり、デザイン、ファッション、工芸や研究、医療、イノベーションに至るまで、広い意味が含まれているんだとか。
館内を進みゆけば、2mにも及ぶ大理石彫刻「ファルネーゼのアトラス」がオーラを放っている。これ、レプリカではなく、西暦150年頃に造られた本物!さらには、イタリア人画家・カラヴァッジョが1602年に製作した「キリストの埋葬」や、ミケランジェロが16世紀前半に造り上げた彫刻「キリストの復活」など、思わず二度見したくなる感動の衝撃が至るところに。
イタリア館は大人気のパビリオンなので予約が取りづらい。それなら屋上にあるレストランへ。予約不可だけれど、こちらも超人気だから、時間に余裕をもって訪れてほしい。
万博で最大級の屋上レストラン『イータリー』へ!
迫力のスケールはパビリオンだけではない。美食の国・イタリアだけにレストランも本気なのだ。
イタリア館の屋上にある『イータリー』。こちらでは、イタリア式庭園を臨む開放感あふれる雰囲気のなか、イタリアの代表的な郷土料理をアラカルトで味わうことができる。さらに、現地の風土を感じさせる、エピソードの深いイタリアワインが揃っている。
イタリア最高峰のスパークリングワインで乾杯!
現地を旅するような感覚で、イタリアの食とワインを親しむことができる『イータリー』。なかでも大きな役割を担っているのが、『フェッラーリ社』による「フェッラーリ・オマージュ」。
イタリア最高峰のスパークリングワインの醸造元『フェッラーリ社』が、日本との長年の友情に感謝と敬意(オマージュ)を込めて造り上げた、日本限定のスペシャルキュヴェなのだ。
『フェッラーリ社』は、北イタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のトレントで1902年に創業。創業者であるジュリオ・フェッラーリ氏が造る高品質なスパークリングワインは、瞬く間に評判となり、創業からわずか4年後、1906年に開催された「ミラノ万博」で金賞を受賞。時代を経た今もなお、上質なキュヴェを造り続けている。
代表的なスパークリングワイン「フェッラーリ」は、イタリア政府の公式晩餐会では国賓に振る舞われている。さらに、スポーツやファッション、アートなど世界の舞台での乾杯に欠かせないのだ。
今回紹介するのは、日本限定の「フェッラーリ・オマージュ」。
シャルドネを100%使い、通常の「フェッラーリ・ブリュット」より16カ月長い、40カ月もの間、瓶内熟成をさせる、メトド・クラッシコ製法(シャンパーニュ製法)を実践している。
口に含めばヘーゼルナッツを思わせる香りが広がり、キレのある味わいと心地よい熟成感が共鳴する、飲み心地の良さが実に魅力的。
取材日には、『フェッラーリ社』の社長兼CEOマッテオ・ルネッリ氏が来日していた。ルネッリ氏曰く「イタリアパビリオンの強みは、古い時代のものと最先端の技術が、イタリアの“芸術”として繋がっていること。我々のものづくりにも同様のことが言えます」。
ルネッリ氏によると、『フェッラーリ社』の自社畑はすべて、オーガニックの認証を受けているという。その健全な土づくりやブドウ栽培をはじめ、一貫した品質の高さが「イタリア最高峰のスパークリングワイン」と称される理由。ワイン造りに携わる醸造家の、完璧を追求するものづくりこそがアルチザン、つまりルネッリ氏のいう「芸術」なのだろう。また、ルネッリ氏は「ミラノ万博を経て、今回は日本という地で開かれる万博に戻って来れて嬉しいです」と言って微笑んだ。
イタリア各地の郷土料理を週替わりで味わい尽くす
レストラン『イータリー』で、「フェッラーリ・オマージュ」のグラスを傾けながら楽しむ、アラカルトの数々。ユニークなのは、そのフードメニューの構成。
「ブッラータ フレッシュトマト添え」など、定番メニューもあるなか、6/22〜28はサルディーニャ州、6/29〜7/5はリグーリア州、7/6〜12はモリーゼ州、7/13〜19はトスカーナ州…と、毎週のようにイタリア各地方の代表的な郷土料理が登場する。
合わせるワインはもちろんすべてがイタリア産。スパークリングワイン「フェッラーリ・オマージュ」を筆頭に、トスカーナ州で造られるサンジョヴェーゼ主体の赤ワイン「アリオット」など、各州の個性豊かなワインをグラスで楽しむことができる。
伝統と革新、芸術が重なり合う、メイド・イン・イタリーの卓越性を、食べて飲んで実感してほしい。
data
- 店名
- イータリー
- 施設名
- イタリアパビリオン
- イベント名
- 大阪・関西万博(EXPO2025)
- 住所
- 大阪府大阪市此花区夢洲
- 場所
- イタリアパビリオン3階
- 期間
- 2025年10月13日まで
- 営業時間
- 11:00〜20:00LO
- 定休日
- なし
- 席数
- 80席
- 公式サイト
- https://eataly.co.jp/
- 備考
- 公式サイト
- https://www.jetlc.co.jp/
- 備考
- 【会社名】日欧商事株式会社

recommend